2008年9月30日22:39
28日昼、新潟市でワーカーズアクションの集会とデモが30名の結集で行われた。
青年労働者が「労働者は使い捨て商品じゃないんだ。ブルジョアジーに対する怒りを爆発させよう! 革命やって資本家を打ち倒そう!」と迫力ある基調提起。これに続いて、6人の労働者が次々と怒りの発言。「体制内執行部の方針に現場からの反撃が始まった、人事評価制度導入は阻止できる」「職場のただ働きに反乱を起こした」「労働者同士の競争、競争で仲間は疲れている」「月100時間の残業でくたくたになり、職場を辞めた新入社員がいる。彼に組合は何もしなかった」「労働強化でJRの青年労働者が重症事故を負っている、この現実を変えたい」「社長は私たちを人間と思っていない、ゴミ扱い。非正規がギリギリの生活を強いられるのは許せない」。どれも職場での反乱を開始した労働者の力強い発言だ。
集会後は直ちに青年を先頭にデモに打って出た。元気一杯のデモと、「生きていけるだけの賃金よこせ」「ストライキで社会を変えよう」のコールに注目が集まる。沿道でチラシを受け取り、熱心に見ている通行人の姿が目立った。職場と街頭にあふれる怒りと結びついて、11・2総決起へ全力で闘い抜くぞ!
2008年9月29日21:36
9月28日、全国の仲間とともに、富山でワーカーズアクションを闘いぬきました。富山駅前ビル内で集会後、富山駅周辺をデモ。駅前で11月集会の参加を呼びかける街頭宣伝をやりぬきました。
集会でには、「世界は革命情勢だ!」のDVD上映後、青年労働者から基調提起。富山大の学生からは、法政大での闘い、27日東京のワーカーズアクションに参加した熱気あふれる報告がされました。そして「獄中の武藤君、仲井君と共に闘おう。11月の参加を学生に訴えていきたい」と決意が語られました。武藤君仲井君の獄中からのアピールも紹介されました。
討論では、一週間前の街頭宣伝で出会い、その後ビラまきや集会の準備をともに担った青年労働者が発言。「自分はフリーターで、今は失業中。今の社会を変えたいと思うが、人に訴えるだけの確信はまだ持っていない」という彼の発言を受けて、「いっしょに団結して闘おう」「仲間になってほしい」「わたしたちには社会を変える力がある」と真剣な討論がおこなわれました。
北陸ユニオンの組合員からは、「会社から『障害』を理由に解雇通告され、死のうかとも思ったが、ユニオンに入って仲間が会社にビラをまいてくれ、職場にもどることができた。本当にうれしかった」と発言。青年労働者も長年労働運動に携わってきた労組交流センターの労働者も一つになって、闘う団結を固める集会としてかちとられました。
集会後「生きていけるだけの賃金よこせ!大幅賃上げゼネストをやろう!」という横断幕を先頭に、富山駅周辺をデモ。「がんばって!」と車から手を振る女性労働者や横断幕を指さしながら「闘おう」とうなずく年配の男性。沿道の青年労働者や高校生たちも笑顔で注目しており、街頭とデモ隊がひとつになったと実感できました。
デモを終えて、駅前での街頭宣伝では、妨害にきた駅当局にたいして、「国鉄分割民営化でどれだけの労働者が解雇されたと思っているのか」と弾劾し、「国鉄1047名解雇撤回!11・2労働者集会へ」と訴え、断固貫徹しました。(ワーカーズアクションin富山実行委員会 M)
2008年9月29日21:06
9月28日、午前中から前橋駅頭は、10人の街頭宣伝隊による、「中山国交相、麻生首相徹底弾劾!三里塚農民・動労千葉と共に闘おう!」のアジテーションで制圧された。つぎつぎにマイクをとった青年労働者たちは、自らの職場での実態と、全国47県庁所在地の中で最も寂れている前橋駅頭の現実そのものが、資本主義の破綻そのものだ、と激しく弾劾し、「一緒に闘おう」と訴えた。ビラを読みながら歩けるほど、数少ない乗降客の足が止まり、高校生が、青年が、高齢者が聞き入り、討論の輪ができた。
街頭宣伝の熱気も持ち込んで、午後2時から群馬県民会館で、「市東さんの農地取り上げを許さない 9・28群馬集会」が開催された。
集会は冒頭、映画『襤褸(らんる)の旗』の資料映像と、『大地の乱』が上映された。足尾鉱毒による谷中村農民への土地収用強制執行の暴力をはるかに上まわる、三里塚の43年の闘いに55名の参加者は感動を新たにした。
集会は、司会から、本日の集会はこれをもって「群馬・市東さんの農地を守る会」を結成するものとしてともに勝ち取りましょうと宣言して始まった。
開会のあいさつを小池正男・三里塚をたたかう全群馬実行委代表世話人から、連帯のあいさつを、大谷和昭・化学一般昭和高分子労組委員長、婦人民主クラブ全国協・群馬支部、群馬・星野文昭さんの再審を実現する会の仲間から受けた。
実行委員会から、昨年9月の「群馬・市東さん集会」以来の経過報告と、呼びかけ人と事務局体制、会の規約の案が提案された。さらに、現下の世界金融大恐慌と、労働者人民が圧倒的な規模で決起を開始している中で、『大地の乱』でも明らかなように、労農連帯で闘うときに必ず勝利できる、市東さんの農地を守ることが勝利する道である、そのためにこの「守る会」を発展させよう、と訴えられた。
カンパのお願いにたった群馬合同労組の労働者からの、「今日の集会は皆さんのカンパをあてにして開催しています」に会場は爆笑で、おかげで多くのカンパが集まった。
いよいよ、三里塚現地からの訴えだ。市東孝雄さんは、「大根」など、ユーモアたっぷりに話しながら、9・25現闘本部裁判の報告も含めて、「金しか見えない。だから何もわからない。」裁判所と空港会社を弾劾した。また、「こうして群馬で『会』をつくってくれたおかげで、これから運動をどう進めていけばいいのかが見えてきた。皆さんといっしょに勝ちたい。」と、ともに闘おうと訴えた。
現地の「市東さんの農地取り上げに反対する会」事務局から市東さんの裁判闘争の意義が熱く語られた。さらに10月12日以降の早い段階で空港会社が新たな裁判を不当に提起することが予想されることから、裁判闘争の新段階への決意と、それを支える会員の拡大が強く訴えられた。
市東さんの熱い訴えに会場から、「自治労職場で三里塚署名やカンパをがむしゃらに訴えたり、執行部選挙に立ったりやってきたけど、今日の映画と市東さんの話を聞いて、新たに元気がでました。」との飛び込み発言があり、会場は市東さんへの圧倒的な拍手で連帯を誓った。
共同呼びかけ人から、結成が宣言された。その中で、「中山や麻生が本当の敵ではない、あんなのは小者、巨大軍需産業などがあやつっているだけ。そういう社会全体を変えなくてはいけない。闘いは理屈だけじゃいかない。現場で汗を流して闘うこと。だから市東さんはすごい。」と、今現在、地域と力を合わせて、群馬のダム建設を凍結に追い込んでいる実践にふまえて訴えた。
全ての発言をうけて、集会実行委員会の青柳晃玄さんから御礼とまとめがなされた。司会から、あらためて、10・5三里塚現地集会への結集が提起され、大きな拍手で確認された。
集会後の交流会には新たな参加者も加わり、おおいに盛り上がった。
2008年9月29日20:41
ZENGAKUREN-students in jail received CAMS Red T-shirts
アメリカのアーリーン・イノウエさんとCAMS(校内における軍国主義に反対する連合)から日本の獄中全学連20人にたいして送られてきたCAMSの赤いTシャツを、獄中の仲間がたしかに手にしたことがこのかんの面会をつうじてわかりました。とても大きな勝利です。でも拘置所当局は、「中では着てもいいが、裁判に着て行ってはならない」としています。Tシャツに門前払いを食わせることは国際的反響がこわくてできない、かと言って、獄中の全学連がそれを着て裁判に出かければ、内と外そして国内外の圧倒的な高揚感・勝利感で裁判の場がどうなるかわからない――そうしたことを考えて姑息な対応をしたなということがよくわかります。
アーリーン・イノウエさんとCAMS、そしてUTLA(ロサンゼルス統一教組)は今、法大救援会の署名(英語版の「勾留されている学生の即時釈放を求める署名」)を集めてくれています。つい先日、そのうちの47人分が法大救援会に届きました。また、UTLAは今年の11月集会に学生を含む代表団を派遣することを決定しています。11月を前に、日米の国際連帯の飛躍的前進を感じることができます。次の焦点は、10月5日(日本では10月6日)の「World Teachers' Day」です。この日、イノウエさんたちはサンフランシスコで集会を開催します。国際連帯声明の発出を予定するなど大きな取り組みとなりそうです。私たちも国際連帯をかけて10月6日(月)午後5時に都庁第2庁舎前に集まりましょう。(と)
2008年9月29日18:43
ワーカーズアクション・カンサイは9月28日、小雨がぱらつく中、大阪市役所に隣接する中之島公園・女神像前に330人が結集し大高揚した。基調報告にたった大阪市職ユース部の青年労働者は、橋下府政と道州制のもとで導入されようとしている査定給に反対し、体制内執行部打倒の闘いに決起している。彼は自分の闘いに引きつけて、「4者4団体が1047名闘争の解雇撤回を引き下ろそうとしていることを絶対に認めることはできない!」と怒りを込めて弾劾した。そして「1047名闘争が動労千葉の守り抜いてきた団結と11月集会で結びついたらどうなるのか。1047名闘争が2000万青年労働者の怒りと結合し決定的に威力を発揮する情勢が来た」と、労働者の展望はここにあるんだ!と訴えた。
住宅明け渡し攻撃と闘う部落解放同盟全国連西郡支部、民営化絶対反対に立ち上がった八尾北医療センター労働組合、法大決戦を闘う全学連が特別アピール。国労5・27臨大闘争弾圧被告団が4者・4団体路線を弾劾し、5・27裁判での弁護団全員解任は徹底して路線を問うたもので正義だったと提起、「闘争団除名処分に体を張って闘った自分たちこそ1047名闘争の主体そのものだ。闘争団が屈服するなら絶対に許さない! 国労解散に対しては闘う国労をつくりだす決意で闘う」と決意表明した。
自治体労働者からは、橋下道州制攻撃と闘う大阪府・豊中市から発言があった。大阪府の労働者は、府職労執行部に対して役員選挙に立候補して闘い、目一杯追いつめた勝利感あふれる報告をした。豊中市からは、大会に警察権
力を導入した自治労本部を弾劾し、本部打倒の先頭に立つ決意が表明された。教育労働者は、「橋下は"ダメ教師"などとわれわれを罵倒している。現場に怒りが満ちている」と、職場にまきおこっている怒りを団結としてつくっていくことで勝利できると訴えた。
大阪市大の学生がカンパアピール。決意表明では、民営化―廃止・売却・全員解雇攻撃と闘う全社連労組、国鉄闘争を先頭で闘うスタンダード・ヴァキューム自主労働組合、民営化絶対反対・民営郵政打倒でゆうメイトへの解雇攻撃と闘う全逓労働者、「国鉄闘争におけるJR総連のように」労働者を弾圧し労使一体化を進める労組三役打倒に決起した高槻の医療福祉労働者、4者・4団体路線の先兵となった委員長「執行部」とたたかう関西合同労組の大阪3支部と兵庫の組合員、最後に民間労働者が「橋下は『民間では当たり前』と言うが、『民間では当たり前』とは橋下のような社長がいたらたたき出すことだ」と訴えた。
集会後、御堂筋から梅田まで、橋下打倒と国鉄1047名闘争勝利・解雇撤回を訴えて意気高くデモ行進を行った。
2008年9月29日18:11
9月28日、全国一斉ワーカーズアクションとして仙台でも集会とデモを行いました。法大弾圧に怒る青年の飛び入りをはじめ、青年・学生をはじめ多くの仲間が結集。
デモは、非正規の青年労働者のコールで繁華街を席巻! 「生きれるだけの賃金よこせ!」「雇い止め許さないぞ!」「闘う労働運動つくろう!」「ストライキで闘おう!」のコールは非正規労働者の怒りそのもので、街頭を歩いている青年労働者も一緒に声をあげ合流しました。
仙台S局で雇い止めになった青年労働者の司会で集会はスタート。はじめに呼びかけ人の自治体労働者から訴え。「福田を打倒したのは私たちだ。このことに確信を持とう。怒りのマグマは噴火寸前だ」「県内の自治体でも数年で2割のリストラが始まっていて、職場からは『人が足りない』『このままじゃ過労死だ』と怒りの声があがっている。しかし体制内の組合執行部は闘うどころか人員削減を当局と一体でやろうとしている。本当に許せない」「執行部選挙に立候補したが、受け付けないという。すべてが破産している。体制内は完全に私の存在に恐怖している。私たちは奴隷じゃない! 怒っていいんだ! 11月『生きさせろ』の1万人結集でゼネストをやろう」
基調に続いて職場からの発言。「11月集会にもう一度仲間を誘っていきたい」(教育労働者)、「体制内執行部と対決してもう一人の仲間と役員選挙に独自で立候補した。職場に5千枚のビラをまいた。青年労働者からも反応があった。民営化絶対反対を貫いて闘う」(自治体労働者)、「34年間解雇撤回を掲げて闘ってきて勝利した。自分たちはすごい闘いをした。このことに確信をもちたい。11月には3労組とともに全金本山も合流する」(全金本山労組・長谷副委員長)、「S局で雇い止めに対して、A君とともにストライキをやった。非正規と正規、この分断をうちやぶった。全国にA君の闘いが拡大している。当局は矛盾だらけ。労働者の力で権力とろう」(全逓労働者)。東北大の学生は、「2年半の法大決戦でかけがえのない団結をつくってきた。88人逮捕-20」人の獄中同志、そして文化連盟。大学はいまや非正規と正規の分断をつくりだす場になっている。これをぶち破って10・16(5・29裁判)-10・17法大集会に東北大からも大挙結集し、10・24派をぶっとばして11月集会1万人結集を実現しよう」とアピールした。
2008年9月29日18:08
9月28日、ワーカーズアクション東海実行委員会が呼びかけた「東海の青年労働者の怒りをひとつに 9・28ワーカーズアクション・東海」の集会とトヨタ(名古屋駅前ビル)への怒りのデモ(写真)に青年労働者を先頭に21名が決起しました。
集会は、映画「蟹工船」上映で始まり、続いて昨年の11・4全国労働者集会のDVD上映も行い会場は戦闘的な雰囲気になりました。
次は「俺たちは奴隷じゃない」と銘打った職場ディスカッションです。トヨタを解雇され東海合同労組に加入した青年の「トヨタは世界一だといいますが、会社の中は派遣労働者への差別でいっぱいで汚い会社です。トヨタは俺たち働く人間をゴミ扱いするな!」の怒りの発言でスタート。「郵政職場も蟹工船そのもの。団結して闘うぞ」の郵政労働者や8・5~6ヒロシマ大行動に会社と闘い有給休暇取得で参加した金属労働者など青年の職場闘争が報告され「蟹工船のように労働者は団結して今の社会を変えよう」や「11・2日比谷へ行こう」と熱い議論が行われました。
いよいよトヨタビルへ怒りのデモです。宣伝カーを先頭に「トヨタは労働者の血と汗を返せ」などと書かれたメッセージボードを手に休日でにぎわう名古屋駅前に登場。圧倒的な注目の中、「トヨタは下請けいじめをやめろ!不払い賃金返せ!」とコール。ビラをもらいに来る人や「がんばれ」の声援に出会い、勢いのあるデモになりました。(投稿)O・T
2008年9月29日08:58
9月27日、沖縄で「生きさせろ! 賃金よこせ! 怒りのトークライブ」を30名の結集で行いました。
基調報告を青年労働者から受けて、3つのブロックに分かれて討論を開始! 狭い会場で隣の討論が聞こえてきて、自然と各ブロックの討論の声が大きくなり白熱した討論を展開。初めて参加した仲間の職場の状況や思いを共有しながら、いかに闘っていくのか、時間が足りない状況でした。
討論集会をあわただしく切りあげて国際通りをデモ行進。注目度は抜群! 飛び入りでの参加もあり、大いに盛り上がりました。その後直ちに居酒屋で二次会の開始! デモに飛び入り参加の人は、「友達のとの約束で国際通りに出てきていたけど、このデモを見て、約束なんていいと思って参加した」とのこと。また、初めて参加した仲間に、11月労働者集会への参加をみんなで呼びかけました。
11月労働者集会の大結集へ、沖縄も闘いが前進しています。
2008年9月29日01:20
9月28日、福岡でワーカーズアクションを行いました。 今回は"街頭の労働者との合流"をテーマにして、デモ隊の他に多数のビラまき隊を準備しました。 青年労働者を先頭にして天神の警固公園を出発したデモ隊は、「こんな安い賃金で生きていけるか!」「支配者のピンチは労働者にとってチャンスだ!」「今の社会を労働者の団結の力で変えよう!」と訴え、九州の若者が集う街"大名(だいみょう)"へとくりだしました。
デモ隊の青年労働者は、それぞれの言葉でこの行動の意義と決起を訴え、同時に10・19福岡労働者交流集会・11・2全国労働者総決起集会への参加を呼びかけました。共感が広がった街頭からは「そうだそうだ」という多くの反応が出てきて、解散地点では自然と拍手もおきるほどでした。初参加者も加わったデモ隊は、これまでにない好反応を引き出した勝利感でいっぱいになりました。
2008年9月28日23:46
28日昼、北海道労組交流センターは札幌と室蘭で同時に11・2への結集を訴える街頭宣伝を行いました。札幌では若者が多く集まる狸小路商店街で、タクシー労働者をはじめとする仲間が11・2労働者集会のビラを配り、世界金融恐慌が始まった今、現体制と一体化した既成野党に期待するのではなく労働者階級自身が権力を握ろうと訴えました。
室蘭では青年をはじめとする仲間が中島町の丸井前のイベント会場で、青年労働者が団結して職場から反乱を巻き起こそうと訴え、11・2集会のビラを配りました。耳を傾けていた年配の男性が、「最近まで自民党を支持していたが、非正規労働者の置かれた境遇を何とかしたい」と声をかけてきて討論になりました。「既成の労組は何にもしない」と言うのに対して、動労千葉hokkaiのように闘う労働運動を発展させようと応えました。労組交流センターは両方の街宣で、解雇撤回を投げ捨てる4者4団体による政治和解路線を徹底弾劾しました。
2008年9月28日21:55
9月28日、「生きていけるだけの賃金をよこせ!」を掲げて坊っちゃん広場で行われたワーカーズアクションin松山は、飛び入り参加と、「がんばって!」の激励のなか、集会とデモ。その後の交歓会で、職場の現状を紹介し、「みんなで労働者集会へ行こう」と盛り上がった。
ホームページを見て、坊っちゃん広場の会場に飛び入り参加した若者は、「現在、求職中。会社とがんがんやりあった。100時間を越えるサービス残業。このままでは生きていけない。青年がクイモノにされている。怒りで一杯。思っていることを本音で思いっきり叫ぼう。自民党と民主党の政権争いに労働者の未来はない。労働者がもっと怒って、もっと立ち上がっていかないと。今日は、そのために参加した」と語った。
郵政職場の労働者は「一つの職場に三つも四つも別々の会社。こんなのは異常。組合は現場の声や要求に、無視か押さえつけしかしない。非正規職の労働者が増えてきた。お互いに名前も知らない。こんな職場ではだめだ。同じ労働者として団結して闘いたい」と。医療労働者は、「医療改革で、病人やお年寄りが病院から追い出されている。自宅待機、自宅療養で、江戸時代に逆戻りしている。そのうえ、職場は多忙化。このままでは労働者も患者も殺される」と怒りを語った。民間の労働者「組合の御用化。委員長のあり方に、青年らから疑問や怒りが広がっている。執行部の私にもその怒りがぶつけられた。本音で青年らと論議して、今の組合を変えていく」と決意を表明した。
デモでは「11・2労働者集会」を呼びかけるチラシが、面白い様に、手渡っていく。「がんばってください」とチラシを受け取った人らから声がかかる。デモにも、知らないうちに知らない人が「そこまで一緒に歩かせて」と合流していたり。「チラシ下さい」と寄ってくるカップルも。
みんな、団結を求めている。一緒に闘える機会を求めている。そのことがストレートに感じられるワーカーズアクションになった。「大幅賃上げ・非正規職撤廃」は、労働者が生きるためにも、団結するためにも本当に切実なスローガンになった。小さなデモから大きなデモへ。街頭デモから職場での怒りのストライキへ。11月、日比谷で会いましょう。(投稿)E・M
2008年9月28日21:46
9月27日、全国の仲間と団結して、秋田でもワーカーズアクションをやり抜き
ました! 秋田駅前に「11月日比谷へ」ののぼりを立てて、秋田県の最低賃金審議会への「生きさせろ!」押しかけ要請行動の報告チラシをまき、労働者を平気で使い捨てにする資本主義への怒りを爆発させました。ほんの数名というささやかな行動でしたが、最低賃金行動に決起した青年労働者も合流し、派遣労働者が初めてマイクを握って、働いても生きていけない現実への怒りを訴え、圧倒的な注目を浴びました。
第2部のワーカーズフォーラムでは、労働条件も人間関係も最悪の職場を辞めたばかりの青年労働者が、この地獄のような社会を革命したいという渾身の基調提起を行いました。新仙台郵便局で怒りのストライキで立ち上がった鈴木くんをゲストに招き、なぜ立ち上がったのかの報告を受けました。資本と職場で対決する決定的な転換を勝ち取るために、怒りを取り戻すことの大切さ、正規と非正規の分断を職場闘争によって突破していく決定的な鍵をつかむ貴重な行動になりました。
一つ一つの闘いが路線を獲得し、団結を拡大する契機になって主体を成長させることできています。次は動労千葉を招いた10月19日の秋田労働者集会を成功させ、4者4団体路線を粉砕して、11月集会1万人決起へ全力で闘いたいと思います。(投稿)A・K
2008年9月28日20:15
9月28日、ワーカーズアクションin岡山が市内中心部の公園に35名の労働者・学生の結集のもとにたたかわれた。ゆうメイト労働者懲戒解雇に対する26日の郵便事業会社との団交闘争に県内各地から駆けつけた多くの組合員と支援の仲間が、28日ふたたび集まった。そして職場から仲間を誘って参加した労働者、局前闘争でビラを受け取って初めて参加した労働者や、飛び入りの参加者の姿も。「労働者を使い捨てにするこんな社会を変えよう」という連日の訴えが、職場と地域の労働者の怒りに火をつけたのだ。
集会は実行委員会の女性労働者の開会アピールの後、懲戒解雇粉砕をたたかう当該のゆうメイトI君からの熱烈な戦闘宣言、参加した労働者からのリレーアピールを受けた。どの発言者もI君懲戒解雇への怒りと、たたかわない体制内労働運動への怒りに満ちている。労働者の団結にかけきってたたかうことへの確信と展望がますます深まっていった。
「今日の集会とデモを引き継いで、11・2日比谷へ結集しよう」とのまとめのあいさつの後、市内デモに打って出た。デモコースは市内のメインストリート、目指すのはゆうメイト労働者I君に懲戒解雇攻撃をかけてきた岡山中央郵便局だ。青年労働者を先頭にのぼり旗とメッセージボード、プラカードを掲げたデモ隊は、片側3車線道路の2車線を占拠して進む。警備に動員された警察権力はその迫力の前に手出しすることもできない。解放感あふれるすばらしいデモだ! そして岡山中央郵便局前では、激しい怒りのシュプレヒコールが繰り返し繰り返したたきつけられた(写真)。
「今年は11・2に行ってみたくなった」と、十数年ぶりに参加したある労働者はデモの後、語った。集会とデモを最後までたたかった参加者は、「次は11・2日比谷だ」「団結して麻生をぶっ倒すぞ」と決意を固めた。
2008年9月28日20:11
麻生内閣・中山大臣の「成田はごね得」「日教組をつぶす」発言に青年の怒り爆発。労働者を消耗品として搾取、解雇した資本家に、「絶対反対」でたたかう動労千葉派として登場。体制内労働運動の「連合」社民とのたたかいを鮮明にさせました。
署名板を準備していると、「こんなときやから、私にも署名させて」と女性の方が。元国労で現在療養中の男性からは「おお、動労千葉か!いまも松崎とやりあっとるのか。君ら若いもんが、古典的な組合運動をやってくれてるんやな」と握手。この人は、デモの途中でも待ち構えてくれていて激励。「僕も福祉学科です」という高校生たちもぞくぞく。
徳島刑務所の星野文昭さんと、獄中の法大決戦の学生同志の皆さん。彼らのたたかいと奪還が熱烈に訴えられました。日本階級闘争の革命家群像の熱い生き様が、新自由主義下で青年労働者、学生の心をどれほど震わせているだろうか。
「生きさせろ!賃金上げろ!」の11・2、1万人労働者集会にむけ力強いデモをやって、気分爽快です。
2008年9月28日18:48
Berlin, Germany: 130.000 workers against health policy of government
9月25日、ドイツの首都ベルリンに全ドイツから病院組合・公務員組合・統一サービス産業労組などの看護師・医師ら13万人が集まって集会とデモを行い、政府の医療・病院政策に激しい抗議の声をあげた(写真)。この13万人という数字は主催者の予想の2倍で、医療関係者の全国結集としてはドイツ史上最大だ。全国から貸し切りバスや特別列車を仕立てて結集する人たちも多かった。青年層やまだ勤めて日が浅い若い看護師たちが非常に多かったのも一つの特徴だ。
参加者たちが一番問題にしているのは、薬価や経営コストがたえず上昇しているにもかかわらずドイツ政府が公立病院への支出を減らしているために、病院の3分の1が倒産の危機にあるという現状だ。そのため経営は、要員をどんどん減らしている。いまベルリンでは4万5000人の医療スタッフで70万人の患者を看ているが、この10年で医療スタッフが1万5000人も減っている。その間に患者数が13%も増えているにもかかわらず、である。病床数も、ドイツ再統一時の1990年からベルリンだけで2万3000減らされた。クリスティアーネ・エールマンさん(事故災害外科の看護師)は、「仕事が残酷なほどに過重です。ですから、1日が終わったとき『ああ今日も事故を起こさなくてよかったなあ』と思う毎日なんです」と言った。エールマンさんの職場でも、過労のため経験のある医師・看護師が次々とやめているので、残った人とまだ経験の浅い人で職場を回しており、とても危険な状態だという。
秋晴れのその日、ベルリンの中央広場と主要な街頭は、医療労働者の分厚い隊列でぎっしりと埋めつくされた。
2008年9月28日10:26
9月27日夜、東京でワーカーズアクションの集会とデモが650人の労働者の結集で行われた。文京区民センターでの集会後、神田・錦華公園までデモした。「生きていけるだけの賃金よこせ! 団結すれば勝てる! 社会の主役は労働者。福田を打倒したぞ。麻生も倒すぞ」――シュプレヒコールが夜空に響き渡った。デモに飛び入り参加する人、ビルの中や街頭から手を振り、エールを送る人、握手を求める人など労働者の圧倒的な支持と共感を得た。
(写真集へ)
集会では、司会を神奈川の民間労働者が務め、最初に動労千葉の川崎昌浩執行委員が発言した。「金融大恐慌に陥り瀕死の資本主義を打倒しよう。国鉄1047名闘争を裏切る4者・4団体路線を粉砕し、国鉄闘争と労働運動の勝利を切り開こう。11・2労働者集会に1万人集めよう」と熱烈に訴えた。次に国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが「体制内派の10・24と11・2との激突という絶好の構図ができている。最高の闘いのチャンスだ。私は今、楽しくてしょうがない。4者・4団体路線を徹底批判し、すべての労働者に選択を問おう」と展望を語った。
基調報告は全逓の青年労働者が行った。「世界の労働者とつながり、資本家をたたきのめし、労働者が権力を握るときが来ている。それを抑え込んでいる体制内派を打倒しよう。名乗りを上げる時は今だ。民営化攻撃には絶対反対しかない。麻生内閣打倒! 俺たちが先陣を切ろう!」と提起した。参加者は圧倒的な拍手でこたえた。全学連の織田陽介委員長が「小泉がやめた。私たちの怒りが敵を追いつめて次々ぶっ倒している。路線を貫いて闘えば新自由主義に勝てる」と宣言。法政大学文化連盟の学生のアピール、カンパアピールの後、現場で闘う労働者として、埼玉の金属の女性労働者、全逓労働者、神奈川の教育労働者、埼玉と東京の自治体労働者、東京の医療労働者が次々と発言した。職場での闘い、党派闘争、団結強化・拡大で、11・2集会1万人結集へ攻め上っていこうと力強い発言が行われた。 集会後、隊列を整え、機動隊の大型バスのバリケードと数百人の機動隊・私服の弾圧をはねのけて、錦華公園まで意気高く戦闘的にデモを行った。
2008年9月28日01:03
2008年9月28日00:51
ふくしまワーカーズアクション実行委員会は9月27日、午前11時から福島駅前で1時間の情宣活動を展開したあと、25名の働く仲間を結集して13時から福島市市民会館で決起集会を開催しました。民間の青年労働者の「時代は革命情勢」の基調提起と7人の仲間の発言で時代認識と2つのスローガンに全参加者が確信を持ち、福島駅前までの約2キロのデモに出発しました。デモの先頭には女性労働者が立ち、沿道からの熱い視線が注がれました。
2008年9月27日23:54
WORKERS ACTION 9.27
生きていけるだけの賃金よこせ! 大幅賃上げゼネストをやろう! 団結すれば勝てる!たたかう労働運動をつくろう!
東京。集会後のデモ(文京区民センター->御茶ノ水)
2008年9月27日13:29
9月4日に数万人の暴動が起きた中国湖南省吉首市で、再び連日の大規模デモが起きてている。9月24日には住民1万人が地方政府(湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州)の庁舎前で抗議行動を行い、武装警官隊と衝突した(写真)。25日には1万人以上が駅を占拠し、警察は催涙弾を発射。26日にも州庁舎前に1万人以上が集結した。デモは現在も断続的に続いているという。
湖南省では、地元政府の後押しのもとで住民から詐欺的な手口で資金をかき集めてきた不動産開発会社が次々と破綻し、元利返済不能となった。被害者は吉首市の人口15万人の半数に達する。これへの住民の怒りの爆発が9月4日の暴動だ。今回のデモの発端は、不動産会社と政府当局が公告を出して、元金の返済ができないと宣言したことにある。住民数百人が公告の撤回を求めて州庁舎への請願行動に立ったが、恐怖した州長官は車でその場を逃げ出そうとし、その際に抗議した女性に大けがを負わせた。怒った民衆は長官の車をひっくり返し(写真)、闘いは1万を超える大闘争へと発展した。
不動産開発資金の不正調達をめぐっては、同様の騒乱が各地で起きている。9月18日には浙江省麗水市で、やはり不動産投資で被害を受けた住民1万人以上が市政府庁舎を包囲して警官隊と衝突した。世界金融大恐慌への突入は、中国政府を直撃し始めている。中国の労働者と農民の怒りはこれから本格的に大爆発する。反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命こそが唯一の出口であることを、今こそ真っ向から訴えて闘おう。(CHI)
2008年9月27日07:36
中山国土交通相は、9月25日報道各社と行なったインタビューで、成田空港の滑走路拡張問題について「ごね得というか、戦後教育が悪く、公共の精神が欠けている」「自分さえよければ、という風潮の中で、なかなか空港拡張ができなかった」「(反対住民らは)公のため自分を犠牲にする精神がなかった。自分さえよければいいという風潮の中で、空港が拡張できなかったのは大変残念。(空港整備が進む)中国がうらやましい」と述べた。三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長は、同日夜放映されたテレビ朝日の「報道ステーション」で、インタビューに答えてこの発言に怒りをたたきつけた。
「報道ステーション」はそのトップニュースで、麻生内閣の支持率が安倍や福田のときに比べても低いことを取り上げ、その中で中山国土交通相の3つの失言を報道した。成田問題と、大分県教委汚職事件での「原因は日教組」発言、「日本は単一民族」発言だ。中でも成田問題をトップに報道し、北原事務局長のインタビューを放映した。北原鉱治事務局長は、「『ごね得』とか言っているけど、そんな次元はとっくに過ぎちゃっているわけですよ。とにかく43年間、なぜ抵抗しているのか。物をくれとか土地を高く買えとか、そんなことを言ったことないですよ」と、中山国交相発言を徹底弾劾した。
この中山発言は、三里塚闘争43年を否定するものであり、断じて許せない。三里塚闘争が今も国策空港の完成を阻み続けていることに大打撃を受け、反対同盟農民の不屈被妥協の闘いに強烈な悲鳴を上げているのだ。三里塚闘争は、日本革命の労農同盟の拠点だ。10月5日、三里塚現地で開催される「暫定滑走路北延伸阻止、市東さんの農地を守ろう」全国総決起集会に大結集し、中山、麻生らをぶっとばそう!
2008年9月27日00:43
不当な雇止めに抗議したら懲戒解雇!?───こんなデタラメが許せるか! 岡山中央郵便局に勤務するゆうメイトの青年労働者I君と岡山マスカットユニオンは、9月26日、郵便事業会社岡山支店との団体交渉をたたかった。 8月29日の雇止め通告、9月6日の懲戒解雇通告以降の朝夕の連日の局前抗議行動に追いつめられた支店当局は、団交の交渉委員を2名に制限する規制をかけてきた。「JP労組さんにも2名でお願いしている」というのだ。御用組合は許してもわれわれは許さない。組合は9名の交渉委員を選任し、組合員・地域の仲間とともに総勢20名を超える隊列で局前に登場した。
職制が阻止線を張るが、「不当労働行為をやめろ」と激しく抗議し、いったん20名全員が局舎内に入る。支店当局が交渉のために用意した部屋は4名しか入らない応接室であることが判明し、全員の怒りが爆発。テーブルが室外に放り出された応接室に交渉委員全員が入室し、そのまわりを結集した仲間が取り囲む中で、団体交渉が開始された。不当な人数制限を実力で粉砕したのだ!
懲戒解雇の理由を具体的に明らかにしろ!───当該のI君の激しい追及の前に、総務課長は消え入るような声で就業規則の条文を繰り返すばかりで、何ひとつ事実を明示できない。「こんないい加減なやり方で懲戒解雇ができるのか!」「ふざけるな!」と交渉団はさらに激しく詰め寄る。追いつめられた総務課長は、2回目の団体交渉の設定を約束せざるをえなかった。
懲戒解雇という労働者に対する死刑宣告に手を染めた支店当局を、われわれは絶対に許さない。広島、仙台、全国で雇止め攻撃とたたかうゆうメイトの仲間とともに、そして本務の労働者とも団結をうち固め、監獄職場=郵便局を労働者の手に取り戻していこう。9.27-28ワーカーズアクションの大爆発から、11.2一万人大集会の勝利へ突き進もう。
2008年9月26日13:53
「核空母配備を絶対に許さないぞ!」「労働者の団結で基地も核空母も撤去するぞ!」
ついに核空母ジョージ・ワシントン(GW)が9月25日午前、米海軍横須賀基地に入港した。神奈川労組交流センターや反戦共同行動委員会、婦人民主クラブ全国協、とめよう戦争への道!百万人署名運動などの闘う労働者人民は、早朝6時から入港経路の浦賀水道沿岸に陣取り、怒りの抗議行動をたたきつけた。
横須賀市のうみかぜ公園では、三浦半島地区労、神奈川平和運動センターをはじめ350人が抗議行動を展開した。午前7時から、駆けつけた労働者が次々とマイクをとって怒りのアピール。8時半過ぎに、海自イージス艦に先導されたGWが巨体を現すと抗議団の声はさらに高まった。
●5千人の大デモ
午後6時半から横須賀基地に隣接するヴェルニー公園で怒りの抗議集会が開かれた。4800人の大結集だ。神奈川・東京を中心に、北海道から沖縄にいたる全国から労働組合が集まった。主催者あいさつに立った福山真劫平和運動センター事務局長は「GWを強行入港させた日米政府を絶対に許さない! この日を絶対に忘れないぞ」と声を張り上げた。
集会終了後、参加者は横須賀市内を席巻する大デモに立った。直前1週間にわたる座り込み行動、神奈川各地での連続抗議行動を経てこの日、横須賀の街は終日、怒りの声で埋めつくされた。
2008年9月25日21:30
9月25日、千葉地裁で天神峰現闘本部裁判が開かれ、三里塚反対同盟が顧問弁護団、支援の労働者・学生とともに怒りに燃えて決起し、仲戸川裁判長を決定的に追いつめた。 午前8時半、千葉市中央公園に結集した90人に北原鉱治事務局長が「実地検証を認めさせるまで闘おう」と呼びかけ、反対同盟を先頭に市内デモを行った。この迫力に恐れをなした千葉県警は千葉地裁前に大量の警察官を配置し、この過剰警備に抗議をした反対同盟の太郎良陽一さんを不当逮捕した。裁判開始を前にした不当弾圧を許さない!
10時半に開廷。ただちに顧問弁護団が弾圧について裁判所を追及すると仲戸川裁判長は「答える必要がない」の一点張りで、法廷内外が弾劾と怒号で騒然となった。この最中に仲戸川は「証拠決定をする」と突然言い出した。
「なんだと!」「認められるか!」
反対同盟と弁護団が裁判官席に猛然と詰め寄り、即座に「裁判官忌避」がたたきつけられた。怒りの爆発にうろたえながら、3人の裁判官は開廷後10分で職務放棄し法廷から逃亡して戻らないという前代未聞の事態となった。不当な訴訟指揮を行ってきた仲戸川の完敗宣言だ。
その後ただちに千葉県警本部前に詰めかけ、不当弾圧に対する猛抗議をたたきつけた。
市東さんの農地と現闘本部を労農連帯の力で絶対に守りぬき、暫定滑走路北延伸攻撃を粉砕しよう!
2008年9月25日19:45
大阪市内のエルおおさかで三里塚関西集会が行われ、関西各地から175人が参加し成功した。世界金融恐慌が劇的に始まった情勢の中、ここ数年で一番多い結集になった。集会は、反対同盟から萩原進事務局次長が参加し、動労千葉から川崎執行委員が参加する決定的な集会になった。労農同盟の陣形がいま一歩前進した。 集会は、安藤眞一関実事務局次長の司会で始まった。主催者あいさつを山本善偉関実世話人が行った。「3・30集会は千人を超したが、10・5集会には3千名を超すようにがんばろう」と訴えた。連帯あいさつを部落解放同盟全国連が行い、葉山岳夫弁護士と森田恒一前世話人、青柳晃玄さんのメッセージが紹介された。
特別報告を動労千葉の川崎執行委員が行った。川崎さんは「労農連帯で三里塚闘争に勝利する。職場、地域から総決起する」そして「4者4団体路線」を批判し、「10・5三里塚に結集し11・2労働者集会に結集しよう」訴えた。
関実活動報告として現地調査、写真展、野菜市、産直野菜の報告を行った。
集会のメイン、反対同盟のアピールを三里塚反対同盟事務局次長の萩原進さんが行った。「福田が政権を投げ出し、アメリカ発の金融恐慌が始まり世界を駆け回っている。行き着く先は戦争だ。選挙では変わらない。民衆の闘いで変えよう」そして「三里塚闘争の課題は、①労働者と農民の連帯、②北延伸に対し不屈の前進勝ちとる、③市東さんの裁判頂点に裁判闘争に勝利する。④10・5に3千人結集しよう」と訴えた。萩原さんの熱烈なアピールに会場から大きな拍手が起きた。
基調報告で永井満関実代表世話人は「関実は三里塚反対同盟、動労千葉とともに、この陣形を30年間維持して闘ってきた。今後もこの陣形で闘っていきたい」と述べた。そして「10・5三里塚に総結集しよう。これが今日の一番言いたいこと。関実結成して30年過ぎた。当時、反対同盟は『北総大地を百万人民で埋め尽くそう』と檄を発した。今こそ権力に目にもの見せてやるような闘いをやろう」と締めくくった。参加者は決意をこめて大きな拍手で応えた。
2008年9月25日01:39
広島西局で雇い止め=解雇攻撃と闘うゆうメイトのA君は9月24日、第2波のストライキに決起した! 9月16日に続くストライキ決起だ。24日の夕方に団体交渉が持たれることになっていたが、A君は断固、実力闘争に起ち上がった。震え上がった西局の管理職は、遠巻きに見守る事しか出来ない。またしても制服警官が弾圧にきたが怒りのアジテーションの前になすすべなく退散した。
第1波以上の20名を超える、闘う労働者や学生が大結集して、再び西局前を「解放区」とした。職場の仲間の圧倒的な注目、期待、共感をもって第2波ストは、第1波よりもさらに解放感をグレードアップしてかちとられた。団結をかけて、闘いにはせ参じた地域の働く仲間の間に、解放感が爆発的に拡大して、次はウチでやりたい!オレもできるかも!という力が広がっていく。
夕方、団交が開催されたが、組合側の交渉参加者を制限し、入構を拒否する西局によって、またしても警察権力が導入され、パトカーが弾圧にきた。管理職は数名の制服警官の影で吠えるばかりだ。この際、すでに西局が、団交対策のために事前に、警備課の私服警官を要請していたことが判明した。構内に車両を駐車し弾圧の機会をうかがっていたのだ。これが民営郵政の真の姿だ。争議即権力導入が民営化会社JPの労務政策である。監獄職場の現実だ。団交は開催されたものの当然にも平行線をたどり物別れに終った。
JP労組の体制内労働運動が、一人の青年労働者の闘いで破綻した時、JPの職場支配は崩壊することがA君の決起で示された。そして当局の最後の頼みの綱は、JR-国労と同様に郵政職場でも警察権力であることが判明したのだ。5・27国労臨大闘争弾圧裁判被告団や法政大弾圧の20人の獄中同志のように闘えば勝てる。職場の一人からの決起と団結の拡大で、絶対に職場の力関係を覆すことはできる。11・2集会に向けて、職場で嵐のような闘いを展開して、1万人結集を何としても実現しよう!
2008年9月22日23:17
法政大学の秋季開講日の9月22日、全学連や法大文化連盟の学生たちが当局による人間環境学部3年生、倉岡雅美さんへの処分策動を阻止し、法大を解放しよう、と訴えて集会とデモを行った。昼休み、封鎖された正門を挟んで集会を始めた。
文化連盟の委員長のS君、副委員長のO君、倉岡さん、07年4・27弾圧被告の友部博文君らは、処分を策動する増田寿男総長を始め、この日キャンパスに現れた木原学生センター長や法学部鈴木教授、ジャージ軍団らを弾劾した。当局は「許可なく拡声器を使用するな。業務妨害だ。迷惑だ」と構内放送で不当にも演説を妨害する。学生たちはアジテーションをやめない。木原らは何度も「警告」を通告しにくるが、学生に圧倒され、むなしく引っ込んだ。集会後、法大の周りを元気よくデモし、「権力・当局の不当な処分・弾圧を許さない」と労働者・学生に訴えた。秋季開講日初日から法大当局に決定的な打撃を与える闘いとなった。開講日デモから9・27ワーカーズアクション、10・17法大解放1千人集会、11・2労働者集会1万人結集へ、進撃が始まった。
2008年9月21日13:53
9・27~28ワーカーズアクションの全国の行動は高松と徳島でも行われることになりました。
〇高松
27日午後5時
三越前~中央公園の街宣・デモ
6時半から集会
香川県社会福祉総合センター。
〇徳島
とくしまワーカーズアクション
28日午後2時徳島駅前
全国各地:(Calendar)
[東京]9月27日(土)午後6時 文京区民センター3A(交通 ● 都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 徒歩1分 ● 営団地下鉄丸の内線 後楽園駅 徒歩3分)
生きていけるだけの賃金よこせ! 大幅賃上げゼネストをやろう!
9・27~28ワーカーズアクション 団結すれば勝てる! たたかう労働運動をつくろう!
2008年9月16日23:09
解雇攻撃と闘うゆうメイトA君のストライキは、9月16日9~12時の間、警察権力に弾圧を「丸投げ」した民営郵政の卑劣な弾圧を跳ねのけて、断固貫徹されました。朝から20人を超える広島の労働者が結集してスト突入集会がかちとられました。医療福祉、教育労働者、電通、派遣や中小零細の民間の仲間、生協など広島連帯ユニオンの組合員も多く参加しました。中には、ストを見たい、と出勤前に立ち寄った人もいました。
A君は、職場の仲間が注視する中で決然とストライキに決起し、集配の仲間にビラを撒ききり、支援の仲間と合流しました。局前で会社への怒りを爆発させて、働く仲間に共に闘おうと訴えました。その後、仕事に復帰しました。職場の仲間に共に闘おうとアピールしています。大勝利です。仲間の激励を受けて勤務を終え総括集会を貫徹しました。
岡山のIさんのアピールや愛媛で民営化と闘う仲間、婦人民主クラブの仲間からは、檄布が寄せられました。ありがとうございます。
(広島D)
2008年9月11日20:29
Pakistan: Workers win big wage increase and regularization of contract colleagues
パキスタン最大の電気通信会社・PTCLの労働者が7月、経営側による労働協約の破棄と新賃金体系の導入に反対し、契約労働者を正社員にすることを求めて、全国規模のストライキを決行した。5万人の労働者がストに参加し、ほとんどの電信・電話局が営業中止に追い込まれた。民兵がピケットラインを破ろうと、催涙ガスや警棒を使って労働者に襲いかかり、実弾を空へ発砲して労働者を威嚇した。その結果かなりの数の労働者が負傷した。だが、労働者の固い団結と戦闘性の前に軍はピケットラインを崩すことはついにできなかった。
これはPTCLが2005年に民営化されてから最大規模の争議だ。スト4日目の7月21日の時点でも、ラホール、イスラマバード、カラチなどの主要都市では事業所の完全封鎖が実施されていた。ストは2週間続き、7月30日、労働者側が基本的要求をすべて貫徹して終了した。全世界で新自由主義が渦巻くなか、国際労働者階級がかちとった大きな勝利だ。合意内容は、①賃金を即時35%引き上げる、②8000人の契約労働者を正規職に格上げし、賃金を35%引き上げ、かつ他の労働者と同じ手当を受けるようになる、というものである。これは電気通信労働者にとって画期的な勝利である。
「社会主義インターナショナル」にも加盟しているパキスタン人民党(PPP)の影響下にある労働運動の既成指導部は、政府閣僚との密室協議に手を染め、労働者間に亀裂を持ち込むためにできることは何でもやった。しかし、労働者たちは既成指導部の指導を拒否し、「パキスタン労働組合の権利運動」(TURCP)のもとに闘った。そして日和見主義者を打ち負かし、ボスから大きな譲歩をかちとったのである。こうしたパキスタン労働者の階級闘争こそ、ムシャラフ大統領を辞任に追いやった一つの大きな原動力になった。(OD)
2008年9月10日23:13
Germany: Bank workers go on strike in Karlsruhe
ドイツ南西部・バーデンヴュルテンベルク州の閑静な都市カールスルーエで9月8日、300人の銀行員がスト・デモに決起した。その結果、いくつかの銀行が業務停止に追い込まれた。ストに決起したのは統一サービス産業労組(Verdi)に加盟しているドレスナー銀行、コメルツ銀行、フォルクス銀行など6行の労働者300人で、要求は8%ないし最低260ユーロ(1ユーロ=約150円)の賃上げだ。写真は中央広場・市庁舎前の集会でアピールする労働者
「ストライキ共和国」ドイツでも銀行と言えば、これまでストにはほとんど無縁だった。そのため、今回のストでは参加するのが初めてという労働者が大半だったが、それでも300人も決起し業務を停止させる「音の出る」ストを闘いとなった。スト・デモ行動は、午前10時から拠点スト職場での集会から始まり、11時から市縦貫のデモに出、中央広場の市庁舎前では通りかかる人々に声の限りに自分たちの要求を訴えた。そして12時半にまた朝のスト拠点に戻り、そこで総括集会と団結ランチをもって成功裏に終了した。おっかなびっくり初めてのストに参加した労働者も、デモの最後には「今度の9月16日の交渉で満足の行く結果が出ないなら、さらにストを拡大するぞ」と大いに自信を深めた一日だった。いまドイツでは、業界第2位のコメルツ銀行による同第3位のドレスナーの吸収・合併が日程にのぼっており、それが実現すれば9000人の解雇につながると言われており、労働者たちは本格的なストを構えている。ついにドイツ金融資本の中枢にまで、ストの波がひたひたと押し寄せるにいたっている。(ね)
2008年9月 8日12:21
Street propaganda action in front of Shibuya station, Tokyo has big public response
ワーカーズアクション実行委員会が9月6日御茶ノ水駅前、7日渋谷駅前ハチ公前広場で街頭宣伝を行い、ワーカーズアクション9・27(東京・文京区民センター)と全学連大会(9月13~15日、東京)、11・2全国労働者総決起集会への大結集を訴えた。学生は併せて法大弾圧に対する救援署名運動も行った。2日間でビラが1300枚まかれ、9・27への賛同が37、11・2への賛同が74寄せられた。前進も9部売れた。
「福田内閣は労働者の怒りに包囲されて打倒された。資本家階級はもう権力を維持できなくなっている。労働者が権力を取るときが来た。すでに全世界で労働者がストライキで決起している。日本でも賃上げゼネストをやり、労働者階級の力を示そう。今、青年労働者・学生は低賃金・不安定雇用、競争・分断、団結破壊、インフレの中にたたき込まれている。大学にも自由はない。生活保護費以下の超低賃金・日雇い派遣労働でどうやって生きていくのか。正規職の労働者だって過労死に追い込まれている。ワーカーズアクションに集まり、団結し、大幅賃上げゼネストを実現しよう」などと訴えた。
訴えに対して「団結をつくり、会社に文句を言いたい」「賃上げゼネストをやってみたい」「会社は残業代を払え」などと青年労働者が反応、9・27や11・2への賛同署名を行った。『前進』にも関心を示して買っていった。
2008年9月 7日13:20
California, USA: Healthcare workers go on 24-hour strike
「不当労働行為ストライキ」のプラカードを掲げて、2000人を超える医療労働者が8月28日にカリフォルニアの5つの病院で24時間ストを行った。この5つの病院を経営するのはドーター・オブ・チャリティ・ヘルスケア・システム。「我々は経営に対してチャリティをお願いしているんじゃない。患者への行き届いたケアが行えるよう医療労働者を尊重し、労働条件を整えろと要求しているのだ」と、ピケを張って闘うSEIU-UHW(サービス従業員国際労働組合・西部統一医療労組)の組合員は訴えている。写真は、シートン医療センター(サンフランシスコの隣町、デーリーシティー)のストライキ(8月28日)
これらの病院では今年の3月に労働協約が切れ、SEIU-UHWは地域の介護水準を引き上げ質の高い仕事を行える内容を提示して経営と団交を行ってきたが、経営側の不誠実な対応でいまだに交渉は難航している。UHWは2008年キャンペーンと銘打って、カリフォルニアの7万5千人を超える医療労働者の労働協約改定の交渉を行っており、医療に従事する労働者をとりまとめて過去最大級の統一行動となっている。UHWは、7月に病院ストライキをしている。
写真は、セント・ジョゼフ・マザーハウス病院のスト(7月26日)
2008年9月 7日12:48
USA: Boeing workers go on nationwide and indefinite strike
会社側と協約交渉を行っていた国際整備士・航空労働者協会(IAM 2万7000人)の労働者はスト投票を行った。会社側の提案を80%の労働者が拒否し、87%がストに賛成し、9月6日午前0時からストライキに突入した。組合側が13%の賃上げと年金増額、アウトソーシングの停止などを要求していたのに対し、会社側は11%の賃上げを提示していた。今回のストライキは、05年の24日間スト以来のストライキとなる。
ボーイング社は世界最大級の航空宇宙会社。米で唯一の大型旅客機メーカーであり、ヨーロッパのエアバスと世界市場を2分する。軍用機・ミサイルなどの研究開発・設計製造も行う。このストライキで米航空宇宙産業、とりわけ民間航空機部門は大きな打撃を受ける。IAMはAMFAと比べて保守的と言われていたが、IAMの労働者は今回のストでついに体制内指導部の制動を打ち破って決起し始めた。
2008年9月 7日12:35
China: Tens of thousands of people confront riot police in Hunan and Zhejiang Provinces
9月4日、中国の湖南省と浙江省で、数万人規模の暴動が発生した。湖南省吉首市では、不動産会社に出資金の返済を求める市民の怒りの爆発を引き金に数万人が街頭に繰り出し、幹線道路や鉄道の駅を封鎖、数時間にわたって列車を止めた(写真)。軍と警察5千人以上が鎮圧に出動し、最低でも50人以上が負傷、20人以上が拘束された。また浙江省寧波市の衣料品工場でも、14歳の少年労働者の転落事故をきっかけに、出稼ぎ労働者ら1万人が工場に投石する暴動に発展。特殊警察部隊と衝突した。さらに5日には河南省鄭州市で数千人の高校生が県政府庁舎を包囲するなど、各地で一斉に暴動的闘いが起きている。
湖南省の暴動の背景にあるのは、不動産企業などの現地民間企業が当局の黙認のもとに、年利50~80%もの高利を提示して違法な資金集めを行っていたことにある。そのため市の人口の半数を超える15万人が出資し、自宅を抵当に入れてまで出資している市民もいたとされる。しかし今年の6月以降、不動産バブルの崩壊にともない、元利返済も一部滞る事態となっていた。これに対する市民の怒りがついに、4日の暴動となって爆発した。浙江省の場合は、窓から転落して負傷した少年の親族を先頭に500人が工場に押しかけ説明を求めたところ、逆に治安関係者に殴られた。これをきっかけに投石が始まり、多数の出稼ぎ労働者が加わって1万人を超す暴動に発展。20人以上が負傷し、10人以上が拘束された。 5日の河南省では、地元開発業者が高校の運動場の強制収用に着手しようとしたことに生徒4千人が「人間の鎖」を作って阻止行動に立ち上がった。公安当局が女子生徒を殴り負傷させたのをきっかけに、怒った生徒が県庁舎に押しかけ、緊急出動した武装警官隊との衝突に発展した。高校生による当局への暴動的決起はきわめて異例とされる。北京五輪の終了と同時に、中国人民の抑え込まれてきた怒りの爆発が、中国全土で一斉に始まった。(千)
2008年9月 7日12:20
Poland: 50,000 workers overwhelmingly demonstrate in Warsaw
ポーランドの首都ワルシャワで8月29日、肌寒く土砂降りの雨の中、90年代以来最大の5万人の労働者が力強いデモを敢行した。デモを行ったのは、ポーランド「連帯」労組に組織された労働者たちだ。デモは、市の中心・ピウスツキ広場から4キロ離れた首相官邸まで行われたが、道一杯に広がるデモ隊の先頭が官邸前に着いても最後尾はまだデモに出発できないという状況だった。この結果、多くの工場で生産が止まり、事実上のストになった。ワルシャワの首都機能は数時間にわたって完全に停止した。首都を席巻する今回の闘いは、この数か月間ポーランド各地で闘われてきたストとデモの頂点をなすものだ。
写真1:ピウスツキ広場からあふれ出す5万人の労働者
ポーランドでもこのかん、食糧や燃料の価格が急騰している。労働者たちは、「まともな仕事にまともな賃金」のメインスローガンを掲げ、最低賃金の引き上げ、政府による労働法制の改悪(ストを困難にする)反対などを掲げて決起した。デモの隊列では、労組組織率が高い国営の鉱山・鉄鋼・造船というポーランド労働運動を代表する三つの産別の労働者に加え、私企業で働く青年労働者、とりわけ20~30代の女性労働者の姿も目立っていた。若い女性労働者が隊列の半分を占めるデモ隊も少なくなかった。実際、このかん「連帯」労組に加盟する青年労働者が急増している。
ポーランドは、スターリン主義崩壊後、1999年にNATOに加盟し、2004年にはEUに加盟して、現在、EUの「勧告・指導」のもとで民営化政策=新自由主義政策を推し進めている。ポーランド労働運動の2つのナショナルセンターである「連帯」労組と全ポーランド労組連合(OPZZ)の指導部は、ともにそれを認めてきた。今回のワルシャワデモは、現場労働者(ランク&ファイル)の強い要求が労組指導部を突き動かして実現したものだ。1989年の東欧スターリン主義崩壊の原動力となったポーランド労働者階級の闘いが、英・仏・独の労働者階級との合流をめざして、ついに歴史的に登場した。(は)
写真2:道一杯に広がって首相官邸までデモ
2008年9月 6日22:53
Immediate protest action in front of post office against dismissal of an irregular young post worker in Okayama
9月6日、岡山中央郵便局で不当な雇止め=解雇の攻撃とたたかうゆうメイトの青年労働者I君に対して、郵便事業会社当局は懲戒解雇を言い渡してきた。民営郵政の不当きわまりない労働者支配に対して怒りの声を上げた青年労働者を即日懲戒解雇するとは、何という暴挙か!同日午後、県内各地から急を聞いて駆けつけた組合と地域のたたかう仲間20名は局前抗議闘争に立ち上がり、激しい怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。プラカード、横断幕を掲げ、ビラが次々と手渡される。集まった仲間たちが次々とマイクを握り、1時間半の抗議集会を実力で打ち抜いた。
当該のI君は激しい怒りのアジテーションをたたきつけた。「この懲戒解雇は、郵便事業会社当局の完全な敗北宣言だ。たった一人のゆうメイトを職場から追放するために、こんな手段を取らなければならないほど追いつめられているのは、会社の方だ。懲戒解雇は絶対に認めない。局内の労働者のみなさん、監獄職場を作りかえるために一緒にたたかおう!」。 そうだ、不当な雇止め通告から9日間、朝夕連日の抗議行動に立ち上がり、職場の中に激しい分岐を作り出したI君のたたかいが、当局をギリギリと追いつめたのだ。職場の中からも公然と怒りの声が上がり始めている。職場内外を貫く労働者の団結で、この不当な懲戒解雇攻撃をはね返そう。
2008年9月 5日20:57
Special statement by Japan Revolutionary Communist League on collapse of Fukuda administration; It’s the working class that has knocked it out
11月総決起への戦闘宣言
福田打倒の地平を発展させ民営化絶対反対の大決戦へ
4大産別先頭に新自由主義粉砕を
日帝・福田政権が打倒された。内外情勢の危機が深刻化する中で、この間、統治能力の喪失にあえいできた首相・福田は、内政や外交などあらゆる面で行き詰まり、9月1日、ついに辞任を表明し、政権は倒壊した。
昨年の安倍政権の崩壊に続き、1年の間に2度も首相が辞任するのは、過去に類例のない歴史的な事態だ。8月の内閣改造によっても支持率は20%台で低迷し、臨時国会をのりきるメドも立たず、自・公の与党体制も危機で、万策尽きて福田は破滅したのである。
●革命的情勢と福田政権を倒した最深の力
小泉政権以来の新自由主義攻撃への労働者階級の広範な怒りが、安倍に続き福田をも打倒した今回の事態の基礎にある。これはついに訪れた革命情勢である。だがわれわれは、ここで一瞬も立ち止まることはできない。今や政治支配=ブルジョア独裁の崩壊の危機に立つ日帝の革命的打倒へと、労働者階級の団結の発展をもって決起していく時が到来したのだ。
福田政権をついに打倒した、具体的な最深の力は何か。何よりも小泉・安倍以来の新自由主義攻撃が生み出した貧困や格差拡大などの過酷な現実に対する、2千万青年労働者を先頭とした怒りと反乱である。労働者階級を貧困のどん底に突き落とす極限的な搾取と収奪により、一握りのブルジョアジーだけが肥え太る――この新自由主義攻撃への根底的な怒り。そしてこれと結合し、非和解的に権力・資本や体制内労働運動と激突し闘う勢力が、動労千葉派として公然と登場し前進していることこそが、福田を打倒した真の力なのだ。
今日、「民営化絶対反対」を掲げた現場労働者の職場からの不退転の決起が、既成の体制内労働運動の屈服を粉砕し力強く始まっている。2000万青年労働者の怒りを背景とした、この階級的労働運動の前進が、現実に福田を追い詰めてきた。まさに5・28~29の法政大での激突や、6・29サミット粉砕の渋谷デモへとのぼりつめていった闘いこそが、福田を直撃し、打倒したのだ。
さらにこの青年・学生を先頭とした決起の背後にある全世界でのスト、デモ、暴動の爆発、そして動労千葉を先頭とした日米韓労働者国際連帯の発展。世界金融大恐慌のただ中での、こうした革命情勢の全世界的な成熟。まさにこのプロレタリア革命の現実性、それに心底恐怖する中で、福田政権は崩壊したのだ。
●「生きさせろ」のゼネストへ今こそ闘おう
日帝ブルジョアジーは今やぐらぐらだ。福田の後継者に誰がなろうと、彼らが陥っている帝国主義支配=ブルジョア独裁体制の危機と破産を根本的にのりきる手段など、どこにもない。だがそうであればあるほど日帝は、新自由主義攻撃の貫徹と戦争・改憲への道をこじあけるために、これまで以上に凶暴に、反動的攻撃を強めてくる。
しかしそれは、労働者階級はもとより農民・漁民を始めとするすべての人民を、より一層の生存の危機にたたき込み、怒りの反乱を引き起こさざるをえない。そして階級的激突のより非和解的な発展を不可避とする。
11月労働者集会を前にして、今や巨大な階級決戦のゴングが鳴った。すべての労働者に、敵階級への総反撃の時が来たことを真正面から訴え、4大産別を先頭に民営化絶対反対、新自由主義攻撃粉砕の大決戦へと突き進まなければならない。
安倍・福田に続いて、日帝政治委員会とブルジョアジー、日本経団連=御手洗を、労働者階級の団結で打倒するために闘おう。今こそ一律大幅賃上げと「生きさせろ!」のゼネストを! 資本の支配を転覆し、労働者階級が権力を握って全社会を再組織する時代がついに来たことを、高らかに宣言し、闘いぬこう。
●階級対階級の非和解的激突が情勢決する
福田辞任に現れた政治支配の危機は、「一つとして、明日に確信をもっている政府はない」とレーニンが言う、革命情勢そのものだ。その根底にあるのは、最末期を迎えた資本主義・帝国主義の全世界的な危機の爆発である。それが国際帝国主義の"最弱の環"である日帝の体制的危機を激しく促進しているのだ。
世界金融大恐慌が爆発し、世界的なインフレと景気後退・不況化の過程も進行している。帝国主義経済の崩壊が始まっている。世界の帝国主義国と大国が資源・市場の争奪戦、勢力圏の囲い込みに走り、新たな侵略戦争・世界戦争に火がつく情勢に突入している。
この中で日帝ブルジョアジーは、自らが延命するためには、一方で大恐慌のもたらす一切の矛盾と犠牲を労働者階級人民に極限的に押しつけ、他方で再び他国への侵略戦争に公然と乗り出す以外にない。これこそ小泉・安倍・福田らのもとで、この間、日帝が必死に追求してきたことだ。
だが、資本家階級が生きるためには労働者階級は死んでもいいとする、日帝のこの新自由主義攻撃は、今や完全に行き詰まり、これまでの延長線上ではもはや貫くことのできない壁にぶち当たった。福田政権の破産が示すものは、選挙と議会をとおしてブルジョア独裁を貫き、それで労働者をペテン的に支配してきたあり方そのものの、最後的な破産である。
これに代わって今や、資本家階級と労働者階級とのむきだしの非和解的な対決、そこでの「労働者に権力をよこせ」の階級的闘いが、一切を決する時代に入ったのだ。
こうした情勢の中で、動労千葉など闘う3労組が呼びかける11・2労働者集会は、実に重大な位置をもってきている。
今始まっている激突は、新自由主義攻撃、その核心中の核心である民営化・首切り・労組破壊の攻撃と、戦争・改憲への道を許すのか否かの激突である。とりわけ民営化攻撃に絶対反対を貫くのか、民営化に賛成し翼賛するのか――ここが激突の最大の焦点である。
11・2集会こそ、民営化絶対反対を掲げて闘う労働者・労働組合が1万人規模で総結集し、その階級的団結の力で敵の攻撃を真っ向から粉砕し、逆にプロレタリア世界革命に向けての突破口を切り開いていく闘いだ。
●4者・4団体路線を粉砕し11月大結集へ
しかし他方で、この決定的な情勢に際し、革命を否定して体制内改良主義のもとに労働者階級の闘いを封じ込めてきたあらゆる勢力の、帝国主義への一層の屈服と変質と転向が深まっている。
特に重大なことは、国鉄1047名闘争陣形の中から、こともあろうに解雇撤回を投げ捨て、民営化に賛成し、国鉄闘争を解体する動きが強まっていることだ。4者・4団体の「政治解決」路線は、福田政権崩壊ですでに破産した。にもかかわらず彼らは、まったく許し難いことに動労千葉を排除・分断して、「10・24集会」をもって1047名闘争の幕引きを図ろうとしているのだ。
この4者・4団体路線の本質は、解雇撤回の放棄と民営化攻撃への全面屈服だ。これは国労解散と日教組・自治労の解体への道を開き、日帝の手先となって、公務員労働者200万人の大量首切りなど、新自由主義攻撃の全面的展開に手を貸す許し難い大裏切りだ。
今日の福田打倒の大情勢を勝利の攻勢に転じ、4者・4団体を始め階級的労働運動の前進に敵対する一切の体制内勢力と徹底対決し、日本労働運動に大分岐をつくりだし、11月労働者集会へと進撃しよう。歴史を画する大闘争へ、1万人結集を絶対に実現しよう。
2008年9月 3日00:14
Trial on cultivation right: Brother Shito denounces land robbery by Airport Company (NAA) in his statement
9月1日、農地取り上げ攻撃と闘う市東孝雄さんの耕作権裁判第8回弁論が千葉地裁で開かれ、三里塚芝山空港反対同盟を先頭に90人の労働者・農民・学生・市民が駆けつけてともに闘った。 最初に市東さんが裁判長に申し出て、意見陳述を行った。「無断で土地を売買し、地代を騙し取り、『不法耕作』の言いがかりで土地を取り上げる、――法を犯しているのは誰だ! と私は叫びたい。私が忙しい農作業の最中に、こうして被告として法廷に来ざるを得ないことに、強い憤りを感じています」
この決意と迫力に満ちた陳述に傍聴席から大きな拍手がわいた。裁判長の制止の声はほとんど聞き取れないほどだ。
今回、反対同盟と弁護団は決定的な証拠を提出した。それは旧地主の藤崎が1984年に作成した地積測量図だ。藤崎は土地を空港公団(後のNAA)に売り渡すために、小作人との間で結んでいた賃貸借契約を解消し土地の一部(3割)を分筆し小作者に譲渡するつもりだったことが、この図に示されている。当然これには空港公団が深く関与している。
要するに公団はこの時石橋家、市東家それぞれが耕作している土地の位置を熟知していた。そしてNAAは石橋が耕作していた土地をわざわざ「市東孝雄が不法耕作している」と鳴り物入りで宣伝して追い出しのための訴訟を起こしたということなのだ。こんな恥知らずでデタラメな「訴訟」は直ちに取り下げられなくてはならない! 弁護団は断固として、原告・NAA側に再求釈明を突きつけた。
2008年9月 1日12:39
Urgent action to prevent dismissal of an irregular young post worker in Hiroshima
広島市内の郵政職場で働く「ゆうメイト」の青年労働者が、8月30日に9月末での雇い止めを通告されました。 その日の夕方、ただちに緊急の抗議行動をやりました。郵政職場の闘う仲間をはじめ、いろいろな産別の現場労働者や後輩の学生たちが局前に20人以上集まって、「雇い止めを撤回しろ」「非正規職をなくせ」「生きさせろ!」と心底からの怒りのアピールを当局にぶつけました。
当該の青年労働者は「『雇い止め』というのは、解雇そのものです。全く不当です。腹の底からの怒りが湧きあがってきます。課長、局長(支店長)出てこい! オレは絶対許さない! 断固、闘います! 闘わない体制内組合をぶっ飛ばして、職場の皆さん、団結しよう!」と職場の仲間に向かってアピールし、職場の仲間や地域の人達、通行者の圧倒的な注目と共感を受けました。休み明けの9月1日の朝にも職場ビラ配りを行いました。ワーカーズアクションと11月集会1万人結集に向けて職場闘争を全力で闘いぬきます。(広島D)
2008年9月 1日08:51
Protest action in front of post office against impending dismissal of an irregular young post worker in Okayama
岡山中央郵便局に期間雇用社員(ゆうメイト)として勤務する青年労働者A君に対して、8月29日、郵政資本は9月末での雇止め=解雇通告をおこなった。A君が職場で団結を求めて自らユニオンの分会を結成し、資本と徹底非妥協の職場闘争に立ち上がったことに対する報復だ。
A君が所属するユニオンと地域でともにたたかう仲間は、同日夕刻、ただちに緊急の局前抗議行動に起った。「不当解雇を撤回せよ」「団結してただかおう」「労働者は奴隷じゃないぞ」との訴えに、仕事を終えて出てくる労働者が次々に足を止め、ビラをうけとってゆく。
局舎の窓からは労働者が手を振って応える。現場の労働者と深くつながった抗議の宣伝行動に対して、岡山支店当局はなんと権力の導入を要請したが、押っ取り刀でやってきた制服警官は仲間たちの一糸乱れぬ抗議の前にまったく手出しできず退散した。労働者の団結の前では、いかなる弾圧も無力だ。
翌30日には、広島のゆうメイトの青年労働者にも雇止め通告がおこなわれたという。これが新自由主義の正体、民営郵政の正体だ。そしてこれとたたかわず資本と一体で生産性向上運動を進めるJP労組中央の裏切りと屈服の結果だ。
岡山のたたかう仲間はA君とともに週明け月曜日も早朝から抗議の局前ビラまきに起った。雇止め攻撃の張本人・田中支店長は、職制2人に両脇を抱えられるようにしてそそくさと局内に入っていく。何という無様な姿か!労働者の怒りを思い知れ!
A君をはじめ全国で相次ぐゆうメイト労働者への不当な雇止めを絶対に許さない。団結して反撃を強化しよう。