婦民全国協26回総会「労働者の社会開こう」と宣言
8月22・23の両日、大阪で婦人民主クラブ全国協議会第26回全国総会が開催され、全国各地から会員・読者が結集して大成功した。
総会では、「大恐慌の到来は資本主義の終わりのときを示している。労働者と資本家は非和解だ。今度こそ世界戦争を止め労働者の社会を切り開こう」と確認され、さらに「婦民全国協は、時代認識・路線で一致し、戦争絶対反対、労働者の階級的団結にかけきってたたかう組織として飛躍しよう。10・11三里塚から11月労働者集会一万人の大結集をともに開こう」と高らかに宣言した。
1日目は西村綾子代表の主催者挨拶に続いて三里塚芝山連合空港反対同盟・婦人行動隊の宮本麻子さん、泉州住民の会の国賀祥司さん、八尾北医療センター労組委員長の藤木さん、部落解放同盟全国連合会・西郡支部の谷さんと佃さん、国労5・27臨大闘争弾圧被告・家族の東理恵さんらが共闘の挨拶に立った。とりわけ三里塚からは、市東孝雄さんの農地の取り上げや第三の誘導路建設など、追いつめられた権力・空港会社による三里塚闘争解体攻撃を粉砕する10・11三里塚全国闘争への総結集が訴えられ、満場の拍手で確認した。
獄中の全学連・法大文連の学生たちをはじめ熱いメッセージが多数寄せられた。
鶴田事務局長からの議案提案に続いて、大阪豊中市職女性部長・婦民全国協・大阪北支部会員の深町加代子さんから特別報告が行われた。今年の3・6大阪府庁前での道州制反対、橋下打倒の3・8国際婦人デー闘争をたたかって、その後の当局や体制内派執行部とのたたかいが具体的に語られた。絶対反対貫く中でいったんは孤立しても、やりきったときに団結が生まれた。団結といっても大同団結ではなく、資本や体制内派のつぶし攻撃に負けない階級的団結が必要だとの報告に全体が獲得され力がわいた。
2日間、交流会・分散会を含めて熱い討論が繰り広げられ、資本主義を倒すことで労働者・労働者家族は生きていけるということが明らかになった。これらすべての発言には、昨年の脱会派との激突から1年、会員読者一人一人が大恐慌・戦争・大失業―資本主義の終わりの時代に向き合って、どのように生きかつたたかうかを考えぬき、婦民全国協の存在意義をつかみなおしてきたことがあふれていた。
8・30衆院選挙後情勢に対して道州制―戦争・改憲、民営化・労組破壊の攻撃と真っ向から対決する11月1万の労働者集会で情勢を塗り替えること、さらにこの過程で婦民全国協の組織拡大を勝ち取ることが決議され、直ちに全国に散ってたたかいぬくことが確認された。(T)