「ミサイル迎撃」は戦争発動だ!岡山駅前で緊急街宣
4月3日夕刻、岡山の百万人署名運動の仲間は、北朝鮮の人工衛星打ち上げを口実にした排外主義の大キャンペーンに抗する緊急街頭宣伝を行った。「ボロボロの麻生政権が、自らへの労働者人民の怒りを北朝鮮排外主義でそらそうとしている」「PAC3配備と迎撃の大合唱は戦争の発動そのものだ」。仕事帰りの労働者・市民が行き交う岡山駅前で、マイクを持った仲間は口々に訴えた。用意したビラはどんどん受け取られ、その場で立ち止まって読み始める人々もそこかしこに見られた。
連日のすさまじい「ミサイル迎撃」の大宣伝、そして社民党・共産党といった体制内野党も含めて衆参両院の全会一致で北朝鮮非難の決議が上がるという状況に対して、多くの労働者人民は大政翼賛会、産業報国会の再来ではないかとの危機感を抱いている。大恐慌・大失業と侵略戦争は表裏一体の問題だと、いま多くの人々が気付き始めているのだ。この労働者人民の不安や怒りと真正面から切り結ぶ闘いとして、この日の緊急街頭宣伝が取り組まれた。
緊急街頭宣伝を開始してまもなく、近くに連合岡山の宣伝カーがやってきて、聞き取りにくい小さな音で街頭宣伝を始めた。マイクを持つ百万人署名運動の仲間は、すかさず「戦争と排外主義に闘えない労働組合が、労働者の権利や生命を守れるはずがない」「戦争を止めるのは労働者の団結した力だ」と激しく弾劾のアジテーションを飛ばす。家路を急ぐ多くの労働者が足を止め、ビラを受け取り、演説に耳を傾けた。
帝国主義の金融サミット出席でロンドンにいる麻生は、3日、「北朝鮮のミサイル発射は地域の平和と安全を損なう」などと迎撃命令を居直っている。ふざけるな! 北朝鮮の体制転覆を狙い、圧倒的軍事力で包囲し、挑発的な演習をくり返して戦争を仕掛けてきたのはいったい誰だ。米帝と日帝ではないか。資本主義・帝国主義がそのどんづまりの危機を大失業と戦争という形で乗り切っていこうとすることに対して、われわれは「大恐慌を革命へ」と訴えて、どんどん街頭に出て行こう。職場で隣の労働者を組織していこう。(岡山・Y)