退学処分阻止へ決起、法大
退学処分阻止の第10波法大デモが12月12日、戦闘的に打ち抜かれた。出獄した内山佳久君と内海佑一君(ともに法政大)も合流し先頭で闘った。 文化連盟委員長の斎藤郁真君、同副委員長の恩田亮君、倉岡雅美さん、洞口朋子さんへの退学処分阻止の闘いが再び大決戦を迎えている。教授会による再度の呼び出しがこの日もあったが、断固拒否で闘い、怒りの集会・デモをたたきつけた。
集会開始1時間半も前から正門は封鎖。外濠校舎も16人のガードマンが阻止線を張る。これこそが、出獄学生と法大生が結合することに恐怖した法大当局の姿だ。「キャリアアップしろ」と資本の奴隷として生きることを学生に強制してきた法大当局。だが、大恐慌と文連・全学連を始めとする闘いが、こうした幻想を吹き飛ばし、学生の怒りの決起を呼び覚まそうとしているのだ。
「内山さん、内海さん2名が法大に帰ってきました!」。文連の司会で集会は始まった。
斎藤君、恩田君、倉岡さん、洞口さんが「退学処分を絶対に許さない」と次つぎと発言に立った。斎藤君は「処分されようが何度でもここに来て闘う。私は闘いをやめることはない!」と宣言。倉岡さんは「うちらにはずっと変わらないものがある。どんなに弾圧されても支配されない魂だ!」と熱弁をふるった。洞口さんは「世界恐慌で、つぶれない会社に入れとあおる大学はおかしい。私は絶対に負けない。全法大生の先頭で闘う」と息巻いた。
織田陽介全学連委員長は「ギリシャと法大の闘いは同じだ。学生が団結して立ち上がった時、労働者が決起する。09年『生きさせろ!』ゼネストを今日の闘いから切り開こう」と呼びかけた。
半年ぶりに正門に立った内山君と内海君は、法大で闘う喜びをかみしめ、闘う決意を表明した。集会はさらに勢いを増し、デモに出発。「4人の退学処分阻止!」「法大ストをやろう!」。内山君、内海君、処分策動と闘う4学生を先頭にデモを貫徹した。