アーリーンさん迎え8・8長崎反戦反核集会が大高揚
被爆63周年長崎反戦反核労働者集会は、長崎勤労福祉会館に115人の労働者・学生・市民を結集し大高揚した。
集会のハイライトはアメリカから参加したアーリーン・イノウエさん(ロサンゼルス統一教員組合、校内の軍国主義に反対する連合代表)の発言。アーリーンさんは、アメリカでは企業のために巨額の予算が使われる一方で、社会福祉や教育、医療を切り捨てていることを明らかにした。ブッシュ政権のイラク侵略戦争にたいして「闘いに立ち上がらなければ」と決意し、全国の高校で軍による募兵活動が広がっていることに対し、これを阻止する行動に立ち上がったことを明らかにし「企業権力に労働者・民衆の搾取をほしいままにさせておくのか」「行動を起こさないかぎり、すべてを失います」と熱烈に呼びかけた。
「君が代・日の丸」被処分者の河原井純子さんは、今年4月の「日の丸・君が代」処分による根津君子さん解雇攻撃との闘いで闘う労働者の全力をあげた決起で解雇を阻止した勝利を報告し、自らが作った詩を朗読してともに闘うことを呼びかけた。元慶応大学助教授の藤田祐幸さんは日本政府の原発推進、核燃料サイクル政策の狙いが核武装にあることを具体的に暴いた。
国労小倉地区闘争団で国労5・27臨大闘争弾圧被告の羽廣憲さんをはじめ被爆2世の民間労働者、青年労働者、教育労働者、自治体労働者の現場からの発言は自らが現場で闘ってきた自信と確信に満ちており、参加者を勇気づけた。動労千葉特別執行委員の滝口誠さんがまとめを提起し、翌9日の福田の祈念式典出席糾弾デモを全力で闘おうという提起と11・2全国労働者総決起集会が命運をかけた闘いとして全力を挙げることを呼びかけた。(あ)