2008年11月29日23:08

団結破壊打ち破り、技能育成分会が第2波ストに決起!

 11月27日、関合労東部支部・技能育成センター分会は、森精機奈良工場で第2波ストに決起した! 「森精機は解雇を撤回しろ!」「非正規職撤廃!」を掲げ、森と技能による団結破壊を打ち破って、技能育成分会は第2波ストを断固貫徹した。
 11・13第1波ストは、派遣労働者が派遣先でストライキをうちぬき敵資本家階級の度肝をぬいた。労働者はモノじゃない! 解雇を撤回しろ! 全員を正社員にしろ! と訴えたストはすごい反響を呼んだ。
 日々、恐慌が本格化し、日本中(世界中)で毎日毎日首切りのニュースが報道されている。追いつめられた森精機資本は「直接の雇用関係にない」と団交要求を拒否した。技能育成センターは組合員を片道2時間もかかる遠方に派遣してバラバラにしようとした。双方が図って「組合を抜けたら正社員も考えないではない」と切り崩しに出た。

 労働者をなめるなよ! 俺たちは、団結をいっそう固め、敵の卑劣な分断攻撃を打ち破って第2波ストに決起した。支援要請に応え早朝から関合労はもとより闘う仲間がつぎつぎと森精機門前に駆けつけた。自治体や教育労働者、ス労自主、八尾北労組、全社連、全学連の学生、国賀・末光議員など60名だ。
 早朝門前ビラ、スト通告、構内集会がガンガンかちとられていく。団交に応じず、ゼロ回答で何が「立ち入り禁止」だ!労働者が工場を回しているんだ!団結を平然と踏みつけにし「首切り御免」の資本に押し止めようのない怒りがふつふつとわき上がってくる。
 監視のつもりで突っ立っていた技能資本側の二人に組合員がどっと詰め寄った。二人は顔面蒼白になって守衛室に逃げ込む。怒りは森精機資本に向かった。ところが森精機は2人を守衛室にかくまい、労働者に構内から出て行けと命令するのだ。ふざけるな! 俺たち派遣労働者を奴隷労働に縛り付け、派遣法に守られて搾れるだけ搾り取り、肥え太ってきた大資本の正体をはっきりと見たぞ。非正規職撤廃! 派遣法をぶっ飛ばせ! 2度にわたって構内デモをたたきつけた。どの顔も生き生き、晴れ晴れしている。
 第2波スト決行中の立て看、寄せ書きの入った団結赤Tシャツ、組合旗やのぼりが森精機前を制圧している。缶コーヒーの差し入れに来てくれた労働者、「インターネットで知った」と1万円カンパをもって激励にくる労働者、通りがかる車の注目で渋滞だ。
 午後からエルトピアで決起集会。3時半から近鉄奈良駅前で街頭宣伝。800枚のビラが30分でなくなる。5時からは再び森精機前で退勤する労働者にスト貫徹の報告をした。第2波ストで組合の団結は大きく強くなった。動労千葉から「労働者殺しの派遣法粉砕! 非正規職撤廃!第2波スト断固支持! 団結した労働者の力を見せつけよう! 共に闘うぞ!」とメッセージが届けられた。また、学生はストレートに資本に怒り、労働者の手に社会のすべてを奪い返そうと訴えて一緒に闘った。切り崩しに直面し、悩み、怒り、はね返して第2波ストを打ち抜いた俺たちは「これが団結だ」と確信した。
 派遣も正規も、民間も公務員も関係ない、労働者を食わせられなくなった資本主義はもう終わりだ。恐慌を革命に! 労働者は団結しよう! と闘ったストライキだ。関西合同労組技能育成センター分会は「生きさせろゼネスト」の先頭で闘うぞ! 団結! 団結! 団結!
(投稿)関西合同労組大阪東部支部N・T

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