宇都宮で道州制タウンミーティング粉砕に決起
1月31日宇都宮で開かれた「麻生内閣の初の国民対話集会」と称する道州制タウンミーティングに対し、粉砕の闘いに立ち上がりました。この日の宇都宮は朝から風速15メートルにもなる暴風雨で、道路上に小枝や看板などが散乱するほどの激しい風雨が吹き付けていた。だが、「派遣切り」などで労働者から職場も住居も奪っている支持率17%の麻生内閣が強行しようとするふざけきった「タウンミーティング」など許せるか! 怒りに燃えて、労組交流センターの5人が暴風雨を吹き飛ばす勢いで登場。会場である宇都宮市役所の正面玄関前に「道州制攻撃ぶっとばせ! 生きさせろゼネストの爆発を」と大書した大横断幕を広げ大宣伝を行いました。
休日出勤させられている宇都宮市の職員からは「この(「道州制粉砕」と書いてある)ゼッケンがちゃんと見えなくちゃね。がんばってね」の声もかかり、また大横断幕を見て「写真を撮らせてください」と言ってくる労働者。「もう3枚ください」と言う女性などなど、大いに注目を集めました。用意した200枚のビラは、市役所に休日出勤させられている清掃労働者などにも含めてすべて撒ききり、なくなりました。
道州制攻撃は、この腐りきった資本主義=帝国主義社会を「左」から必死に支える連合や全労連など体制内指導部が、支持するか「抵抗しない」ことが大前提で初めて成り立つ代物でしかありません。そもそも「国の仕組み」をいじくり回したところで、このどうしようもなく行き詰まった資本主義が何とかなるのか?!ということです。ただただ資本が好きなように自治体や住民(労働者だ!)を食い物にし、公務員労働者を始めとした労働者を路頭に放り出して自分たちだけは生き残ろうとする攻撃だ。けれども、ひとたび団結した労働者が立ち上がったならば、その正体が暴かれ、総反乱が起こるのは不可避だ。
総務大臣の鳩山邦夫は、会場の演壇に立って開口一番「『道州制攻撃ぶっとばせ!』などと書かれたビラが撒かれたようですが......」などと述べ、打撃感丸出し。まったく精彩のない風体で「何を言っていたのかよくわからない」(タウンミーティング参加者)という有り様でした。会場内からは疑問や不満の声は出るものの、「道州制賛成」を正面から言える人は誰一人いませんでした。ボロボロの麻生内閣や、江口克彦や、自民党を離党した渡辺喜美などを道州制もろともぶっ飛ばし、生きさせろ!ゼネストの大爆発に向けて宇都宮-栃木県でも大驀進していきます!(G)