東北大で受験生が呼びかけに応え直ちにデモに立つ!
1月17、18日、大学入試センター試験会場の東北大学川内北キャンパスで、学生自治会が受験生に全国学生ゼネストと1・24法大集会への結集を訴えた。「生きさせろ! ゼネストへ!」ののぼり、「資本主義は終わった! ストライキやろう!」の横断幕をキャンパス中央に掲げての登場だ。2日間で650枚のビラをまき、法大・文化連盟の仲間への無期停学処分に抗議する署名を集め、『前進』も16部が受験生の手に渡った。
派遣切り、内定取り消し、何よりも新自由主義大学に対する怒りと結合し、いたるところで革命やストライキをめぐって討論が巻き起こった。ある受験生は「資本主義社会は本当に終わってますよね。センター試験だって、あんなマークシートで一体何がわかるというのか。学生の怒りを奪い、考えさせなくするためのものでしかない。大学も建前でもいいから学問の自由とか掲げないのか。大学案内とかを見れば、どこも就職率がどうとか、うちの大学はどんな資格が取れますとかしか書いていない。こんなの大学じゃない」と怒りを爆発させてきた。「じゃあ行動しよう。18日にデモをやるから一緒にやろう」と呼びかけると「行きたいと思ってたんですよ!」とセンター試験2日目の18日に百万人署名運動宮城県連絡会などが呼びかけた「ガザ空爆弾劾!」の仙台市内デモに参加! 同じ予備校の友達も参加して、最先頭で革命を訴えた。
この受験生の怒りの決起に恐怖したのは、他ならぬ大学当局だ。キャンパス中央で拡声器でアジテーションを開始した途端、学生係職員が仲間に暴力的に襲いかかり、マイクや拡声器を奪ってきた。仲間を羽交い絞めにしてキャンパス中央から叩き出そうと必死だ。有朋寮を廃寮にした張本人=東谷(学長特別補佐)が出てきて、「騒音をまき散らすな」「受験生に迷惑」「ここでは止めてくれ」と泣き言をほざいている。ふざけるな! 資本主義が破産し、学生だって卒業しても就職できない。大学はその学生の人生に何か責任を取ろうとしてきたか! むしろ就職できないのは学生の資質の問題とか、能力がないとか、資格を取ればいいと、全部学生に責任をなすりつけてきただけではないか! 学生が寮を必要としているときに学生の声を抹殺し、廃寮を強行し、学生生活を破壊してきたのはお前らじゃないか!
ある大学職員は、受験生がデモに立ち上がったことに驚愕し、「君らに人生変えられたんだね」などとトコトンまで学生の怒りの決起を低めている。これこそ大学当局の本音だ。学生を闘う存在などと見ていない。資本家と同じで学生は単なる労働力商品でしかないのだ。さらに秋葉原事件や中央大での事件に触れ「危機管理をしっかりしなければ」などと、法大化を進めていくことを宣言している。こんなふざけきったことがあるか! こんな大学当局こそ、ぶっ飛ばされなければならない。
当局の襲撃と対決し、拡声器を奪還して正門前で革命的アジテーションを行い、試験場入り口まで迫って入試登場を最後までやりきった。学生は怒ってるぞ! 腐りきった大学に死を! 1・24法大集会から大学ストライキに攻め上ろう!(東北大・H)