2009年4月30日10:18

広島で連合メーデーに登場、労働者に「資本主義打倒」を宣伝!

 広島中央メーデーは、4月29日、広島城に隣接する中央公園で開催された。広島県労組交流センターの仲間は、1500枚のメーデー・ビラと4・25尼崎闘争を報告した「国鉄情報」を配布した。用意したビラは完全に撒ききった。例年にない受け取りであり、情勢が一変して世界大恐慌に突入して、労働者が闘う方針を求めていることが実感できた。「改憲、戦争と民営化・労組破壊にたちむかう闘う労働組合の潮流をつくろう」「国鉄1047名解雇撤回! 道州制-民営化を粉砕せよ」の大横断幕は注目の的だ。

 また「闘う労働組合をよみがえらせ大恐慌を資本主義の打倒へ」のビラの大見出しを食い入るように見ている労働者が多くいた。百万人署名広島連絡会の仲間も「つぶせ!裁判員制度」のリーフレットを1600枚以上、瞬く間に配布した。ものすごい関心の高さだ。4・21集会の大成功で確信した「裁判員制度はつぶせる」という思いを新たにすることができた。
 連合幹部を弾劾する現場労働者の激しい怒りのアジテーションが、お祭りムードのメーデー会場に響きわたった。ほとんどの労働者が、にこやかにビラを受け取っていく。
 この状況にあせった連合広島は、今年、初めて「ビラを撒くな」「受け取るな」「連合と関係ないビラだ」と揃いのジャンパーを着た部隊を出して妨害してきた。彼らは「敷地外へ出ろ」とマンツーマンで排除しようとしてきたが、仲間は、結集してくる労働者の前で、断固として引かずにやりあいながら、アジとビラ撒きをやりきった。耳目を引いたために、かえってビラの受け取りが良くなった。ジャンパー部隊の一人が「殴ったな、警察を呼ぶぞ」とすごんだが、こちらは全くひるむくことなく情宣活動を貫徹した。大勝利だ。
 マツダ・三菱といった基幹産業の御用組合幹部は、大恐慌情勢の中で、会社の危機が自らの破滅に直結しているためか、全く迫力がなくグラグラだ。こんな幹部どもぶっとばして、闘う労働組合を全ての職場によみがえらせよう!
 なお、広島県労組交流センターの仲間は同日、尾道地区でもメーデー会場に登場して、400枚のメーデー・ビラを撒ききった。(広島・D)

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