ハイテック労働者が再び来日、国境を越えた連帯闘争が闘われた
ハイテックRCDコリア支会のチョンウンジュ副支会長とイヨンシン組織部長、民主労総ソウル本部のクォンスンファ組織局長の3人が、11月28日~12月1日、第2次日本遠征闘争のため来日した。ハイテック資本の日本法人が出店している「ラジコンフェスタ2008」への宣伝戦、抗議行動を闘いぬくためだ。工場閉鎖-法人分離―整理解雇という新たな労組弾圧と闘いぬくハイテック闘争の勝利へ、国境を越えた連帯闘争が取り組まれた。
11月29、30日、東京・江東区有明の東京ビックサイト前で動労千葉、全国労組交流センターを中心に各地の合同労組の組合員などが続々と結集し、ラジコンフェスタ参加者にハイテック支援の署名・カンパを呼びかけた。マイクを握ったチョンウンジュ副支会長は、「悪質な労働者弾圧、労働組合つぶしを続けているハイテック資本に対し、私たちは労働者として当然の闘いを行っています。私たちが職場に戻れるよう、日本の皆さんの支援をお願いします」と訴えた。日本の労働者も次々とリレートーク。「僕も大手派遣会社から解雇されましたが、絶対に納得できません。ハイテックの労働者とともに闘います」「派遣や有期契約の労働者だって人間だ! なんで真っ先に資本の犠牲にならなきゃならないんだ!」「世界の労働者と団結して『生きさせろ!』ゼネストを」
両日の街宣参加者はのべ100人。署名は300筆、カンパは6万円を超えた。30日には就職説明会に参加するという青年・学生たちとの合流もかちとられるなど、闘うハイテック労働者への圧倒的な共感が寄せられた。
30日午前には、ハイテックRCDコリア闘争支援連絡会議結成に向けた会議が開かれた。「単なる『支援』『応援団』であってはならない。真の国際連帯は日本帝国主義、自らの資本と非妥協に闘いぬくこと、職場・産別・地域で闘いぬくことだ」と確認、「15万4千ボルトの高圧送電塔の上で高空籠城(ろうじょう)30日、ハンスト籠城20日を闘いぬき、新たな『闘争事業共同闘争戦線』構築のために再来日したハイテックの同志との共同戦線を形成しよう」と決意を固め合った。