“御手洗は出て来い” 経団連に怒りのデモ
「御手洗(日本経団連会長)出てこい」「経団連をぶっ飛ばせ」――360人の労働者・学生が東京・大手町の経団連会館を包囲し、怒号が飛び交った。一切の責任は奴らににある。労働者を犠牲に生き残るなど断じて粉砕する。
全国労組交流センターの呼びかけで1月8日、日本経団連へ第1波のデモがたたきつけられた。労働者の怒りはこんなものじゃない。経団連デモに労働者や学生が1千人、5千人、1万人と集まれば情勢を動かせる。
「このデモは労働者の力で資本主義を終わらせるデモだ。森精機のストに続いて生きさせろ!ゼネストをやろう」「派遣も正社員も公務員労働者も一つだ」――デモ出発前に気勢を上げた。
「体制内労働運動をぶち破れば労働者は壮大な決起をする。巨大な生産力を労働者が全部奪い返して、俺たちが社会を動かそう」と動労千葉の佐藤正和・新小岩支部長。ライフサイクル阻止のスト突入体制を宣言した。
日比谷公園から移った練馬の派遣村から十数人が参加した。「悪の総本山は経団連だ!」。法政大学の倉岡雅美さんは「労働者や学生は救済の対象ではない。すべてを動かす誇り高い存在だ。経団連をぶっ潰そう」。熱烈なアジテーションでデモ参加者は高揚した。
次回の経団連デモは1月29日。