岡山大医学部で大量解雇に怒りの年休スト
動労西日本の歴史的な岡山駅契約社員ストライキ(3月14日)、そして動労千葉72時間全面ストライキ(3月17~19日)と固く連帯して、3月17日、岡山大学医学部と附属病院構内において年休ストライキと学内集会が闘われた。
岡山大学は今年度末に46名、来年度末に57名、判明しているだけであわせて103名もの非常勤職員を雇い止め解雇しようとしている。解雇の理由は「雇用の上限である3年が到来したから」という一点で、大学経営側は「新しく非常勤職員を雇用して仕事を引き継ぐ」と居直りそのもののコメントを発表している。
ふざけるな! 仕事はあり、新しく雇うカネもあるならなぜクビなんだ!? この大量解雇は道州制攻撃そのものだ。このとんでもない攻撃の始まりに対して、岡山大学で闘う労働者は、抗議のビラ1枚配ろうとしない体制内そのものの労働組合幹部と激しい党派闘争を構えつつ、2月下旬から「大量解雇を許すな」「組合はスト方針を出せ」「現場から年休ストをやろう」と呼びかけるビラを週1~2回のペースで出し、朝の門前ビラまきにも仲間と立ってきた。そして17日、正午から午後1時半までの学内集会が職場の仲間と地域の闘う仲間20名の結集で取り組まれた。
「組合がスト方針を出さないのなら自分たちが現場からストライキに立ち上がる」と、医学部の仲間と附属病院外郭団体で勤務する仲間の2名が年休ストライキを宣言して集会に合流した。おっとり刀で駆けつけてきた総務課長以下数名の職制は「スピーカーの音を下げてほしい」と繰り返すばかりで、ストライキの威力の前になすすべもない。大勝利だ! 年休ストに突入した2名の仲間のストライキ宣言の後、参加した仲間がそれぞれマイクを握り、不当な大量解雇に対する怒りを表明した。集会場の周りには、職制の連中の監視・威圧などものともせず堂々と集会に参加する非常勤職員の女性たちの姿、建物の窓から発言を聞き入っている人々の姿など、職場に満ち溢れる怒りを全身で感じることができた瞬間だ。
集会は岡山大の全学連の仲間からの3・20渋谷5000人大デモへの熱烈なアジテーションで締めくくられた。医学部・病院キャンパスでの初めての年休スト集会の大高揚を引き継ぎ、3・20までの数日間の決戦を全力で突き進むぞ!(岡山・Y)