「動労千葉とともに闘おう!」JR東日本本社前で行動に立つ
3月13日夕方、東京南部労組交流センターと東京西部交流センターは、闘う国労組合員を先頭にJR東日本本社前で街頭宣伝行動を展開するとともに、JR東日本に対する抗議要請行動を行った。動労千葉が3月17日から3日間のスト突入を決定したことを受け、街頭宣伝では闘う国労組合員らがマイクを握り、「動労千葉とともに09春闘をストライキで闘おう」「動労千葉とともに3・20渋谷大デモに立とう」と呼びかけた。また、今日の大首切り攻撃の原点は国鉄分割・民営化にあるとして、1047名の解雇撤回を貫こうと訴えた。
ビラは吸い込まれるように受け取られ、青年を始め多くの労働者が署名に応じた。街頭宣伝を終えた行動参加者は、JR東日本本社ビルの前に移動し、ガードマンと対峙しながら抗議要請行動を貫いた(写真)。
JR東日本は3月10日、信濃川発電所における河川法に違反した取水問題で、国土交通省から水利権取り消しの処分を受けた。長年にわたり違法取水を続けて地域住民の生活を破壊しただけでなく、データをねつ造し虚偽報告を行ってきたJR東日本の犯罪の原点は、ほしいままの不当労働行為を繰り返して強行された国鉄分割・民営化にある。行動参加者は、JR東日本の執行役員の総辞職、1047名の解雇撤回、すべての不当労働行為事件への謝罪と原状回復、合理化の全面撤回と運転保安の確立などを求める申入書をJR東日本にたたきつけた。
国鉄1047名闘争は、鉄建公団訴訟控訴審の判決が3月25日に指定され、4者4団体が夢想していた政治解決は完全に破産した。他方で動労千葉は、大幅賃上げや1047名解雇撤回のスローガンを掲げてストライキに突入しようとしている。1047名闘争の貫徹か、その最後的解体かをめぐる決戦情勢が訪れている。JR資本に対し1047名解雇撤回を突きつけたこの日の行動は、JR本体の闘う国労組合員を先頭に国鉄闘争の再生に向けた決意を示すものとなった。