8・15ソウル、100回目のロウソク集会を貫徹
植民地支配から独立をかちとった光復節の8月15日、100回目のロウソク集会がソウル市庁前で予定されていた。市庁前は警察が源泉封鎖したため、労働者民衆は各地で奇襲デモを展開し、小公洞ロータリー前に続々と集まり、3万人を超えた労働者・学生・市民は車道に座り込んでロウソク集会をかちとった。「イミョンバクは退け!」「キャンドルが勝利する!」「集会の自由を保障せよ!」などとシュプレヒコールを上げた。
写真:ソウル市庁舎広場が警察に封鎖され、市民たちは小公洞ロータリー道路を占拠してデモをした
警察・検察はこの集会を「無届けの違法な夜間集会」と結論づけて厳重措置で臨んだ。前日の14日にはBSE国民対策会議の中心人物である韓国進歩連帯のパクソクウン常任運営委員長(13日に逮捕)の拘束令状を申請、民主労総に対しても7・2ゼネストを「不法スト」だと決めつけ、首席副委員長を拘束、イソッケン委員長を始め5人が指名手配中で、民主労総本部の建物は先月24日から警備車両が張り付いたままだ。
午後8時すぎ、警察による鎮圧作戦が始まった。鐘路方向から放水車が青い着色料の混ざった水を発射、携帯用噴射器を担いだ警察部隊も登場し、「色素が着いたやつらを全
部検挙しろ!」と叫んでデモ隊に襲いかかった。デモ隊は東大門運動場に移動し、路上集会を続けた。
米帝ブッシュが訪韓した8月5日にも警察は「甲号非常令」を発し、180中隊1万6千人を出動させ、ロウソクデモ鎮圧に乗り出した。最近創設され、「白骨団復活」と批判が集中している検挙専門部隊がデモ参加者に集団暴行し、数時間のうちに約160人を連行するという暴挙を働いたのだ。しかし、集まった労働者市民は「ブッシュアウト! ミョンバクアウト!」の横断幕を掲げてデモ行進を貫徹した。
写真上:小公洞ロータリーを埋め尽くした市民
写真下:警官隊は集まった市民に色素放水を浴びせ、放水を浴びた市民を連行した