宇都宮駅前で動労千葉派のデモぶちぬく!
3月14日、宇都宮駅前で歴史的なデモをぶちぬきました。午前中の雨も午後にはやんで、太陽も出て暑いくらいでした。動労千葉派としての単独のデモは宇都宮では初めてのことです。小さな太鼓やタンバリンを使い、ラップ調でデモコール。「御手洗なんかトイレに流せ」のコールはとくに受けていたようです。通行中の青年労働者はデモに加わりたくて自転車で一緒についてきました。外国人労働者も注目をしています。バスの中からは、何がこの宇都宮で起きたのだろうか、と窓に顔を押しつけてデモに大注目です。
駅前の大交差点では、車を止めて、堂々とデモ行進することに快感さえ覚えました。交差点のコンビニから出てきた人、信号待ちをしている人も見ていました。メガネドラッグでメガネの洗浄をしていた人もビックリして後ろを振り向き、笑ってくれました。駅前のホテルの解散地点で団結ガンバローをやり、圧倒的な高揚感の中で歴史的なデモを貫徹しました。
この日は朝9時からビラまき・宣伝活動を行い、あっという間に1000枚のビラが無くなりました。ビラの受け取りは抜群で、やはり情勢だなと思いました。何よりも青年労働者が先頭になって宣伝活動に決起したことがものすごいインパクトでした。ビラの内容も「闘う労働組合をつくろう」「そのためにこれからデモやります」「3・20へ総力決起を」であり、私たちの思いをそのままストレートに訴えたものでした。ビラまきをする側が自己解放的に決起することができました。「生きさせろゼネスト」「労働運動の力で革命を」ののぼり旗をなびかせ、青年労働者が先頭になって考えたスローガンのボードを並べて、カラフルに宣伝しまくりました。
春闘まっただ中の、首切り反対、大幅賃上げ要求のビラとアジは、通行人の圧倒的な注目を受けました。「会社あっての労働者」「会社がつぶれそうな時に大幅賃上げなんてやめろ」という体制内からの制動に対して、「労働者あっての会社だろう」「労働者が社会の主人公だ。労働者の自主管理、生産管理で現場は十分回る」との訴えは、京品ホテル、森精機の闘い、動労千葉のストライキなどを例にあげながら、多くの共感を得ました。定年退職した労働者が「俺は、昔国鉄労働者だった。国労だった。今の格差社会の出発点が分割・民営化だった」と激励の声をかけてきました。4者・4団体の話しをしたら、「今の国労はそんなに腐ってるのか」と怒っていました。解雇撤回のまっとうな意見は、路線的な迫力をもってすれば、絶対に引き出せると思いました。
デモを貫徹したことを始め、内容的にも、取り組みのスタイルにしても、あらゆる面で新しい取り組みであり、参加者みんなが圧倒的に空気が入り、団結を固めることに大成功しました。デモでつくづく思ったことは、太鼓のリズムの難しさです。もっともっと大きな太鼓でもっと派手派手にやりたいという声が、感想として出ました。(栃木・M)