斉藤君ら3学生の起訴弾劾! 勾留理由開示公判速報
6月16日、斎藤郁真君(文化連盟委員長)、増井真琴君(文化連盟企画局)、内海佑一君(法大弾圧被処分者)の3人の勾留理由開示公判がぶち抜かれた。斎藤君たち3人は、「暴処法」弾圧後に4・24法大解放集会での「建造物侵入・威力業務妨害」なるデッチ上げによって再逮捕され、23日をはるかに超える拷問的な取り調べが行われてきた。本当に許すことはできない。しかもこの日、開示公判の後に権力は3人を起訴した。満腔の怒りで弾劾する!
傍聴席を学生・労働者が圧倒する中、3人はとても元気に登場。対する相手はこの間の暴処法弾圧の張本人、検事・植村誠に裁判官・三重野真人だ。度重なる対決に法廷内のボルテージはガンガンに上がる。本日も公判はふざけるなの一言。三重野は冒頭から小声でぼそぼそと文書を読み上げる。当然、傍聴席から「聞こえない!」との声が上がる。すると退廷命令。ひたすらに怯え、退廷命令の連発に逃げ道を求める、何ともみじめな権力の姿。われわれの闘いが法大当局・国家権力を完全に圧倒している証左である。
西村弁護士から渾身の求釈明が行われた。3人が一体なんで勾留されているのか、そもそも何を犯罪としているのかも分からない状況で、しかも内海君の住所を未だに「不詳」だとしている! 彼は刑事15部に、不当なことではあるが制限住所という、居住の制限を保釈時に加えられている。居住実態が明らかであるにも関わらず、不詳であると偽装して警察・検察が裁判所に書類を提出しているのだ。この違法な勾留決定を平然と認める三重野裁判官。刑事15部に問い合わせをしなかったのか! 5月15日の逮捕から1ヶ月間、調べもしなかったのか! 結局は検事・植村の筋書きをなぞっているだけじゃないか! 西村弁護士は、「私に対する侮辱だ!」と怒りの追及をガンガン行う! 鈴木弁護士からも、検事がウソを言っているのだからこの場で答えろ、3人を釈放しろと怒りの追及を行ったが、三重野はまたも一切何も答えなかった。5人の弁護士の怒りの追及に対して、検察側の言葉を繰り返すだけで「他は釈明する理由がない」。ふざけるんじゃない!
公判は全くのデタラメの限り。傍聴席からも怒りが炸裂。それに対して三重野は、しまいには退廷命令を口で言うのではなく、指でひょいひょいと指示を出す始末。こんな国家暴力丸出しのデタラメな裁判所は労働者・学生の怒りで燃やし尽くそう!
最後に意見陳述で、5人の弁護士が弾圧の不当性を怒りを込めて断罪! 世界金融大恐慌という、資本主義体制の崩壊における共産主義運動への思想弾圧であることを断罪。また、法大当局の3年間の悪行を暴露し、「問題は単純。法大当局は憲法を無視している。実力を持って粉砕するのは当たり前。裁判官、あなたも打倒されます」と宣言。労働者・学生の団結の力で資本主義体制を打倒することを完全に宣言した。
総括では、あらためて、国家権力と我々の激突が深まっていること、そして、我々が国家権力をもう一息で打倒するところまで来ていることを明らかにした。ウソにウソを重ねて法大文化連盟と全学連の壊滅を図る法大当局・国家権力に対して、総力で反撃しよう。6・14-15の大勝利を手中におさめた今、私たちにはその力がある! 獄中8名の同志を奪還し、法大を労学連帯の闘いで解放しよう!(学生・W)