「橋下倒せ!」「首切り粉砕!」大阪府庁に怒りのシュプレヒコール
11月21日、ワーカーズアクション・カンサイが主催する「ぶっとばせ!橋下 府庁前行動Part1」が200人の結集で闘われた。午後6時30分、府庁本館の目の前にある大阪城公園に関西各地から続々と労働者・学生が結集した。
集会の基調報告を行った豊中市職の労働者は「今日は労働者の団結だけにかけきって、麻生とか橋下とか資本家階級を全員引きずり下ろして、私たちが社会を回していくことを宣言する集会です。労働者の敵であり資本家の手先の橋下が進める道州制とは、公務員労働者全員の首を切って、労働運動をつぶす攻撃。でもこんな橋下の計画は絶対にぶっとばせます。世界恐慌に対して革命をたたきつける労働運動、つまり11・2労働者集会で示した動労千葉労働運動のように闘えば、この国家あげての攻撃をぶっとばすことができます。今日はその第1歩。橋下を倒すまで、何度でもやりましょう」と意気高く訴えた。
続いて発言した大阪府職の労働者は「労働者から搾取し労働者を殺していく資本主義社会を1日も早く終わらせましょう。橋下がやっていることは『資本主義を続けるために労働者はガマンせよ』ということです。橋下と労働者は一生平行線。グラグラになっている橋下を打倒してこの社会を変えましょう」と元気いっぱいに発言。また大阪市の教育労働者も「橋下の『教育非常事態宣言』は、教育を民営化して労働者を全員解雇し、国家のために働く者だけを再雇用しようという攻撃。橋下よ、処分するならしてみろ! 私たちは職場から橋下打倒の闘いを組織していく」と怒りを叩きつけた。
さらに部落解放同盟全国連西郡支部、泉州住民の会、民間の青年労働者、ストライキで闘った関西合同労組大阪東部支部・技能育成センター分会の労働者、全学連、1047名解雇撤回を闘う国労組合員らが、次々と橋下の道州制攻撃への怒りを目の前にある府庁にたたきつけた。最後に大阪市職の青年労働者が団結ガンバロウの音頭をとり、集会の熱気も冷めやらぬ中で府庁を包囲するデモ行進を行った。
参加者全員が「橋下倒せ」「解雇撤回」のプラカードをもち、道幅いっぱいに広がってデモ行進。府庁の建物の窓という窓からは、残業を強いられている府職の労働者がデモ隊を注視していた。また、沿道の学生らがともにこぶしを突き上げてシュプレヒコールを行い、デモ隊に合流してきた。
橋下打倒の闘いがついにその足元から始まった。これは橋下と資本主義社会を丸ごとひっくり返す歴史的闘いの出発点だ。