沖縄-本土をむすぶ3・14労働者集会開く
沖縄-本土を結ぶ労働者集会が、3月14日夕、東京・杉並で開かれた。主催は沖縄・本土を結ぶ労働組合連絡会と沖縄民権の会。道州制攻撃に対する反撃の陣形をつくるための討論集会としてもたれた。主催者あいさつを沖縄民権の会の座覇光子さんが、基調提起をなんぶユニオン書記長の宮里勝博さんが行った。集会では、「究極の構造改革」である道州制は改憲と民営化の攻撃であり、沖縄に対しては米軍基地固定化・永続化の攻撃、第4の琉球処分であることが強く確認された。沖縄の労働者と固く連帯して、在本土の沖縄出身者の闘い、労働組合の道州制反対の闘いを作り出すことを誓い合った。
座覇さんは、「道州制は労働者に対する攻撃。72年沖縄返還の時と同じ。琉球処分をまた繰り返すもの。夢幻にすがるのはやめよう。攻撃は、労働者が一つにつながるチャンスだと思う」と述べた。宮里さんは、「道州制は資本にとって沖縄を都合よく作り直すもの。資本主義の最後の延命策だ」と指摘し、「単独州を沖縄の自治権の拡大のチャンスだとだまして道州制を推進するペテン的攻撃」を弾劾した。国鉄分割・民営化を上回る民営化攻撃であり、自治労・日教組を解体する労働運動絶滅の攻撃であることを暴くとともに、沖縄基地の固定化であることをもう一つの鍵としてしっかりと確認した。
基調提起を受けて、辺野古基地建設と闘い体制内指導部から解雇攻撃を受けている富田晋さんの支援の訴え、北島邦彦杉並区議、電機労働者、自治体労働者、教育労働者、杉並星野さん救う会、部落解放同盟全国連合会杉並支部、三里塚現闘本部、青年労働者などが次々と発言し、道州制粉砕決戦に向けての決意を固めた。最後に集会決議を読み上げて拍手で確認した。「3・20代々木公園へ!」の力強いシュプレヒコールで心を一つにした。(星)