新潟で闘う青年にデッチあげ弾圧、2日で奪還!
新潟県警は2月23日早朝、3・15ワーカーズアクションの成功のために日夜奮闘している青年A君を「免状不実記載」をデッチあげて不当逮捕した。そして新潟県労組交流センター事務所とA君のアパートに対して8時間に及ぶ家宅捜索を強行した。絶対に許せないデッチあげの不当弾圧だ。われわれは反撃の闘いを直ちに開始。逮捕当日の夜には、A君を勾留している新潟東署前に多くの仲間がかけつけ、弾劾行動をやりぬいた(写真)。A君は24日深夜、勾留延長を粉砕して2日間で奪還された。大勝利だ!
A君は新潟の大学在学中に実家を離れてアパートで学生生活、免許証は実家の住所を登録していた。卒業後、金融恐慌が爆発する中で厳しい就職活動を継続し、「生きさせろ」の闘いに共感し、我々と出会ったのだ。A君は労働者自己解放の思想とマルクス主義を獲得するなかで、自らが先頭に立ち、「生きさせろゼネスト」を訴え、青年労働者の心をつかみ始めていたのだ。 A君の存在と闘いはこの時代の多くの若者に典型的なものだ。A君のこの生き方のどこが犯罪なのか! 絶対に許さない! 弾圧に手を染めた新潟県警を徹底的に弾劾する。
われわれは記者会見を即座に行い、3・15ワーカーズアクションに対する弾圧であることを訴えた。新潟東署への弾劾行動には勤務を終えて駆けつけた青年労働者も参加し、「絶対に許さないぞ」「仲間を返せ」「負けずに頑張ろう」「ゼネストへ!ともに闘おう!」と訴え続けた。警察はわれわれの闘いに恐れをなし、窓のブラインドを全部下ろし、隙間からおそるおそる眺めている有様だ。翌日も朝7時過ぎから1時間にわたり抗議行動を貫徹。出勤してくる警察官を一人ひとり弾劾した。眼を伏せて足早に逃げ込むように庁舎へ入っていく。勾留されているA君に聞こえるように声を限りにアピールした。通勤の満員バスからは何事かと注目が集まり、警察署の脇にある高校に登校する高校生もメッセージボードに注目して通っていく。みんな警察権力への怒りに共感していることが感じられた。
このデッチあげ弾圧に手を貸した裁判所も同罪だ。われわれは新潟地裁にも抗議行動を展開した。対応した地裁事務局は、警察のデッチあげを鵜呑みにして機械的に逮捕令状に承認印を押す裁判官の無責任さを暴かれて、言い訳に終始した。
A君の完黙・非転向の闘いと、A君と団結したわれわれの即日の決起が弾圧を実力で粉砕した。権力のあまりの不当さ、デタラメさが暴かれる中で、裁判所が10日間の勾留延長もできなくなったのだ。担当した弁護士も「100件に1つあるかどうかの稀なケース」と、権力の大失態を指摘した。元気に出てきたA君は、「弾圧ってこんな感じか。檄文が届き、みんなが応援している、一人じゃないと感じた。こんなことで活動や思想を問うことは許せない」と決意を語っている。不当弾圧何するものぞ! また一人革命家を生みだしたのだ。この力をさらに倍化させ、3・15ワーカーズアクションと3・20闘争に突き進むぞ!(新潟・S)