4・21「共謀罪」国会闘争、裁判員制度阻止訴え
共謀罪と闘う仲間は4月21日、朝ビラまきから国会前座り込みと昼集会を打ち抜いた(夜は裁判員制度阻止の日比谷野音集会に合流)。共謀罪とあわせて「『お上(かみ)の人殺し』に強制動員する裁判員制度」と銘打った4ケタものビラの束を持って、裁判員制度推進の翼賛国会の前に断固登場。
どちらの攻撃も、世界恐慌下における労働者の共謀=団結を破壊するための、「戦争と治安管理強化」であり、改憲に直結するものだ。夜の大集会を控えた息吹もあって、昼集会はだいぶ参加者が増え、座り込みの列がズラリと並んた。
集会では、弾圧と闘う労働現場からの訴えとして、ス労自主の中西敏勝さんが発言。「ソマリア派兵など、戦争へのあらゆる動きを許さず、共謀罪廃案まで共に闘う」「組合あげて、今日の裁判員制度廃止の闘いへ」と力強く決意表明した。また、ス労自主自身が初めて受けた弾圧が「証人威迫罪」という、“暴力団のお礼参りへの適用で、労組への適用はない”との付帯決議のもとで導入された罪名をデッチ上げて強行された事を指摘。「労働運動には適用しない」と政府・法務省がうそぶく共謀罪も同じであり、「弾圧を受けた我々は絶対に許さない」と訴えたことは、非常に説得力を感じた。
国会では、「在留カード」導入の入管法大改悪や、自衛隊の本格的な海外戦闘行動突入を狙う「海賊」新法など、「戦争と治安管理強化」の大攻撃が進められている。私たちは参加者全員で、国会に向けて怒りのシュプレヒコールを響かせた。
国会迷走と「会期大幅延長」論のなか、共謀罪を巡って動きがあってもおかしくない4~5月の闘争を粘り強く打ち抜き、再び三度の廃案を勝ち取ろう。次の国会闘争予定は5月12日(火)8:30~12:00 衆院第二議員会館前。(東京・Y)