5・27被告先頭にJR本社と鉄道運輸機構を弾劾
国労5・27臨大闘争弾圧被告団は7月17日、東京地裁で最終意見陳述を勝利的に闘いぬいた。公判に先立ち、被告団を先頭とする国労共闘と動労千葉・動労総連合、労組交流センターなどの闘う労働者は、JR東日本本社(新宿=写真上)と鉄道運輸機構(横浜=写真下)に対する抗議行動を貫徹した。国鉄分割・民営化で20万人首切りを強行した張本人に対し、労働者の団結した力で打倒すると、5・27被告団と動労千葉を先頭に熱い一日行動の幕を切った。
JR東日本本社抗議行動には100人が参加した。富田益行被告団長が「尼崎事故でのJR西日本社長・山崎1人の在宅起訴という事故責任開き直りは絶対に許せない。しかも山崎は経営陣に留まっている。尼崎事故、安全破壊の一切の根源は国鉄分割・民営化にある」と弾劾した。国労秋田闘争団の小玉忠憲さんは「不当労働行為の限りを尽くし、信濃川水泥棒を居直るJR東日本の清野智社長ら経営陣を一人残らず監獄にぶち込め!」と弾劾した。
横浜の鉄道運輸機構弾劾行動は朝8時から闘われ、40人が参加した。国労小倉地区闘争団であり被告団の羽廣憲さんが、「今日の最終弁論で、国鉄決戦にわれわれが責任をとる立場をはっきりさせる」と決意を述べた。動労千葉の特別執行委員である後藤さんは「4者4団体の早期解決なんて幻です。勝つ道はあくまで解雇撤回の1047名闘争だ。闘う仲間を増やし、11月1万人を実現しよう」と訴えた。さらに、分割・民営化で解雇された仲間への怒りを原点にバッジ重処分と戦う国労組合員、ス労自主、自治労横浜など神奈川労組交流センターの仲間から、「大恐慌・大失業攻撃との闘いは国鉄1047名闘争の勝利にかかっている」と決意が語られた。
午後の公判後、文京区民センターで「国鉄闘争勝利総決起集会」が開かれ、被告団と動労千葉は、国鉄闘争に責任をとりきる主流派として躍り出ることを断固、宣言した。5・27弾圧を粉砕してこそ、1047名解雇撤回闘争の勝利はかちとられる。この日の一日行動は、その圧倒的な展望を切り開くものとなった。