労学1200人が法大を包囲! 監獄大学糾弾デモに立つ
6月15日、全国から1200人の労働者・学生・市民が法政大学を包囲し、「監獄大学」を徹底糾弾する集会とデモをやり抜いた。この日の闘いは動労千葉が呼びかけたもの。暴処法弾圧を粉砕して5日に不起訴奪還をかちとった久木野和也君、洞口朋子さんら闘う法大生が先頭に立った。"法大文化連盟と全学連の組織解体を狙った「暴処法」弾圧を絶対に許さない! 獄中8人の学生を1日も早く奪還しよう! 3学生への新たな処分策動を許さない!"――この熱い思いで労働者は年休を取り、前日の労働者決起集会―渋谷デモに続いて連続決起した。 (Movieへ)
午前11時、法大近くの東郷公園に結集し第1波デモに向かって固い意思一致をかちとった。闘いを呼びかけた動労千葉の田中康宏委員長が発言、「3年間で110人逮捕、30人起訴というとんでもない弾圧を徹底的に弾劾し、全社会に知らしめなければならない。正義を貫いて不屈に闘う学生たちと連帯して、法大解放まで闘おう」と呼びかけた。全学連、医療労働者、法大弾圧弁護団が決意表明と連帯のあいさつを行った。
第1波デモは途中、靖国通りを通って増田総長を徹底糾弾し、法大正門前までデモした。沿道のビルや学校から勤務中の労働者や授業中の中学・高校の生徒が圧倒的に注目した。
デモ隊がキャンパス正門前で見たものは、構内の戒厳令体制だった。法大当局はキャンパスを暴力的に封鎖し、学生とデモ隊の分断を狙った。正門を封鎖し、外濠校舎入口とフロアーを封鎖し、出入りを裏口1個所に絞り、中央広場には学生を一人も入れさせなかった。昼休みというのに、広場に学生の姿がない。教職員とガードマンの姿ばかりだ。外の歩道にはものものしい機動隊の隊列。校舎の窓にはブラインドをおろしている。これこそ「監獄大学=法大」の正体だ。それでも弾圧をうち破って、いくつもの窓から屋上からデモ隊に注目する学生がいた。こんな圧殺体制は、法大当局がどれほど法大3万学生の決起を恐れているかの何よりの証拠だ。デモ隊は怒りを倍加させてシュプレヒコールを挙げ、法大当局を徹底弾劾した。また法大生にともに法大解放闘争に決起することを呼びかけた。
12時半過ぎから正門前の外濠公園で第2波デモに向けた集会を行った。法大、京大、広大、東北大をはじめ全国の学生と労働者が代わる代わるマイクを握り、構内の法大生にアピールした。午後1時半、第2波デモに出発。再び靖国通りを通って増田総長を弾劾、さらに市ヶ谷駅前を通って外堀通りから法大正門前に戻るデモコースで「法大解放、団結勝利」をアピールした。
1200人の延々と続く長蛇のデモと怒りの大集会は、法大当局と警視庁を震え上がらせた。法大のキャンパスを解放するまで、決定的な闘いの火が燃え上がった。法大解放闘争はいまや、国鉄1047名解雇撤回闘争と並ぶ日本階級闘争の最先端だ。全世界にも発信され、アメリカ、韓国、ドイツ・ヨーロッパを始め国際的な連帯の輪が広がっている。暴処法弾圧を粉砕し、増田打倒・法大解放へ全力で闘おう。獄中の8学生を1日も早く取り戻そう。(NK)