2008年11月12日00:42

海自護衛艦のインド洋出兵弾劾、佐世保で行動に立つ

 11月10日朝、長崎労組交流センター(準)と「とめよう戦争への道! 百万人署名運動を推進する長崎の会」は、海自護衛艦「ありあけ」のインド洋への給油活動に伴う出兵に対して、佐世保-長崎の労働者とともに抗議行動に立った。朝10時、佐世保地区労の呼びかけた抗議集会(前畑埠頭)には100名を超える労働者が集まり、「ありあけ」の派兵と新テロ特措法の延長法案を徹底弾劾した(写真)

 今回の派兵は、新テロ特措法にもとづくもので、アメリカのアフガニスタンやイラク占領軍への給油であり、また日本が護衛艦を伴って自ら侵略戦争に参加している姿を示すものである。とりわけ田母神前空幕長の発言で明らかになったように、「侵略国家などぬれぎぬ」と組織的に侵略戦争を肯定し、積極的に推進していく勢力が台頭し、ひとつの勢力を形成しつつある。海外派兵を通じた自衛隊の本格的な侵略軍隊化を絶対に許すな! 田母神発言とともに徹底弾劾しよう!
 同時に許せないのは民主党の対応だ。田母神の国会への参考人招致と引き換えに、新テロ特措法の採決に合意している。そしてこうした自民と民主の取り引きで、自衛隊の給油活動が続くことを前提にして、今回の派兵も行われているのである。佐世保は米軍再編の中で日米の侵略戦争基地としてますます強化され、自衛隊の侵略出兵の最前線基地となっている。迎撃ミサイルSM3の配備も真っ先に行われた。こうした攻撃に対して、佐世保闘争以来の長崎-佐世保の労働者の怒りが爆発しようとしている。闘う労働者の団結をつくりだし、麻生政権を打倒し、資本主義体制を転覆する闘いを、長崎-佐世保でも力強く進めていく。(K)

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