迎賓館・横田爆取弾圧裁判の勝利へ、団結集会開く
「『簡易・迅速』裁判粉砕し、4人の無罪確定へ差戻し審・上告審の勝利かちとろう!2・14集会」が、2月14日午後、東京・池袋で開かれ、80人が集まり、被告団を先頭に新たな決意を固めあった。1986年東京サミットのレーガン、サッチャー、中曽根らを直撃した迎賓館・横田ロケット弾戦闘に対する爆取(爆発物取締罰則)デッチあげ弾圧裁判が昨年末以来重大な局面を迎えている中で、あらゆる反動を粉砕して敵権力をさらに徹底的に追いつめ、勝利を実力でもぎとる決意と態勢を打ち固めた。
集会では、4人の被告がそれぞれ、現局面の重要な意味について語り、闘う決意を述べた。
昨年控訴棄却の有罪判決を受けた福嶋昌男同志は、5月期限の上告趣意書提出に向かっての決意を明らかにした。
須賀武敏、十亀弘史、板垣宏の3同志は、16年の長期裁判の後に無罪判決をかちとったが、東京高裁は一切の事実審理抜きに一審判決を破棄、差し戻しした。昨年6月に始まった差し戻し審は、12月になって突如、検察側が一人を除くすべての証人申請を撤回し、裁判所と一体となった早期結審策動を開始した。3同志は、「形式的に審理したふりをして雰囲気だけで有罪にしようとしている」(板垣同志)、「敵は立証できない。根本的に無力だ」(十亀同志)、「革命を暴力で屈服させようとする国家意志だ」(須賀同志)と攻撃の本質を明かし、裁判勝利と革命に向かって共に闘おうと訴えた。
また、裁判員制度はいらない!大運動事務局長・佐藤和利弁護士から「裁判員制度導入を阻止しよう」の訴えがあった。さらに弁護団、家族、4同志に連帯してともに闘ってきた多くの人々、全学連の学生、沖縄からの発言など、戦闘性あふれる発言が相次いだ。
爆取裁判の「簡易・迅速」化攻撃は、5月から実施されようとしている裁判員制度と本質は同じだ。裁判員制度粉砕と爆取裁判勝利を一体のものとして闘おう。(星)