動労千葉主催の2・16集会に800人
2月16日、東京・錦糸町のすみだ産業会館において、動労千葉の主催で「1047名解雇撤回! 09春闘勝利! 2・16労働者総決起集会」が会場を埋め尽くす800人の参加で開かれた。
この日は、1987年2月16日に国鉄分割・民営化による新会社=JRへの不採用通知が行われてから22年目にあたる。国鉄労働者にとって忘れることのできない"怒りの日"である。動労千葉は、この集会で「1047名闘争の再出発」を宣言した。
他方で、解雇撤回を投げ捨てた4者4団体は、同日、永田町の星陵会館で集会を開いたが、400人ほどの集会で、民主党や公明党を頼みにして政府や裁判所に「政治解決」を哀願する屈服的なものでしかなかった。4者・4団体は今や、最悪の体制内労働運動としての姿をあらわにしている。
2・16集会で動労千葉の田中康宏委員長は、この問題の核心について「これまでの労働運動のあり方の崩壊」であると明らかにし、4者・4団体の指導部が「われわれが求めているのは単なる争議の解決であって、これは階級闘争ではない。革命運動ではない」と言って動労千葉を排除していることに対して、「1047名闘争という分割・民営化反対闘争が階級闘争でなければ、階級闘争はなくなってしまう。彼らは階級闘争を放棄した。それを情勢のせいにし、『闘争団はもたない』と現場のせいにしている。自分の屈服を合理化する、こんなことは繰り返してはならない」と述べ、「問われているのは、労働運動、階級闘争をめぐる決定的な路線問題だ」と提起した。
そして、「20年以上にわたる国鉄分割・民営化反対闘争の全過程は、『国家権力・資本当局との闘い=労働者を屈服の道に引きずりこむ動労本部、国労本部との攻防、党派闘争』であった」「大恐慌の中で、絶対に勝てると確信している。1047名闘争が旗を振れば、日本の労働者を総結集することができる」と、新たな1047名闘争の展望を示し、09春闘をストライキで闘う決意を表明した。
三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さん、動労千葉鉄道運輸機構訴訟弁護団の葉山岳夫弁護士、動労千葉を支援する会が来賓あいさつ。また、国労5・27臨大闘争弾圧被告、国労の現場労働者、あくまでも解雇撤回を求める国労闘争団員と動労千葉争議団が不屈の決意を表明した。
各地でストなどを闘う労組の代表が次々と闘いの報告と決意を表明し、「生きさせろ!」の09春闘ゼネストへ闘い抜くことを誓い合う画期的な集会として成功した。