「森精機は解雇を撤回しろ！」２月大闘争を断固貫徹！
２月19日、関西合同労組大阪東部支部・技能育成センター分会は、森精機解雇撤回闘争に断固決起した。１月22日の闘争を倍する45名の大結集だ。
１月の闘争で技能分会は「森精機解雇撤回闘争はこれからが本番だ！」を力強く宣言した。「第４波ストを絶対に闘いとるぞ！ 森精機の労働者を絶対に獲得するぞ！」の烈々たる決意のもと、分会は猛然と２月大闘争をぶち抜いた。獲得目標はあくまでも森の労働者の獲得！ この一点だ。
この日の闘いは早朝の門前ビラまきから始まった。関西各地から結集した仲間たちは、２波のストを打ち抜き圧倒的な組織拡大を実現した全社労はじめ、関合労東部支部と鉄の団結で闘う泉州支部、「技能分会の闘いはわが闘い」と年休を取って駆けつけた自治体労働者・教育労働者・絶対反対で闘う労働者の仲間たち、そして、「生きさせろ」ゼネストの最先頭で闘う学生など、全員がものすごい気迫と闘志で決起した。
ビラまきの次は門前集会だ。分会は「森精機の労働者を絶対に獲得する」「派遣法撤廃！が俺たちの闘いだ。とことん闘う！」と３波のストを打ち抜いた圧倒的な地平から断固たる戦闘宣言を発した。道州制攻撃と真っ向から闘う自治体労働者をはじめ全員が闘志あふれる決意を述べた。「道州制粉砕！２部廃止絶対反対！」で闘う学生は、「森精機ストに続き学生もストライキで断固闘う！」と力強いアピールを発した。
次は申し入れ行動。いよいよ構内突入だ。分会を先頭に全員が一丸となって入っていく。
ガードマンは俺たちを「制止」する気力すらなくしている。素通り状態だ。管理棟ビル内に入る。例によって総務の吉岡だ。そして例によって「許可なき者はお引き取り下さい」を繰り返すのみだ。上等だ！ こっちは「例によって」とはいかないぞ。とことんやってやる。「われわれ労働者はモノじゃないぞ！」「一枚の書面もなくいきなり解雇とはどういうことだ！」「解雇しておいて何の説明もない！ それがモノ扱いそのものじゃないか！ 責任者を出せ！」「首を切っておいてその対応は何だ！」分会員の弾劾に吉岡の顔は完全に引きつっている。吉岡配下の総務の２人も顔面蒼白でガタガタと震えている。どっちに正義があるか一目瞭然だ。
いったん引いて構内デモだ。「解雇撤回！」「団結勝利！」分会長のデモコールで４５名の大隊列が縦横に森精機構内を行進する。
昼休みになった。さあ！ 次は食堂と休憩室だ。森精機の労働者に働きかけるぞ。製造部門の派遣労働者だけでなく、２月末までには、請負や事務職の派遣労働者も森に切られる。これが許せるか！ 今回は、解雇撤回の団結署名で労働者に訴えた。手応え十分だ。吉岡とその配下の連中が監視に来る中で、森精機の労働者は署名に応じてくれた。森精機構内を縦横無尽に駆け回る俺たちに森資本は手も足も出ない。吉岡を発見し弾劾すると奴は一目散に逃げていった。職場の主人公は俺たち労働者だ！
今日の締めくくりは奈良駅前での街宣だ。労働者の反応はすごい。１時間で６０筆の団結署名が集まり、闘争支援のカンパが１４０００円も寄せられた。
この日はまた、東海合同労組が名古屋の森精機本社前で連帯の早朝ビラまきに決起した。１５０枚のビラがまかれ、ビラを手にした労働者はみんな真剣に読んでいた。反応は上々だ。奈良工場と名古屋本社の同時攻めに森資本は心底から震え上がっている。労働者の団結の力を思い知ったか！
この前日の１８日、関西合同労組は春闘統一要求行動に決起した。８分会を回ったが、技能（現プレミアライン）の対応はひときわかたくなだった。許せないことに、技能は「時間外に来てくれ」と、要求書を受け取ろうとせず、俺たちを会社（研修センター）の中にも入れないというふざけた対応だ。上等だ！ 技能は、研修センターの労働者に団結が拡大することにビビリまくっている。この対応にそれがはっきり現れている。森も技能も俺たちの団結に震え上がっているのだ。それが手に取るようにわかる。俺たちはとことん闘いぬくまでだ。森よ！ 技能よ！ 資本家どもよ！ 労働者をモノ扱いするお前たちのやり方を俺たちは絶対に許さない！ 闘いはこれからが本番だ。俺たちは奪われたもののすべてを取り戻す。関合労大阪東部支部・技能育成センター分会は、「生きさせろ」ゼネストの最先頭で闘う！
（２月２１日）関合労大阪東部支部・長田 徹
