2009年3月10日10:07

イランで弾圧打ち破り国際婦人デーのデモ

 

 3月8日、国際婦人デーを記念する集会とデモがイランの首都テヘランで開催された。数百人の女性労働者を中心とする集会は、集会開始1時間前に下された政府による許可取り消し決定を蹴って開催された。警察は集会の開かれていた公園の周辺を取り囲み、労働者・市民が集会に参加するのを妨害した。さらに政府はイスラム民兵組織を動員し、こん棒などで集会を襲撃させ、参加者を解散させようとした。これに抗議した女性労働者たち数人が逮捕されたが、イランの闘う女性労働者たちはこの攻撃に屈しない決意を明らかにしている。

 

 この日、国際婦人デーを記念して、全世界62カ国で972の集会やデモが行われたが、イランでもその一環としてこの集会が組織された。イランでは、イスラム政権による女性解放の闘いに対する敵対と弾圧が最近ますます強化されている。だが、女性労働者たちを中心に、このような弾圧に対する激しい抵抗の闘いが始まっている。3月7日の東京の国際婦人デー集会では、イランの労働者が「女性の解放は社会の解放」と訴え、闘うイランの女性労働者への連帯の決起を呼びかけた。さらに3・20、全世界の労働者と連帯する渋谷大デモの爆発をかちとろう。(TN)

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