福岡で労働者集会と市内デモかちとる
2月22日、福岡市農民会館で、実行委員会主催の「2・22福岡労働者集会」を熱気に満ちて勝ちとった。青年労働者が基調提案を行ない、「この社会の主人公は労働者だ! 資本の危機は労働者のチャンスだ。団結の力で職場と社会を奪い返そう!」と強く訴えた。集会終了後、福岡の繁華街である天神-大名をデモ行進(写真)。雨にも負けず、「資本主義は終わりだ! 労働者の新しい世の中をつくろう!」の横断幕を先頭に力強いシュプレヒコールとリレーアピールをおこない、圧倒的注目と共感の中でデモを勝ちとった。
集会は、冒頭にDVD「世界は革命情勢だNO2・世界大恐慌と労働者階級」が上映され、世界が大恐慌に突入したこと、この大恐慌情勢の中で、体制内労働運動と対決して闘う世界の労働者の感動的な姿が映し出された。
労働者が次々と発言した。九州の国労闘争団員から2人が発言に立ち、今の23年目に突入した国鉄1047名闘争の動き、とりわけ4者4団体路線を弾劾し、大恐慌下だからこそ解雇撤回の原則を貫くことと国際連帯の重要性を訴えた。さらに運輸労働者や解雇撤回闘争を闘う福祉労働者、10年近くの不払い賃金を実力でもぎとった労働者や「雇い止め」と闘う派遣労働者などが発言に立った。2人の自治体労働者は、それぞれ体制内指導部と激突し勝ち抜いている職場闘争を報告し、「国家丸ごと分割・民営化」である道州制を徹底的に弾劾。さらに教育労働者からは、広島での全国教研集会で、日教組中央により「日の丸・君が代」を扱っているとの理由で根津さんのレポートが今年も取り下げされ、さらに地元広島教組による広島で不起立闘争を闘う者全てを排除し、厳戒体制下で開催されたことを怒りをもって報告、不起立闘争宣言を行った。その後、3・15ワーカーズアクション行動、3・20渋谷デモの参加の呼びかけや裁判員制度反対の特別アピールも行った。
集会全体を通じて、資本主義が終りに向かう大恐慌下の09春闘を闘いぬくこと、特に体制内労働運動との対決の重要性が鮮明となり、労働者の団結で、職場からの闘いで、資本主義を倒し、労働者の新しい社会をつくっていこうと訴えた。そして3月20日の東京・代々木公園での全国集会を成功させ、春闘に決起し勝利していこうと確認した。(合同労組レーバーユニオン福岡・N)