動労西日本が広島・五日市駅で第2波スト
3月18日、動労西日本広島支部は、動労総連合の09春闘統一行動の一環として、3・14岡山駅での第1波ストに続き、五日市駅で第2波ストに決起した。この時代にストライキを復権させなければならない! 無慈悲な首切り攻撃が労働者を襲っている。資本家たちは自らの足元が崩れ落ちようとしていることに恐れ慌てている。この時代に回答を与えることができるのは労働者の団結した力だけだということを示さなければならない。
動労西日本広島支部の基本要求は、①38000円の大幅賃上げ獲得。②契約社員の無条件正社員化。③定年延長と65歳まで働き続けることのできる労働条件の確立。④運転保安確立。レール破断が西日本でも起きている。昨年12月28日に山陽本線の中野東ー瀬野間で。安全が危機に瀕している。駅こそ運転保安の要だと訴え、フロントサービス診断反対に反対している。駅の保安要員の配置を要求。2月20日の西明石をはじめとして作業中の触車死亡事故が多発している。また、踏切死亡事故も後を絶たない。2月23日には動労西日本広島支部が改善を会社に申し入れていた、広島・五日市駅隣接の鈴ヶ峯踏切で死亡事故が発生している。⑤そして何よりも1047名の解雇撤回に向けて、「政治決着」と称する全面屈服粉砕、である。以上の要求をを掲げ、動労西日本広島支部は09春闘ストライキに決起した。
18時20分、大江支部長が指名ストに突入。広島・五日市駅北口広場には、地域の仲間50人が結集し、シュプレヒコールで、ストに突入した大江支部長を迎えた。大江支部長が高らかにストライキ宣言を発し、3・14岡山駅ストを闘った契約社員の青年労働者が闘いの決意を熱烈に訴えた。つづいて、本ストライキの基調が広島支部より提起された。その中で、17日からの動労千葉の72時間ストの中で、スト破りを拒否して国労の仲間が動労千葉に加入したことが報告され、圧倒的な熱気に包まれた。メッセージが動労千葉を始め、18日ともにストを闘っている動労水戸から、そして4・25尼崎事故4周年闘争に向けて闘いを開始している国労5・27臨大闘争被告団長・富田益行さんから寄せられた。「日の丸・君が代」不起立を闘っている広島県教組の青年労働者からは、ともに闘う連帯の感動的なアピールが届けられた。
集会は、組合歌合唱の後、地域の仲間からのアピールが次々と発せられた。春闘ストを構えている広島連帯ユニオンの本部と各支部。高陽第一診療所労組。「日の丸・君が代」不起立を闘う教育労働者、NTT労働者から次々と連帯の発言がなされた。最後に、全学連の若い仲間から、3・20渋谷デモへの熱烈なアピールが発せられた。
今こそ、闘う労働組合を甦らせ、生きさせろ!ゼネストを闘おう! 3・20イラク反戦6周年の東京・渋谷デモに総決起しよう! 現場労働者に自己責任を転嫁するJR西日本の「安全基本計画」を粉砕して、4・25尼崎事故4周年弾劾現地闘争に結集しよう! (広島・石内薫)