青年労働者先頭に岡山で春闘総決起集会
2月22日、岡山市内において「生きさせろ!」ゼネストに向けて春闘総決起集会が行われた。岡山労組交流センター、動労西日本、岡山マスカットユニオンと自治体産別、医療産別の活動家が共同して呼びかけて開催されたこの集会には、青年労働者を先頭に30名の闘う仲間が結集した。
冒頭、マスカットユニオンの青年労働者(金属)が基調提起をおこなった。「資本主義300年の歴史を終わらせる時が来た。体制内と徹底的に対決し、隣の仲間を獲得していこう。団結すれば勝てる。ストライキで闘おう」と生き生きと提起した(写真)。
そして特別アピールとして動労西日本に結集する青年労働A君(JR西日本契約社員)が、30分間にわたって発言に立った。A君は1047名闘争をめぐる「4者・4団体」派の転落を激しく弾劾し、「今の時代こそ本当に闘う労働組合が歴史の最前線に登場しなければならないし、登場できる。こういう時代に生きていて本当に良かった」と確信をもって訴えた。そしてこの3月、大幅賃上げ、運転保安確立、契約社員の正規化を掲げて、動労総連合の一員として断固ストライキに立ち上がるとの鮮明な決意を明らかにした。
続いて参加した労働者が次々と決意表明に立った。自治体労働者の仲間は、道州制攻撃との全面対決を訴えるとともに、この道州制や人事評価=査定給導入の攻撃にまったく闘わない自治労本部を現場から作り変える決意を明らかにした。大学病院の仲間は、今年度・来年度末での103人もの非常勤職員雇止め解雇と業務の外注化・民営化攻撃に対してストライキを組織して闘うことを宣言した。ゆうメイト懲戒解雇当該のマスカットユニオンの仲間は、この半年間の局前でのビラまき宣伝を通じて現場のゆうメイト労働者とつながり始めていることを報告し、3月末ゆうメイトへの新たな雇止めを許さず闘う決意を表明した。さらに外国人労働者問題を取り組む地域の仲間と岡山大学の学生がそれぞれ発言に立った。まとめと行動提起として、交流センターの女性労働者の仲間が3・15ワーカーズアクションin 岡山の成功と3.20渋谷5000人集会・デモへの結集を訴えた。
集会終了後、降り始めた雨をものともせず市内デモに出発した。約1時間に及ぶデモは、途中岡山中央郵便局前で「ゆうメイト解雇を許すな」「労働者を使い捨てにするな」と激しいシュプレヒコールを郵政当局にたたきつけ、そしてデモ解散点のJR岡山支社門前では、動労西日本のA君を先頭に「ストライキでたたかうぞ」と繰り返し宣言した(写真)。
雨中のデモにもかかわらず、参加者の意気は高く、街頭での注目も圧倒的だ。「資本主義は終わりだ」「ゼネストを実現しよう」「革命やろう」の訴えを、もっともっと大胆にストレートに職場の隣の仲間に呼びかけ、団結を作っていこう。(岡山 Y)