神奈川で道州制反対の集会・デモかちとる
「道州制・民営化絶対反対、国鉄1047名解雇撤回」7・3神奈川労働者総決起集会が95名の結集でかちとられました。6・14-15の高揚そのままに、11月1万結集を自分たちの力で実現する決意がみなぎった勢いと力あふれる集会でした。集会後の横浜駅西口を通るデモも圧倒的な注目。青年労働者と教育労働者の太鼓を先頭に、「道州制粉砕」「民営化阻止」「松沢打倒」「中田打倒」のコールが響きわたりました。
司会は川崎市職労の自治体労働者です。7・3に向かって横浜18区役所、川崎の全職場、横須賀、相模原をはじめ全県下で2万枚のカラービラをはじめ圧倒的な宣伝を行って情勢をつくってきたことを報告し、開会を宣言。最初に暴処法弾圧と闘う法政大学の久木野さんと相模原市議会議員の西村綾子さんが特別アピール。久木野さんは11月へ向けて「8学生の即時釈放を求める全国声明」運動を訴え、西村さんは「米軍再編・基地強化と道州制攻撃は一体、特に政令指定都市化は道州制への一里塚」と断じ、労働者の団結、国際連帯で打ち破っていこうと提起しました。
基調報告は自治体労働者(自治労横浜)の庄山正さん。「全労働者の命運をかけて、道州制・民営化絶対反対と国鉄1047名解雇撤回を貫いて闘おう! この力で連合・全労連執行部を打倒し、闘う労働運動を甦らせよう!」「この闘いの最大の攻防が神奈川にあり、横浜にある。横浜市長・中田こそが道州制の最大の推進者だ。私たち神奈川の労働者の力で中田・松沢を打倒し、道州制攻撃を破たんさせてやろう」と提起。7月サンフランシスコ国際会議に三浦半島教労部会の教育労働者が参加してともに闘っていることを報告し、「最大の勝負は職場生産点にある。職場から体制内をたたき出し、現場労働者の怒りを結集し、闘う労働組合を甦らせよう。そのために組織、組織、組織だ」と力強い戦闘宣言を発しました。
特別報告として国労小倉地区闘争団、国労5・27臨大闘争弾圧被告の羽廣憲さんが、4者4団体について「闘っている相手になぜ頭を下げるのか。解雇撤回を掲げないことは奴隷の道だ」と批判。「資本主義が崩壊し、労働者が生きられない時代に入ったからこそ、原則を守り闘うことが問われている。闘えば勝てるんだ」と勝利への確信を宣言しました。
最後に決意表明です。職場で資本と非和解で闘い、体制内と激突し格闘してきた自信にあふれた決意が続きました。全逓労働者、教育労働者、自治体労働者が次々と発言。最後に自治体労働者が、横浜市長中田が「夕刊フジ」で「自治労は前近代的な社会主義集団」と言い放ったことについて、「よくぞ言った。本性むき出しに中田が襲いかかってきたことはわれわれの情勢認識と路線の正しさを示すものだ。闘わない体制内と対決し職場の仲間に訴えて闘う」と自信と確信に満ちて決意を表明。これが全参加者を完全に一つにしました。「松沢打倒、中田打倒」は絶対出来る! 行動提起に立った仲間は「支配階級の危機と分裂はわれわれのチャンスだ。われわれが立ち上がれば時代は変わる。11月1万人で力関係を塗り替えよう」と訴えました。
国鉄基軸の4大産別決戦で革命を切り開こう! 私たち交流センター派こそが、神奈川における労働運動に全責任を取りきる力ある潮流として登場しよう! その出発点にしようと決意し準備した7・3集会でした。3・6大阪豊中、5・9東京に続いて、神奈川における新たな闘いが開始されました。(神奈川労組交流センター・OS)