富山で3・15―17連続闘争打ち抜く
3・20渋谷闘争に向けて、富山大学の学生を先頭に北陸の労働者と学生は、3月15日の全国統一行動と3月17日の富山大ビラまき弾圧裁判を戦闘的に闘いぬいた。3月15日には、富山駅前で街頭宣伝を行った後に集会を行った。その後直ちに元気に街頭デモに打って出て(写真)、3・20への戦闘的団結を固める闘いとしてやりぬいた。
集会では、基調で、世界金融恐慌下でのイラク反戦闘争を資本主義を倒す革命闘争として闘おうと力強く宣言され、万国の労働者の団結した力で闘うことが呼びかけられた。富大新樹寮廃寮化攻撃と闘う新樹寮生が、寮生は闘いの方針を求めているのに現執行部は口では自治寮を守ると言いながら闘わないと体制内指導部を弾劾。「有言実行で闘う」と、体制内執行部との闘いを現場寮生の怒りで食い破ることを力強く発言した。また別の寮生は3・20渋谷デモに向け「サミット決戦の時の実力デモを超えるような楽しい、戦闘的な闘いをやろう」と訴えた。集会ではその他にも、解雇と闘う青年労働者らが発言し、道州制との闘いが民営化と対決する決定的な闘いだということをハッキリさせ、国鉄闘争の勝利の地平-動労千葉労働運動の実践こそが勝利の鍵であることを参加者がトコトンハッキリさせた。
3月17日には、富大ビラまき弾圧の論告求刑公判が富山地方裁判所で午後2時から闘い抜かれた。裁判に先立って、12時30分から裁判所前で集会を闘い抜き、機動隊の車両まで登場する警備体制をうち破って傍聴行動に突入した。
法廷では冒頭、傍聴席に入りこんで裁判の様子をメモしてきた公安警察を傍聴席から退席させるよう弁護士から要求が出された。この間大学当局に混じって終始メモをとり続けている女性が確認されていたが、この女性が1月末に武藤君の住む家屋に不当な家宅捜索にやってきた公安警察の一人であることが判明していた。今回の裁判でも恥知らずにノコノコやってきた権力を、法廷で闘う仲間が裁く闘いに決起したのだ。だが、富山地裁の岩井裁判長は、「問題ありません」と警察の傍聴を認めた上で、抗議した労働者を退廷処分にした。まったく許し難い。もはや警備法廷どころか警察支配下の法廷となった富山地裁に怒り爆発だ。
弾劾の声が響く中、検察側は論告を震える声で述べ始め、武藤君のビラまき決起を「組織的計画的犯行で悪質だ」「確信犯的犯行であり、再犯のおそれが高い」とし、実刑で6カ月を求刑した。その瞬間、傍聴席は弾劾の声で埋め尽くされ、傍聴席から逃げ去る市川ら大学当局職員に対しても怒りがたたきつけられた。そもそも計画的・組織的に武藤君を逮捕したのは大学当局と警察の側ではないか! 7カ月も獄中に閉じこめておいて実刑で6カ月を要求すること自体でたらめだ! 裁判所は怒りの抗議であふれかえり、機動隊まで動員してわれわれを排除する有様だ。怒りに燃えた参加者は、裁判所から逃げ出す大学当局職員と公安警察にシュプレヒコールをたたきつけ(写真)、戦闘的な総括集会を裁判所前でやり抜き、3・20渋谷で勝負しようと団結を固めた。
次回最終弁論は4月17日(金)午後1時30分からだ。みんなで参加して反動判決をぶっ飛ばそう。