2009年6月 4日11:28

杉並区拉致被害者家族の支援集会に直撃街宣

 6月2日夕、荻窪駅北口で、杉並区主催の「北朝鮮拉致被害者家族の支援の輪を広げよう区民のつどい」に反対する直撃街頭宣伝を行った。杉並区、山田区長は今年度の区の事業として「共感の輪を広げる」と称して、北朝鮮拉致被害者家族の支援運動を1年間にわたって行うとし、この日、杉並公会堂に横田夫妻を始め、拉致被害者家族や中山恭子首相補佐官を招いて大講演会を催したのだ。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)への敵対意識を煽りたて、朝鮮侵略戦争への突入を自治体から後押しする戦争・改憲攻撃だ。絶対許さない!

 婦人民主クラブ全国協を始め、北島邦彦杉並区議、東京西部ユニオン、労組交流センターなど、10数人が参加し、会場に向かう人に対し、マイクで、ビラで「家族会の求める制裁は戦争だ。山田区長は、つくる会教科書採択を始め、杉並の教職員や区民に戦争動員をすすめてきた。戦争を止めるのは労働者の戦争協力拒否のたたかい。労働者の国際連帯をつくることが拉致問題の解決。労働者の団結で社会を変えよう」と訴えた。ブルーリボンバッチをつけた人が、ビラを受けとっていくが、突っかかってきたのはただ一人だけ。「おまえたちは社会主義が好きなのか?社会主義が好きなのなら北朝鮮へ行け!」なんと覇気のない反論か。
 同時に法政大学での学生弾圧に抗議し、即時釈放を求める緊急全国声明の賛同署名にも取り組んだ。5月18日以来、荻窪駅ではこの問題で、4回目の街頭宣伝。この間、法大の卒業生や法大生が、署名に取り組んでくれた。この日も看板を見て、「まだ出てこないの。ひどいわね」と声をかけてきた人が2人もいた。法大のたたかいは、老若男女の心に響いている。次の社会を担う学生の未来は、労働者の未来だからだ。
 街頭には怒りが充満している。この怒りをひとつにして、6.14-15闘争に攻めのぼろう!(東京・S)

関連記事:この記事と同じカテゴリーの記事

Previous Next Move Close