星野さん奪還へ全国再審連絡会議が歴史的総会
「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の2009年全国総会が6月26、27の両日、東京で開かれた。両日とも会場を超満員にする熱気と迫力で、獄中34年の星野文昭同志と固く団結してかちとられた。総会は最高裁決定が示した国家意思をうち破り、星野同志を必ず取り戻そうと確認した。
星野同志は、この総会に向けてのメッセージで「世の中を本当に変える闘いと、星野を本当に取り戻す闘いを一つのものとして闘う」こと、「本総会は、その闘いを本当に実現していく、そのために討論を深め、一つに進むための歴史的な総会」であることを確認しようと呼びかけた。まさに総会は、このメッセージにこたえ、これを共同綱領として全力を挙げて実現する歴史的総会となった。「権力との闘いをあいまいにする立場は、星野闘争を破壊するものであり、絶対に突破しよう」(同)という訴えを共同の確認とした。
総会は、千葉、茨城、大阪、福島の今年結成された会、結成予定の新潟準備会のあいさつと決意、「暴処法」弾圧と闘う法大生からの連帯あいさつ、事務局からの「総括と運動方針(案)」の提起などを1日目に、2日目に鈴木達夫弁護団長ら再審弁護団からの報告、「松川裁判闘争の教訓」の報告、全国労組交流センター共同代表の辻川慎一さん、国労5・27臨大闘争弾圧被告団の羽廣憲さんからの連帯あいさつを受け、徹底的な討論が行われた。討論は、本当に星野同志を取り戻すためにどう闘うかをめぐって、熱烈、真剣に行われた。
総会は、最後に総括と運動方針案を全体の拍手で採択するとともに、①今こそ星野さんと団結して闘う、②星野さんのメッセージを共同綱領にする、③共同代表、事務局体制の承認、④労組決議、労組取り戻す会の結成などを通じ新10万人署名運動、⑤「暴処法」弾圧と闘う法大闘争など多くの人びとと連帯する、⑥星野さんの闘いを否定し運動を破壊する人びとと、総会の名をもって決別する、⑦原則を明確にすることで運動は強くなる、の7項目を全体の圧倒的な拍手で確認した。(高)