Zenshin

　基調報告はさらに「最大の勝負は、国鉄・教育・自治体・郵政の４大産別です。ここでぶち抜いて全労働者の２割を組織する連合・全労連の支配をくつがえす、そういう職場闘争をやろう」「交流センターの全会員が動労千葉労働運動をつらぬく活動家＝階級の指導部として職場に登場し、たたかって、たたかって、組織し、組織しまくろう」「大恐慌の時代とはまさに労働者の団結した行動が一切を決する時代だということだ。これまでの終身雇用的安定を前提にした闘い方は通用しない。全ては闘って生きるしかない時代だ。労働者階級の団結した行動のみに展望がある。ついに労働者階級の怒りが爆発して資本主義の支配の鎖を引きちぎる、決定的チャンスがきた。喜びをもって猛然と闘おう」と熱烈に提起された。これと向き合い自分の職場で、どう０９春闘ゼネストを闘っていこうか、とそれぞれが春闘に向けた実践の展望をつかんだ集会になった。
　参加者全員が一体になって職場で世界大恐慌－革命情勢を訴え、隣の労働者と徹底的に討論し団結して職場闘争をやり抜こう！闘う労働組合をよみがえらせよう、という決意を新たにして、職場と地域で春闘ストライキをやりたい！ストはやれる！という確信を持った。
　ゼネスト、デモに陸続と起ちあがる全国－世界の労働者階級と団結して、ゼネストを実現しよう！ヒロシマの労働者は、職場・産別の区別なく、一つに団結して０９春闘本番に向けての固い団結をうち固めた。職場で「生きさせろ！」の声をあげて、春闘ストライキに起とう！という決意があふれ出る報告が出された。
　動労千葉・動労総連合に対する組織破壊攻撃との闘いに突入し、その渦中で組織拡大を実現した動労西日本広島支部や広教組の体制内指導部と闘い、生きさせろ！の「日の丸・君が代」不起立闘争の拡大を実現しよう、という教労部会の労働者が春闘に向けての決意を明らかにした。全逓部会の労働者は、ＪＰ労組の組合権力を取ると宣言した。自治体の青年労働者は道州制攻撃と真っ向から闘うという方針が鮮明に出された。
　４大産別の労働者は、断固、職場で党派闘争を貫徹して連合支配を打ち破り、職場に闘う労働組合をよみがえらせるぞ、と決意を固めた。
　さらに世界大恐慌突入の下、資本主義は終わった！と断言して、経営の生き残りをかけた民営化攻撃とストライキで闘うと、広島連帯ユニオンの職場から次々と決意の表明がなされた。
　まず壹貫田書記長からユニオンがスト権を確立したことが報告された。ついで広大生協労組、昨秋に続いて春闘もストで闘おうとキッパリと宣言した草津病院支部、御用組合をぶっ飛ばして組合員を拡大して闘うという派遣労働者、広島地域支部、全造船機械三菱広機分会の組合員から職場で、階級的労働運動を推進する決意が述べられた。ＮＴＴ労組の仲間が、現場労働者の意識は一変している、断固、時代認識と革命情勢を語りきり、春闘ゼネストを呼びかけて職場の仲間を獲得しよう、と訴えた。発言の全てが、明るく展望豊かな内容に満ちており、力が湧いてくるものだった。
　反戦被爆者の会の下田禮子さんからは連帯のあいさつがあった。さらに広島大学の学生は、今や大恐慌の中で学生こそ、生きさせろ！の闘いの最先頭で労働者と共に春闘ゼネストを闘う、という団結のエールを表明した。
発言の最後に、動労西日本の大江さんの「革命をめざして労働運動をやろう」という閉会のあいさつを受けて、参加者全員で、団結がんばろーの拳を高く突き上げて集会は意気高く終了した。集会は終始、０９春闘「生きさせろ」ゼネストをやろう！という合言葉の下、ヒロシマの労働者が総団結して闘おう、という気概に溢れていた。
　広島では、昨年の１１月集会後に、『ゼネストやろう実行員会』を立ち上げ、０９春闘について討論を重ねてきた。そして年末年始の街宣では、毎回、労働者・学生と合流し、合流した仲間が、その後のデモや集会に参加した。さらに職場で、「生きさせろ」ゼネストをやり抜くことで、０９年に動労千葉派が労働運動の主流派に躍り出ることができることに確信を持つことができた。
　夕方、集会の直前に、広島労組交流センターの労働者と広島大の学生は、原爆ドーム前から今年第３波となる『生きさせろ』『ガザ侵略許すな』のデモに決起した。その高揚を引き継いで春闘集会は大成功を収めたのである。
　今、大恐慌下の空前の大量クビ切り攻撃の中で、怒りに燃える労働者がドンドンと革命派に獲得される時代が、ついに到来した。この情勢に、「生きさせろ」ゼネストをやり抜く団結を2.7集会で生み出したのである。ヒロシマの労働者は「明日から職場で実践だ」と直ちに職場での０９春闘本番の闘いに突入している。次は４大産別の要・教労を先頭にした『２・１１教育労働者団結集会』だ。全力で結集しよう！（広島ＴＯ）