日米の教育労働者が交流集会で団結固める
11月3日、東京・品川区の南部労政会館で、日米教育労働者国際連帯交流集会が開かれた(写真)。前日の全国労働者総決起集会の興奮と熱気を引き継いで、日米の教育労働者の相互理解と団結をつくり出す重要な集会となった。アメリカの訪日代表団全員が参加し、UTLA所属・CAMS代表のグレゴリー・ソティアさん(写真下)は、アメリカで「チャーター・スクールの増加」という形で学校の民営化が急速に進み、教育が利潤追求第一の新自由主義の餌食にされている現実を報告した。また、UTLAを戦闘的組合に変革した現場からの闘いの教訓を語った。
「君が代」解雇処分攻撃を粉砕した根津公子さん(写真中)は、不起立を貫き通してきた自分の闘いを振り返り、「08年3月の不起立は新自由主義との対決であり、労働問題として闘った」とのべ、「都教委が黙れと言うなら、黙らないとはっきり示そう」と来年3月の「君が代」拒否への決意を表した。 また、国鉄分割・民営化攻撃を打ち破った動労千葉の清水匠さん、橋下府政と闘う関西の教育労働者、体制内執行部の抑圧と闘う広島の青年教育労働者らが闘いの報告と決意を表した。「不起立闘争支援」によって急速に結ばれ、民営化、新自由主義攻撃という共通の敵と闘う日米の教育労働者が、教育制度や文化の相違を理解し合いながら、今まさにここで国際連帯が着実に発展していることを実感した一日となった。