富山大ビラまき弾圧への有罪判決を絶対許さない!
08年4・15富山大ビラまき弾圧に対して、5月27日富山地方裁判所刑事部の岩井裁判長は罰金5万円の有罪判決を下した。反動判決を絶対許さない!徹底的に弾劾する!この判決の核心は、何が何でも「有罪」にするという政治的意図に満ちた判決だ。
判決理由の要点は、西頭学長が入構禁止だと決定すれば無条件に「建造物侵入」が成立するというものだ。ふざけるな!いったい富山大学は西頭学長の私物なのか?学生は大学当局に絶対服従しろというのか!判決理由では「被告人は富山大のOBであり」「大学はある程度開放性があり公共のものとも言える」「教室内にいたのは短時間」「授業などへの影響も無かった」から違法性は低いと言わざるを得なかった。ならば無罪にしろ!
他方で判決理由は「被告人は大学当局が入構を禁止していることを知りながら侵入した」から有罪だと言うのである。大学生規則によるビラなどへの事前検閲制や学生の政治活動禁止も「合理的な管理権の範囲であり、公共の福祉」と言い切った。大学当局に逆らったことが有罪理由なのだ。大学に学生の権利はない、管理権は学長だ、と言っているのだ。ふざけるな!大学は学生のものだ!
判決によって西頭学長の独裁支配に合法的な「お墨付き」を与えたということだ。ビラまきも看板をたてることもクラスで討論することも禁止、学長を決めるのは財界の団体、批判したら逮捕される、学内に憲法は無く規則が全て、この状況を全部正しいと言い切ったことが判決の核心だ。
新樹寮への「改修」を口実とした自治寮つぶし、自治会室明け渡し仮処分に対して、大学の「所有権」「管理権」をぶち破る闘いが始まっている。この闘いが法大解放闘争と結合し、労働者階級と結合して巨大な階級決戦に発展していくことへの、国家権力の恐怖にかられた判決だ。学生弾圧の下手人である西頭学長を免罪し、後押しするための「有罪」判決だ。新樹寮廃寮阻止闘争を爆発させ、6・14-15連続闘争の大結集で反動判決を爆砕しよう!(富山大・武藤淳範)