全国連西郡支部大会、部落解放の砦への飛躍を誓う
第4回部落解放同盟全国連西郡支部大会は、7月12日、桂人権コミュニティセンターに、180人の結集でかちとられた。
支部大会は、資本主義はもう終わったという時代認識に立ち、6000万労働者の先頭で道州制絶対反対の4大産別決戦と、11月労働者集会1万人結集の階級的団結の拡大で勝利する路線を真っ向から打ちだした。そして、岡邨洋さんが新支部長に選出され、八尾北医療センター民営化絶対反対決戦への突入と、住宅闘争と狭山闘争を両輪に、全国の砦(とりで)=拠点への飛躍を誓い合う熱気あふれる大会になった。
大会は、辻西幸子書記長の「3年間の闘いの中で培ってきた労働者の団結の力で道州制を打ち破ろう」と力強い主催者挨拶(あいさつ)で始まった。全国連杉並・品川両支部のきょうだいが登壇し、ともに新しい解放運動をつくりだしていく決意を語った。共闘から関西労組交流センターを代表して国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さんが発言、自治体の青年労働者は7・29青年集会をアピールした。法政大弾圧と闘う全学連が勝利に向けた決意表明、、泉州住民の会から国賀祥司泉佐野市議が7・19関西空港反対闘争への総決起を呼びかけた。
いよいよ基調報告だ。岡邨洋さんが提案。「恐慌と戦争、革命情勢で、資本主義の最後のあがきが道州制だ。情勢の主導権は私たちにある」と時代認識をはっきりさせた。そして「2・26闘争は道州制絶対反対の火ぶたを切り」「八尾北労組がストライキで決起し、支部は一体になってたたかった」「住宅闘争が6000万労働者の課題になり、道州制=民営化絶対反対の階級的団結が5・23狭山闘争の復権、石川さんとの団結の地平をも切り開いた。八尾北民営化絶対反対! 4大産別の労働者とつながろう。地区協(解同本部派)と全国連本部を打倒し、支部の総力で次代を担う青年部建設しよう。11月労働者集会1万人を今度こそ実現しよう」と訴え、鳴り止まない拍手で確認された。
基調報告を受けて、供託者、森本政二さん、青年部が決意表明した。青年部は、全国連本部の手先となったニセ青年部を弾劾した。奴らは権力の弾圧を恐れて2・26闘争から逃亡、敵対し、「ストライキは差別だ」「労働者は差別する」と言うが、「現場の公務員労働者に八尾北労組のように闘おうと訴えよう。道州制粉砕と、青年部の獲得を合い言葉に闘う」とはつらつと発言した。
続いて、八尾北命と健康を守る会・高橋進会長と八尾北医療センター労働組合・藤木好枝委員長が八尾北民営化絶対反対を訴えた。藤木さんは「3月31日の八尾北の土地建物売り飛ばし攻撃絶対反対の1年決戦に突入する。道州制絶対反対の地域の拠点へ労組は飛躍する」と戦闘宣言を発した。
長崎幸治支部長の「若い世代にバトンタッチしたい」というメッセージとともに岡邨洋さんの新支部長が圧倒的な拍手で確認された。最後に末光事務局長が「真一文字に突撃し、資本主義に止めをさそう」と閉会挨拶。集会後、地域を練り歩き、11月へ進撃が始まった。(八尾北医療センター労組員・A)