ニューヨーク大学で学生が占拠闘争にたつ
2月18日夜、米ニューヨーク大学の学生センターに70人ほどの学生たちが守衛の制止を突破して突入し、3階のカフェテリアにバリケードを築いて占拠し立てこもった。学生たちはそこから校内に向けてアジテーションを行った。翌19日も占拠を継続し、大学側が要求を受け入れるまで占拠を続けると宣言した。学生たちの要求は、①大学の運営予算、支出、寄付金を公開せよ、②ガザ地区からの学生に奨学金を給付せよ、③ガザのイスラム大学への援助金を増額せよ、④大学の資金を戦争と虐殺、とりわけイスラエルのガザ占領に投資するな、⑤卒業生で大学の補助教員となっている者の組合加入を認めよ、⑥授業料を値上げするな、などである。
20日朝、カフェテリアの電源とインターネットを切断した上で、守衛がバリケードを暴力的に撤去し、この日まで残っていた学生30人ほどを排除した。学生たちには停学処分が通告され、「ニューヨーク大学にとって好ましからざる人物」であるというレッテルが貼り付けられた。この処分に対し、学生たちは直ちに反撃し、午後1時には数十人の学生が学生センターからデモに決起した。学生たちは闘いを継続する意思を高らかに宣言している。
この闘いは学生の権利、補助教員の組合員権の要求、パレスチナとの連帯などを要求する闘いとして、全国の学生の注目を浴びている。