大阪市大で道州制粉砕・2部廃止絶対反対で集会、デモ
2月13日(金)、大阪市立大学で「道州制粉砕・2部廃止絶対反対」のキャンパス集会とデモが曇天を突き破ってうちぬかれました。 大阪市大当局は昨年秋に2部(夜間学部)の来年度での募集停止=廃止を発表しました。これは京都大の非正規職100人雇い止めや、富山大新樹寮の募集停止などと一体で大学を資本の利益のためだけの機関に変えようとする道州制攻撃です。
さらに集会の数日前には、大阪府知事・橋下が府立大学への交付金100億円の全廃=府大潰しと、市大への統合を計画していることが明らかになりました。法人化による予算削減の中ですでに大阪女子大、府立看護大と統合されている府大ですが、橋下はさらに踏みこんで全廃を打ち出し、市大との統合によって、道州制=関西州設立の突破口にしようとしています。
橋下による道州制攻撃と、その下での大学潰しを迎え撃ち、2・4の京大集会に続いて大阪市大からも闘いの火蓋は切られました。
テスト期間中ですが、道行く学生、職員の注目は圧倒的。何人もの学生が足を止め、ビラを受け取ってアピールに注目していました。飛び入り参加の学生も出てくる中で大阪市大生、さらに2/4集会を打ち抜いた京大生のアピールがキャンパスに響き渡ります。 「橋下は府大と市大の統合を扇動し、それを突破口に道州制を導入しようとしている!その中で学生、労働者の団結破壊が狙われている!絶対に許せない!2部廃止を、橋下の打ち出した統合計画もろともストライキで粉砕する」「道州制の本質は国鉄分割民営化でも解体できなかった4大産別の団結を叩き潰すこと。
しかし、これは資本家どもの弱点でもある。何故なら分割民営化は動労千葉のストライキと、1047名闘争の継続でうち破られてるから。動労千葉労働運動と労働者・学生の怒りが結びつけば必ず勝てる!」「2部廃止を絶対許さない。橋下が統合だ、というなら府大生とも団結して2校同時の全学ストで橋下を焼き尽くす。」
集会後はキャンパスをデモ。「道州制粉砕!2部廃止絶対阻止!」のコールがキャンパスに響き渡りました。大黒学生担当部長をはじめとする当局は、学生を監視、弾圧するためにコソコソとデモをつけ回してきましたが、8号館内の学生支援課前では多くの学生が注目するなかデモ隊が弾劾のコール。すると当局職員はすごすごと逃げ去り、デモは圧倒的に勝利して貫徹されました。
最後に道州制粉砕のストライキを4/24法大集会を突破口に全国大学で開始することを確認。参加者からは今回の集会、デモの地平をさらに前進させて、新歓決戦をかつてない規模で激しく闘おうということが提起され、満場一致で決定、300万学生ゼネストの展望をつかみ、その号砲を打ち鳴らした集会として大成功しました。(大阪市大・A)