東北石けん労組、第3波スト打ち抜く!
2月19日、全員解雇を月末に控えて、東北石けん労働組合第3波ストライキが門前を制圧して闘い抜かれた。午前7時、当該組合員を先頭に地域の仲間20人が門前に登場。門扉を閉ざした構内には、ガードマンと探偵・警備会社の4人が配置され、社長は完全に逃亡。門前には三度「ストライキ決行中」の大看板が掲げられ、通勤途中の労働者、市民が圧倒的な注目で見守る。警察権力も介入をねらったが、それも吹き飛ばしてストは貫徹された。
1月22日、29日の2波のストライキは資本を決定的に追い詰め、「1月末操業停止、2月末全員解雇、3月末会社解散」のスケジュールをガタガタにしている。第3波ストライキは、組合つぶしのための会社解散・全員解雇に対する労組の不屈・非和解の決意をたたきつけ、勝利への新たなステージを切り開く闘いとして貫徹された。労組は、長期争議を闘い抜く気概と体制をうち固め、解雇撤回まで何年かかろうとも徹底的に闘う新たな戦闘宣言を発した。
この日の闘いは、工場門前から開始され、仙台市中心部での街頭宣伝、愛島台新工場のオーナー畑文雄の地元・長町での街頭宣伝と、全一日行動として闘われた。圧倒的な支持が寄せられ、用意したビラが足りなくなり、急きょ増刷されたものを含め1600枚のビラが実質2時間の間にまききられた。とりわけ長町での街宣には、圧倒的な注目が寄せられた。畑文雄は、宮城県における民主党・小沢派の選対本部長まで務めた極悪の人物であり、道州制推進の急先鋒である。その畑の地元では、「あいつは許せない」という怒りの声が噴出し、街宣部隊に自ら寄ってきて声をかける人が続出した。
全金本山労組をはじめとする支援も、東北石けんに続いて春闘「生きさせろ!」ストへの決意をうち固めた。(東北石けん労組・H)