富山大学ビラまき弾圧、武藤淳範君を奪還
11月10日、富山大学ビラまき弾圧で7ヶ月にわたる不当勾留を完黙で闘い抜いた武藤淳範君を奪還した。これは法大弾圧と闘う学生全員の奪還にむけた決定的突破口であり、富大当局の学生運動つぶしを粉砕し、富大学生運動を大きくつくりだす決定的勝利だ。しかし、今回の保釈条件として400万円もの高額な条件が科せられたことは徹底的に弾劾しよう。法大弾圧で獄中闘争を闘う仲間を奪還するために、直ちに1億円カンパに全党が決起することを訴えます。
翌日の11日、富大ビラまき弾圧の第3回公判が富山地方裁判所(岩井隆義裁判長)で行われた。検察側証人として、笹岡博史と市川勇が登場した。
今回決定的な事が発覚した。大学当局がすでに一年前から武藤君をはじめ自治会活動家を警察に売り渡すために、富山中央署の警備課と毎月、多いときには月に7度も謀議し、さらに弁護士とも相談し警察に売り渡すための「証拠」をつくりだすために「立ち入り禁止」の張り紙をはり、ビデオを撮ってきたことを証言した。しかも逮捕当日の4月15日には富大当局は武藤君が学内に入ったら退去させるのではなく、警察に売り渡すことを前日に決めており、警察と打ち合わせをし、大学前交番に警備課の警官を待機させていたのだ。自治会つぶしや権力に売り渡すことを目的とした数々の行為に対して武藤君や傍聴席から激しい怒りがたたきつけられた。