動労千葉09春闘ストに突入、総決起集会
動労千葉は3月17日、いよいよ09春闘ストライキに突入した。ストは19日まで。スト初日の17日は、この日の泊まり勤務者から続々とストに突入。午後6時から千葉市民会館地下小ホールで「09春闘勝利! ストライキ貫徹! 動労千葉総決起集会」が開かれた。スト突入者を先頭に各職場から組合員が続々と集まり、支援もあわせて320人の結集となった。
冒頭あいさつに立った田中康宏委員長から、JR東日本本社が16日に「争議行為中止の申し入れ」を行なってきたことが報告された。その文書ではなんと「信溝川発電所における一連の不祥事に対し......お客さまや地域の皆さまの信頼回復に全社員が一丸となって取り組んでいる状況にあるにも係わらず争議行為を実施することは信頼回復に取り組んでいる全社員を欺(あざむ)くもの」だと書かれているという。ふざけるにもほどがある! 会場から激しい怒りの声があがり、スト突入集会はヒートアップした。田中委員長は、この盗人たけだけしい申し入れ書を徹底弾劾するとともに「今こそストライキを復権すべき時だ。今回のストライキは、労働組合とは本当はすばらしいものなんだということを全労働者にアピールする闘いだ。動労千葉が最先頭に立ち、全社会に満ちあふれる労働者の怒りを総結集しよう」と参加した組合員に訴えた。
18日にストライキに突入する動労水戸の辻川慎一副委員長、動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長が熱い連帯のあいさつ。重大情勢に突入した国鉄1047名闘争の勝利にむけた動労千葉争議団・高石正博団長の決意表明が続いた。さらにJR東日本とJR貨物との交渉報告に続いて、長田敏之書記長が基調報告を全面的に提起した。最後に各支部代表と6人の平成採組合員が登壇して決意表明を行った。やんやの歓声が上がる中、人生初めてのストライキに突入した青年組合員を始め、全員が09春闘ストと組織拡大闘争の最先頭に立つ鮮明な決意を表明した。2年ぶりの全面ストに組合員全員が燃えている。
動労千葉が掲げる春闘要求は、「38000円の大幅賃上げ獲得。業務外注化計画-ライフサイクル制度撤回」「定年延長と65歳まで働き続けることのできる労働条件の確立」「反合・運転保安確立」「1047名の解雇撤回に向けて『政治決着」と称する全面屈服の粉砕」など。18日には各職場で全面ストライキに突入する。(O)