米ILWUの港湾労働者が海運労働者と団結
米西海岸ロングビーチ寄航中のレバノン籍キャップ・スペンサー号の船員が、ILWU(国際港湾倉庫労組)の支援をえて要求を解決することができた。船員たちは賃金と労働条件問題の解決を求め、船に「ストライキ中」「低賃金と労働条件が問題だ」というプラカードをかかげていた。9月23日、船から荷を作業をやっていたILWUの港湾労働者が、これに気づいた。かれらは、この行動が正当な(合法的な)ピケットであると判断し、作業を中止して下船した。ITF(国際交通運輸労働者連盟)とILWUの協力を得て、船員と、会社側との交渉が成立し、船員たちは賃金と免責状とITF承認の合意を獲得することができたのである。
ILWU組合指導部は語っている。「これは海運労働者の組合的団結のしるしだ。ILWUの仲間はよく知っているように、船員と港湾労働者の団結は、港湾と船上での反組合攻撃をけっとばすたたかいだ」