2008年8月31日20:13
“Disaster” drill condemned: Propaganda action against war mobilization in Yurakucho,Tokyo
8月31日、「防災」という名目で大規模な軍事訓練が東京で行われた。反戦共同行動委員会は、早朝よりこうした戦争動員訓練を弾劾し「職場から団結を固め戦争協力拒否の闘いを!」と呼びかけるビラをJR有楽町駅前でまいた。 この日は地域の自治体や都の職員、学校にも動員がかかり、強制参加させられているが、石原都政のもとで年々露骨な軍事訓練となってきている。今年も、自衛隊だけでなく、米軍が一緒に参加している。医療労働者も、「トリアージ訓練(負傷者の選別)」を強制させられた。本当に怒りに耐えない。銀座や木場公園を中心に、車両通行禁止や一部交通規制となり、自衛隊装甲車や迷彩服の自衛官とともに、動員された人々で街全体が戦時下のような光景となった。銀座の訓練会場では、東京都と地元中央区の自治体労働者を始めJR、東京メトロ、NTT東日本、地元自治会などの人々が動員された。
しかし、こうした訓練は、労働者のためのものではない。大量動員し、予算をかけてキャンペーンする「防災の日」は、いつ戦争になってもいいように行われているようなものである。露骨に「戦争訓練」とは言えないから、「防災訓練」といっているが、お題目の災害対策には、何をしているのか。各地で起きている地震災害には、阪神・淡路大震災の時も新潟県中越沖地震の時も復興前にさっさと補助金をカットし、切り捨てている。新自由主義のもとでは、「労働者の命」を犠牲に「国益優先」が幅をきかせている。こんな現状に黙っているわけにはいかない。1923年の関東大震災では、在日朝鮮人・中国人や共産主義者、障害者が虐殺された。こうした歴史を繰り返さないためにも、私たち労働者は団結して、戦争動員・戦争協力を拒否しよう。(東京・I)
2008年8月31日20:06
Scotland, Great Britain: Historically biggest public sector strike with 150,000 participants
8月20日、イギリス北部のスコットランドで自治体労働者が賃上げを求めて24時間ストに決起した。参加したのは、公共部門労組(Unison)、全国都市一般労組(GMB)、そしてユナイト労組(Unite)という自治体関係の3労組に所属する15万人で、スコットランドで史上最大の自治体ストとなった。
当局側は賃上げの提案として2・5%(3年期限)を提示しているが、それは現在のインフレ率(公式でも5%)のわずか半分であり、実際には食料品などの急騰のなかで大幅賃下げを意味する。そのため、労働者たちの怒りはすさまじく、今回の3労組共同ストの実現となった。さらにこの日、公共商業サービス労組(PCS)に所属する5000人の労働者も賃上げや残業の禁止など独自要求を掲げて同時にストに決起している。そのため、スコットランドではエディンバラ(首都)やグラスゴー(最大の都市)をはじめきわめて多くの都市で、自治体窓口、学校、図書館、デイケアセンター、ゴミ収集などがストップし、フェリーまで運行停止となった。ストに参加するために新たに組合に参加した労働者たちも多く、あいにくの肌寒い雨天の中、仲間と一緒に懸命にピケットラインを担った。このピケの効果はてきめんで、ストには参加しなかったもののスト破りにはくみしないという労働者がきわめて多く出た。
イギリスでは7月16日にも、全土で賃上げを求める自治体労働者の48時間ストがおこなわれ、そのときの参加人員は50万人だった。今回のストはそれを引き継ぐものだが、スコットランド単独としては規模がさらに大きくなっている。いわゆるイギリス(人口6027万人)はイングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドから構成されているが、そのうちスコットランドは面積ではイギリス全体のほぼ35%、しかし人口は510万人で10分の1以下だ。そう考えてみると、今回のスコットランド15万人ストの大きさがよくわかる。
イギリスでは、8月22日にロンドン地下鉄でRMT(鉄道・海運・運輸労組)に所属する労働者が24時間ストに決起し、8月25日には公共商業サービス労組(PCS)所属の沿岸警備隊員が48時間ストに決起。さらに9月5日からは発電所の労働者が大規模なストを構えている。ドイツが「ストライキ共和国」なら、イギリスは今や「ストライキ王国」の様相を呈している。(う)
2008年8月30日02:19
Second day of Jichiro National Convention: “We are determined to change this corrupt union”
自治労千葉大会の二日目が終わりました。というより、一日目に私たちが登場して本部打倒と団結の「500人昼休み集会」で主導権とっちゃったから、本部は討論も提起も気迫もまったくない。私たちは二日目も完全に勝利者として登場した。きょうの昼休みアピ-ルでも私たちの解放的な発言に大注目です。本当にすがすがしい。 午後、組織統合後の名称について「自治労以外の名称を選択する」は可決されたが反対が3分の1を超えた。大量解雇攻撃の「銚子市立病院への対応」は「再就職支援の要請」と書いてある。ふざけんな! 本部は絶望を組織すんな! 逆に民営化絶対反対で闘えば勝てる。その事を分岐をもってしめせた。路線の勝利だ。自治労の組合権力をとるぞ。マルクス主義青年労働者同盟に入って闘おう。
終了時には突然の雷と大雨により、会場のホテルグリ-ンタワ-に落雷した。本
部にとっては二度と千葉で大会などやるまいと思ったことでしょう。
2008年8月29日12:03
National Convention of Jichiro (All Japan Prefectural and Municipal Workers' Union) held; comrades make appeals against privatization
8月28日、自治労第80回定期大会が千葉ポートアリーナで開催された。全国労組交流センターは、大会に参加する組合員への宣伝に決起した。自治労中央は階級的労働運動を闘う組合員の登場を恐れて公然と警察を導入していた。怒りを倍化させ宣伝活動を開始。前夜からの雨は、一転快晴。「世界は革命情勢。自治体労働者は生きさせろと、大幅賃上げのゼネストにたとう」と全国から駆けつけた仲間が次々と訴えた。「民営化絶対反対、ストライキで闘おう」のビラが次々と受け取られていく。
当局の手先となった自治労本部派から除名された青年労働者が堂々と登場。除名を強行した組合執行部を徹底弾劾し、「民営化絶対反対を貫き除名されました。銚子市民病院が閉鎖される時に本部は何ら闘わない。警備の仲間の皆さん。自治労中央は警察まで引き込んで誰から大会を守ろうというのか。労働者は団結し、現場から闘う自治労をつくろう」と、団結を訴えた。
昼休みには、千葉労組交流センターの仲間がかけつけ、民営化に反対して共に闘おうと訴えた。自治労本部は千葉の自治体労働者を警備に動員した。そればかりか警察を呼んで阻止線を張った。このような労働者の分断がいかに情けないことか、真剣に考えてみてください!と、次々とアピールが続いた。「労働者は社会を変える力がある」「派遣の僕がどうして今日ここに来たのか?派遣と正規に分断されて悔しいからだ。だけど、分断されていても労働者としての怒りは同じだ。労働者はひとつだ」「橋下は許せないし福田も許せない。公務員だけの問題じゃない。みんなの問題だ。生き死にかかっているんだ」「今日の自治労大会は決定的だ。自治労本部を打倒し、共に闘おう」と訴えた。
入口では多くの自治労労働者がその訴えを真剣に聞いていた。もはやものものしい阻止線など無意味となった。圧倒的な注目の中、11月集会の賛同署名が次々と集まり分断を乗り越え、熱烈な合流を勝ち取った。(M)
2008年8月29日01:06
Professor Ogino points out continuity of state repression since prewar periods to today
8月27日、07年10・17法大クラス討論弾圧裁判第10回公判が東京地裁(半田靖史裁判長)で開かれた。被告の内田晶理(てるまさ)君は「法政大弾圧ぶっ飛ばそう!7・24全国集会」当日、法大構内への「建造物侵入」デッチあげで逮捕・起訴され、留置場からの出廷。二度にわたる起訴にまったく屈しない元気な笑顔で、傍聴に集まった学生と熱く交歓した。
今回は弁護側証人として小樽商科大学教授の荻野富士夫さんの尋問が行われた。荻野さんは冒頭、「20世紀に入って戦争が国家総がかりの総力戦になったため、総力戦体制をつくるための治安体制が確立された」と述べた。
そして「治安維持法を主翼とし、特高警察や思想検事、軍隊の憲兵などを担い手とした治安体制において、学生運動弾圧は大きな比重を占めていた」と指摘。治安維持法の初適用が1926年京都学連事件だったこと、29年には文部省に学生弾圧のための「学生部」がつくられ、内務省から特高課長をリクルートして学生弾圧にあたらせたこと、治安維持法で検挙された学生に「転向すれば復学を認める」と脅して転向を迫ったことなどを明らかにした。
最後に弁護士が「今はどの時代と類似性があるか?」と問うと、「1931年の『満州事変』前夜に治安体制を確立した、その一歩前まで来ている」と断じた。
戦前と戦後の連続性、そして今がまさに戦争前夜であることを暴いた荻野さんの証言に、傍聴席からは大きな拍手。法大弾圧との闘いに戦争を阻む大きな力があることをますます確信した。
●7・24弾圧初公判に結集を
10・17法大クラス討論弾圧裁判は今後、7・24集会当日に逮捕された内田晶理君、鈴木研也君、市川知寛君の3人の裁判として進む。9月25日の第1回公判に集まろう!
2008年8月28日11:34
Hanau, Germany: Metal workers go on warning strikes
ドイツ中西部フランクフルト近郊の小都市ハーナウで、特殊金属製造会社VACの労働者がストに立ち上がった。VAC社は40か国にまたがる従業員4000人の会社で、そのうち1500人をハーナウの労働者が占める。VAC社は6月初め、まったく一方的に労働協約を破棄。労働時間の延長と賃下げを強行しようとしている。そのため、金属産業労組(IGメタル)に組織されている1000人以上の労働者が8月20日と22日、2波の警告ストに決起した。このストの結果、両日ともかなりの時間にわたって生産ラインがストップした。写真はVAC社門前での決起集会
VAC社は3年前に米の投資企業が買収した。経営側は労働協約破棄の理由として「全世界的な景気の後退と価格の上昇」をあげているが、労働者たちは「買収にともなう損失を原因とするもので労働者には一切責任がない」とはねつけ、労働協約の破棄を撤回させるために、体制内指導部のIGメタル中央を突き上げながら闘争体制を強化している。(写真はストに決起し市内をデモする労働者。横断幕の文言は「われわれの労働協約に手をつけるな!」)
このハーナウVAC社の金属労働者の闘いと時を同じくして、南部のバイエルン州で鉄道労働組合TRANSNETに組織された機関士が賃上げを求めて8月19日、21時間ストに決起し、のどかな小都市間の交通をぶっ止める闘いを実現した。大都市や代表的産業でのたび重なるストの影響が、ついに地方の町や村にまで押し寄せはじめているのが「ストライキ共和国」ドイツの現状だ。(ひ)
2008年8月26日12:02
India: Millions of workers participate in nationwide 12-hour strike
8月20日、インド中央公共機関労働組合(CPSTU)によるゼネストの呼びかけに応えて、インド全土で数百万人の労働者が12時間ストに決起した。ストは朝7時から晩の7時まで闘われた。CPSTUは、このかんの急激なインフレ(公式発表で12・4%)に抗議し、大幅賃上げを求め、政府の経済政策に抗議してストを呼びかけた。このストには、国営銀行をはじめ銀行員だけで90万人が参加している。さらに、空港・鉄道・通信・自治体・大学、バスやトラックの運転手など、きわめて広範な産別・職種の労働者がストに参加した。
写真は電車が完全にストップしたコルカタのハウラ駅
各空港では、給与の引き上げと雇用保障を求めて労働者が国内線・国際線・貨物線のターミナルでデモを展開し、そのため多くの便で欠航ないし大幅な遅れが出た。鉄道も多くの都市で全面的運休となり、バングラデシュにほど近い西ベンガル州の州都コルカタ(旧カルカッタ)では、最重要のハウラ駅で早朝から完全にストップとなった。ストが最も強力に闘われた西ベンガル州とインド最南端のケララ州では、州政府と各自治体の窓口はもとより大学・学校など各種教育機関、市場やビジネスも完全に閉鎖となり、文字どおりゼネストとなった。
すでにこの速報版でも報道されているように、インドでは4月24~25日、首都ニューデリーとその周辺都市で2日間のゼネストが闘われた。7月2日からはインド全土で数百万人のトラック運転手が数日間のストに決起した。8月11日には西ベンガル州で、茶栽培のプランテーションで働く労働者30万人がストに決起している。いずれも、食糧・燃料の高騰などインフレに抗議し、大幅賃上げを求める闘いだ。これらは今や世界のどこでも労働者階級の共通の課題となっている。次々にゼネスト・全国ストに決起する全世界の労働者に続こう。(き)
2008年8月25日13:02
Come all together to observe two trials on Hosei Uni repression in this week!
8月27日(水)07年10・17クラス討論弾圧裁判第10回公判(内田晶理くん)
8月29日(金)08年5・28「暴行」デッチあげ弾圧裁判第1回公判(新井拓くん、中島宏明くん)
両日とも11:30 東京地裁前-宣伝活動
12:30 東京地裁前-傍聴券配布
13:30 開廷
5・28-29戦闘で逮捕された学生、7・24で逮捕された学生が、法大当局と警視庁、そして連中と一体の裁判所を、逆に団結の力で裁くために、8月27日、29日に東京地裁に登場します! 仲間を奪い、分断し続けている敵に対して怒りを爆発させ、一日も早く彼らを取り戻そう! この裁判闘争を突破口に、11月集会1万人結集を絶対にもぎとろう! 裁判所に全力で集まってください!
20人もの仲間が国家権力によって獄中に奪われていることが、絶対に許せない。裁判は20人の仲間を先頭に、私たちが国家権力に対して怒りを爆発させる場だ。獄中20人の仲間と団結しよう! 彼らの怒りの声を一人でも多くの人に聞いて欲しい。一人でも多くの仲間を誘って、裁判所に駆けつけよう!
2008年8月24日23:58
25th National Convention of Democratic Women's Club National Conference held
8月23~24日の両日、婦人民主クラブ全国協議会の第25回全国総会が相模原市で開かれた(写真)。80歳を超える大先輩から若い女性まで計121人が集まり、「女性の解放は労働者階級の解放の中にある。この全国協結成の原点をねじ曲げようとする動きを断じて許さず、11月労働者集会1万人結集の先頭に立って闘おう!」と熱烈な戦闘宣言を発した。2日間の討論は、「私たちは仲良しクラブではない。本当に路線で一致し、本物の団結をつくろう」と真剣そのもの。最後に、総会直前に脱会を表明して逃亡した関西の松野尾かおる元運営委員らの組織破壊策動を弾劾する特別決議が、総会宣言とともに採択された。「今こそ闘う婦民全国協の旗を全国津々浦々にうちたてよう!」の決意の声がとどろいた。
総会には、地元相模原とともに、とりわけ関西や広島の会員が大挙結集。討論では冒頭で、神戸支部、大阪北支部、大阪南支部など関西から8人が発言。塩川一派が婦民関西協の中でやってきた反動労千葉・反11月集会策動と必死に対決・格闘し、ついに彼女たちを打倒して、新たな関西協の立ち上げを勝ち取ったという勝利の報告が、一人ひとりの熱い思いを込めて語られた。これを受けて、各地の会員が「革命情勢だからこそ、階級的立場と路線が問われる」と次々に発言。今まで婦民新聞の読者にとどまっていたが断固会員になる、自分の地域に新たに支部を立ち上げるという発言もあり、会場が沸いた。全国協結成から4半世紀の苦闘を経て、今日の革命の時代を担うにふさわしい新たな婦民の大運動が、ついに始動を開始したと言える総会だった。共闘団体からも、婦民全国協のこの革命的再出発を断固支持してともに闘う決意がこぞって表明された。(千)
2008年8月21日08:49
Buenos Aires: 48-hour strike in 77 public hospitals all together
8月12日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、77の国立病院が一斉に48時間ストに入った。ストに決起したのは公立病院医療専門職労組(CICOP)のブエノスアイレス支部(1万人)所属の数千人の医師や看護師らだ。彼らは、25%の賃上げ、1500人の緊急大幅増員、国による医療費の大幅増額を要求している。アルゼンチンのインフレ率は、公式発表は9・3%だが実際には30%にものぼるとされる。マル・デル・プラタ産婦人科病院に勤めるアレジャンドラ・ガルシアさんは、「私たちの病院では、10年前は460人のスタッフで病院業務を回していました。それが今では260人です。私たちのキャパの2倍もの仕事が要求されているんです」と語った。
8月12・13日の48時間ストに対し、アルゼンチンの医療・健康相がまったく要求を受けつけない姿勢を取ったため、医師・看護師らは8月20日、再び77の国立病院で一糸乱れぬ24時間ストを闘いぬいた。CICOPのブエノスアイレス支部委員長は、「われわれのがまんも限界だ。われわれは『医療崩壊』といった事態をこのまま放置できないし、公的医療システムの破壊に手を貸すようなまねはできない」と語った。
ブエノスアイレスでは2006年11月にも48時間の一斉病院ストが闘われたが、それ以来、医療労働者と国との公然とした力勝負が続いている。アルゼンチンでは、こうした医療労働者の力強い闘いとタイアップして、いま全国各地で教育労働者の大幅賃上げをめざした大規模なストライキが頻発している。(せ)
2008年8月20日10:04
100th “night candle rally” in Seoul on August 15 successful
植民地支配から独立をかちとった光復節の8月15日、100回目のロウソク集会がソウル市庁前で予定されていた。市庁前は警察が源泉封鎖したため、労働者民衆は各地で奇襲デモを展開し、小公洞ロータリー前に続々と集まり、3万人を超えた労働者・学生・市民は車道に座り込んでロウソク集会をかちとった。「イミョンバクは退け!」「キャンドルが勝利する!」「集会の自由を保障せよ!」などとシュプレヒコールを上げた。
写真:ソウル市庁舎広場が警察に封鎖され、市民たちは小公洞ロータリー道路を占拠してデモをした
警察・検察はこの集会を「無届けの違法な夜間集会」と結論づけて厳重措置で臨んだ。前日の14日にはBSE国民対策会議の中心人物である韓国進歩連帯のパクソクウン常任運営委員長(13日に逮捕)の拘束令状を申請、民主労総に対しても7・2ゼネストを「不法スト」だと決めつけ、首席副委員長を拘束、イソッケン委員長を始め5人が指名手配中で、民主労総本部の建物は先月24日から警備車両が張り付いたままだ。
午後8時すぎ、警察による鎮圧作戦が始まった。鐘路方向から放水車が青い着色料の混ざった水を発射、携帯用噴射器を担いだ警察部隊も登場し、「色素が着いたやつらを全
部検挙しろ!」と叫んでデモ隊に襲いかかった。デモ隊は東大門運動場に移動し、路上集会を続けた。
米帝ブッシュが訪韓した8月5日にも警察は「甲号非常令」を発し、180中隊1万6千人を出動させ、ロウソクデモ鎮圧に乗り出した。最近創設され、「白骨団復活」と批判が集中している検挙専門部隊がデモ参加者に集団暴行し、数時間のうちに約160人を連行するという暴挙を働いたのだ。しかし、集まった労働者市民は「ブッシュアウト! ミョンバクアウト!」の横断幕を掲げてデモ行進を貫徹した。
写真上:小公洞ロータリーを埋め尽くした市民
写真下:警官隊は集まった市民に色素放水を浴びせ、放水を浴びた市民を連行した
2008年8月20日01:34
First trial on repression in Toyama University: victorious with Brother Buto(student)
4月15日に富大キャンパスでビラまき・クラス討論で逮捕・起訴された武藤淳範君の第一回公判が8月19日、富山地裁で行われた。傍聴には、法政大、京都大、広島大からも学生がかけつけ、富大の学生、青年労働者を先頭に、富山大OB、北陸労組交流センター、合同労組北陸ユニオンの仲間とともに、法廷を揺るがす大闘争が闘いぬかれた。富山地裁は、地裁始まって以来の厳戒体制をしき、これに抗議した学生や青年労働者を次々と裁判所の外に強制排除した。武藤君は冒頭意見陳述で堂々と、サミット粉砕を学生に訴えたことが大学当局と国家権力を追いつめたことをはっきりさせ、革命への展望をアジりきった。退廷させられた仲間は裁判所前で弾劾行動をやりぬいた(写真)。
富山地裁は、武藤君とわれわれの闘いに心底ビビっている。法廷に至る廊下には金属探知器を設置し、民間業者を雇っての持ち物チェックやボディーチェックを強行した。これに抗議した仲間が、なんと法廷にも入っていないのに構外退去させられた。法廷内では、傍聴席の最前列にいた仲間が、開廷までの時間にボディーチェックに二言三言抗議しただけで次々と強制退去させられた。「ふざけるな!まだ開廷もしていないのに、何が退去だ!」
裁判所構外へ退廷させられた仲間は、ハンドマイクを使い正面玄関で抗議し、更には法廷のある建物の直近に移動し、法廷めがけて徹底弾劾した。「こんな裁判も裁判長も終わってる!」。しばらくすると法廷から構外に連れて行かれる武藤君が見えるではないか。護送車に乗せられ動き出す車に立ちはだかりアジテーションとシュプレヒコールをガンガンたたきつけた。裁判所職員はただととまどうばかり。次回公判は10月9日。弾圧を団結に! 職場で、大学で武藤君とともに闘おう!(富大ビラまき弾圧を許さない会 M)
2008年8月16日21:49
India: 300,000 tea plantation workers go on strike for wage increase
8月11日、インド・西ベンガル州で茶栽培のプランテーションで働く茶摘み労働者が賃金の2倍化(100%の賃上げ)を求めてストライキに決起した。この日、プランテーションでの茶摘みと工場での茶の加工はストップした。ストに参加したのは280プランテーション・30万人の労働者で、ストを指導したのは17の労働組合から成るプランテーション労働者調整委員会(CCPW)だ。CCPWは、経営者が要求を聞かないなら、8月18日から無期限ストに突入すると宣言している。写真はスト突入直前、代表者会議を開いて協議する労働組合。
西ベンガル州は、バングラデッシュにほど近いインド最西部の州で、近隣のアッサム州とならんで高級茶・ダージリンティーの産地で有名。両州あわせてインド茶生産の85%を占める。州都はコルコタ(旧カルカッタ)。プランテーション労働者の賃金は1日50ルピー(約1ドル)でもともととても低いが、このかんの燃料や基礎的食糧品の高騰のなかでとてもこれでは暮らしていけない。しかし、経営側がほんの少しの賃上げしか認めようとしないため、今回のスト突入となった。
インド亜大陸の状況を見てみると、この日を前後する期間だけでも、8月6日にはスリランカの砂糖工場労働者数千人のスト、8月9日にはバングラデッシュの首都ダッカで縫製工場の女性労働者数千人のスト、8月11日にはパキスタン・ファイザラバード付近の織物工場労働者数百人のストなど、連日のように大幅賃上げを求める労働者のストライキが続発している。(あ)
2008年8月16日01:45
Rally on 8.15: "Live in our Unity!" kept in mind
今年の8・15集会は、「蟹工船」をメインテーマに掲げ、今こそ労働者の団結に生きよう、団結してこの社会を変えようと真っ向から宣言する集会となった。会場の東京・中野ZEROホールには560人が結集。小樽商科大学教授の荻野富士夫さんが、小林多喜二が『蟹工船』で描いたのは搾取階級への憤怒と、団結の思想であることを提起。特別報告に立った民主労総ソウル地域本部のイジェヨン本部長は、韓国と日本の労働者が「それぞれの国のバラバラの組織ではなく、一つの組織に新たに生まれ変わって闘っていけるよう頑張ろう」と訴えた。これを受けて動労千葉の田中委員長は、「私たちの本当の声を大きな声で、包み隠さず、一歩もひかず訴えて、11月1万人結集を絶対に実現しよう」と熱烈に提起した。
小林多喜二が『蟹工船』で訴えたことは、「固く手を握れ、そしてこの手を離すな!」という団結の呼びかけだった。多喜二と現代をつなぐ核心問題がここにある。そしてそれは、労働者階級の国境を越えた国際的団結へと発展している。集会はこのことを感動的に突き出した。11月集会への総決起と「生きさせろ!」のゼネスト実現へ、大きな突破口が開かれた。
この日の朝、福田政権閣僚の靖国参拝を弾劾する反戦共同行動委員会のデモには、来日した民主労総の仲間とともに200人が決起した。靖国神社裏手にある法政大学の正門前に集合したデモ隊は、前日強行された3人の学生の起訴に怒りを爆発させ、戦闘的にデモを打ち抜いた。(S)
2008年8月14日19:51
Indictment of 3 students arrested on July 24 sharply denounced
またも許せない弾圧が強行された。8月14日、日帝権力は、内田晶理君、鈴木研也君、市川知寛君の3人の学生を「建造物侵入」でデッチあげ起訴した。権力は3人が法大キャンパスで「処分阻止・新自由主義大学粉砕」を訴えるビラをまいたことを理由に、なんと「法大弾圧ぶっとばせ!7・24集会」の当日、会場近くで3人を逮捕・拉致し、22日間勾留したあげくに起訴したのだ。ふざけるな! 大学で学生が自分の意志を表明することのどこが犯罪だ!
3人は完黙を貫き、意気軒昂と闘いぬいている。闘う学生と労働者は、こんな卑劣な弾圧に黙ってはいない。権力は今すぐ仲間を返せ! 怒りを倍化し、日帝権力の打倒をかけて、今秋決戦へ突き進もう!
2008年8月13日06:48
South Africa: 24-hour general strike against explosive price increase
8月6日、南アフリカ共和国で、燃料や電気、食糧の高騰に反対する24時間の全国ストが闘われた。交通機関は全面ストップし、鉱山や工場は生産停止となった。首都のケープタウンやヨハネスバーグなど大都市では、それぞれ数万の労働者がデモに参加した(写真)。ストを呼びかけたのは南ア労働組合会議(COSATU)で、「ストは、資本による全世界的投機によって引き起こされている価格の高騰に抗議するものだ」と表明している。しかし、今回のストは、じつは民衆の激しい怒りをガス抜きしようとする同組合の幹部の意図で計画された。労働者民衆の怒りがそうした「ガス抜き」をはるかに超えて大闘争として闘った結果、強力なゼネストとなったのだ。
南アでは、少数派の白人が支配するアパルトヘイトと呼ばれた人種差別の政治体制が、ネルソン・マンデラを代表とするアフリカ民族会議(ANC)を先頭とする長期にわたる闘争で打倒された。そして1994年に全人種参加の選挙を実現、それ以来ANC政権が支配している。しかしANC政権は、「民族・民主革命」の名のもとに、民族ブルジョアジーを育成し、ブルジョアジーに全権力を委ねる政策をとってきた。そして、この政権の実体をなしているものこそ、ANCそのものと今回ストを呼びかけた南ア労働組合会議と南ア共産党のいわゆる「戦略的三角同盟」だ。この三角同盟のもとで、きわめて系統的に帝国主義の資本導入と新自由主義政策がおこなわれてきたのだ。共産党が新自由主義政策の反対者であるどころか積極的推進者であることが、南アでは最も典型的な形であらわれている。ゼネストを貫徹した南アの労働者階級人民にとって、この新自由主義の先兵=共産党を打倒して前進しないかぎり未来はない。(に)
2008年8月11日23:54
Militant demonstration in Nagasaki on 8.9: Presence of Prime Minister Fukuda at remembrance ceremony condemned
8月9日の長崎原爆被爆63年の祈念式典への福田の出席を糾弾するデモは原爆被爆の午前11時2分式典が行われている平和公園の直近で式典を糾弾する怒りのデモで直撃した。「福田の祈念式典の出席糾弾」「原爆はしょうがなかった発言を許さないぞ」と何度も何度も怒りのシュプレヒコールを叩きつけた(写真)。
日帝・福田が式典への出席を強行したばかりか、原爆容認発言で昨年は出席できなかった久間が出席を強行した。イラク、アフガニスタン侵略戦争に参戦し、さらに戦争政策を拡大しようとしている帝国主義者に怒りを燃やし、参加者は固い決意で力強くデモを打ち抜いた。
デモに先立って平和公園近くの城栄公園で決起集会が開かれた。青年労働者の労働運動の力で革命をやろう、革命のためにマル青労同に結集しようという力強い呼びかけを始め気迫のこもった決意が続き、アーリーン・イノウエさんは国際連帯を強め闘うことを呼びかけた。(写真は爆心地公園の前を進むデモ隊)
2008年8月10日13:13
Anti-war/Anti-nuke Rally in Nagasaki on August 8 very successful with Arlen Inouye
被爆63周年長崎反戦反核労働者集会は、長崎勤労福祉会館に115人の労働者・学生・市民を結集し大高揚した。
集会のハイライトはアメリカから参加したアーリーン・イノウエさん(ロサンゼルス統一教員組合、校内の軍国主義に反対する連合代表)の発言。アーリーンさんは、アメリカでは企業のために巨額の予算が使われる一方で、社会福祉や教育、医療を切り捨てていることを明らかにした。ブッシュ政権のイラク侵略戦争にたいして「闘いに立ち上がらなければ」と決意し、全国の高校で軍による募兵活動が広がっていることに対し、これを阻止する行動に立ち上がったことを明らかにし「企業権力に労働者・民衆の搾取をほしいままにさせておくのか」「行動を起こさないかぎり、すべてを失います」と熱烈に呼びかけた。
「君が代・日の丸」被処分者の河原井純子さんは、今年4月の「日の丸・君が代」処分による根津君子さん解雇攻撃との闘いで闘う労働者の全力をあげた決起で解雇を阻止した勝利を報告し、自らが作った詩を朗読してともに闘うことを呼びかけた。元慶応大学助教授の藤田祐幸さんは日本政府の原発推進、核燃料サイクル政策の狙いが核武装にあることを具体的に暴いた。
国労小倉地区闘争団で国労5・27臨大闘争弾圧被告の羽廣憲さんをはじめ被爆2世の民間労働者、青年労働者、教育労働者、自治体労働者の現場からの発言は自らが現場で闘ってきた自信と確信に満ちており、参加者を勇気づけた。動労千葉特別執行委員の滝口誠さんがまとめを提起し、翌9日の福田の祈念式典出席糾弾デモを全力で闘おうという提起と11・2全国労働者総決起集会が命運をかけた闘いとして全力を挙げることを呼びかけた。(あ)
2008年8月 8日13:06
Nishigohri Branch of Buraku Liberation League National Federation file a lawsuit against Yao city
ついに8月7日、西郡支部と供託者は、八尾市を大阪地裁に提訴しました。2月と7月の、二度にわたる年金や生活費の差し押えをどうして許すことができようか。市長や住宅管理課を法廷に引っ張り出し、追及するぞ。裁くのはわれわれだ。
8月7日の提訴行動は、まず弁護士会館での「八尾市の不当な差し押えを許さないぞ、供託者と弁護団の集い」から始まりました。西郡からは供託者を先頭に30人が決起。共闘の労働者、弁護団、あわせて50人を超える仲間が集まった。
集会では弁護団が供託者と議論しながら一緒に作り上げた訴状について説明した。連帯のあいさつが全国連杉並支部のきょうだい、全学連、泉佐野市議会議員の国賀祥司さんから行われた。全国連品川支部、ス労自主労組、東京南部労組交流センターからも、熱烈な連帯のメッセージが寄せられた。
3人の弁護団は「この事件の本質は応能応益制度にある。それを認めた最高裁が間違っている。一に団結、二に団結、三四がなくて五に一蓮托生(いちれんたくしょう)、でがんばりましょう」と闘う決意の表明。
供託者が発言。「供託しているのに、滞納といって督促状送ってくるのは許せない」「郵便貯金の差し押えに、怒りがこみ上げてきた。」「郵便貯金、農協貯金も引かれてゼロにされました。団結の力で絶対に勝利を勝ち取る」「入院費を取り返す」
明け渡し裁判を闘う岡邨さんは「今回の差し押え裁判は、私らの方から国と八尾市を裁く裁判です。脅しやだましや、差別をあおることを暴露して闘いましょう。新自由主義に対して生きてやると闘う世界の労働者と連帯し、大きな運動にして、勝とう」と訴えました。青年部は、青年部で供託して闘っているA君のメッセージを代読。A君は、「国は預金は生活費と違うと言ったけれども立派な生活費です。提訴します」と宣言しました。
最後に全国連西郡支部、八尾北命と健康を守る会、八尾北医療センター労働組合から決意表明が行われた。
このあと供託者を先頭にみんなで大阪地裁に行き訴状を提出。また記者会見も行いました。 新たな闘いの始まりです。翌日の8日には八尾市の自治体労働者にビラ入れを行いました。労働者は注目してビラを受け取り、読んでいます。裁判開始は10月と予想されます。11月決起の一環として闘おう。(N)
2008年8月 7日05:58
Grand Action in Hiroshima on August 6 sends a message of "Unity of Workers" to the world
今年10回目を迎えた8・6ヒロシマ大行動は、平日にもかかわらず全国から1900人が結集し、最高の盛り上がりで大成功した。青年労働者・学生の熱烈なアピールが全体をけん引。アメリカからアーリーン・イノウエさんが参加し、8・6ヒロシマは文字通り「万国の労働者団結せよ」の訴えを全世界に発信する闘いとなった。集会後のデモでは完全武装の機動隊が二重の壁をつくって広島市民との合流を阻もうとする。6・29渋谷とまったく同じだ。しかし、あちこちでこぶしをあげ、手を振り、デモ隊に合流する人々があらわれる。本通り商店街には団結・革命・福田打倒のコールがとどろき渡り、「解放区」となった。
6日朝の福田打倒・祈念式典糾弾のデモは500人の大結集で、式典会場の福田を直撃した。8月5日の産別交流集会、青年労働者交流集会・学生集会も、圧倒的な団結をつくりだした。8・6ヒロシマを闘いぬいた労働者・学生の団結のパワーは、さらに何倍にも高まって11月1万結集へ怒濤の進撃を開始した。与田・塩川一派らは、デモもせず早々に広島から退散した。
2008年8月 5日00:48
Crackdown in Hosei Uni: Anger explodes against the judge at public trial to explain grounds for detention
8月4日、7・24法大弾圧(建造物侵入デッチあげ逮捕)の3人の勾留理由開示公判が東京地裁で行われた。逮捕された家族をはじめ、30席近い傍聴席に入りきれないほどの大結集だ。「『法政大弾圧ぶっとばせ!7・24全国集会』に参加して、私も黙ってはいられない」と集まった学生もいた。
われわれが法廷に入ると手をふったりガッツポーズで元気に応える3人の被逮捕者の仲間たち。
弁護士の追及で許し難いことが次々と明らかとなった。建造物侵入罪というが、3人のうち1人は法大キャンパスに入っていない。裁判官はこのことを認めながら、その1人についても勾留を認めている。建造物侵入未遂罪? そんな罪名があるか!
しかも裁判官は「正当な理由なく法大キャンパスに侵入」などとデッチあげているが、いざ「正当な理由とは何か」と追及されると、「これ以上答える必要ない」と繰り返すだけだ。こんなデタラメな理由で、よくも仲間を10日間も勾留したものだ。
さらに、3人が黙秘をしていることが勾留する理由だという裁判官。黙秘権の侵害だ。
逮捕されたB君の取り調べでは、「事件」のことについての取り調べはほとんどされていない。公安刑事どもは、卑劣にもB君の所属するサークルの友人の写真を見せ、「活動家の仲間を裏切れ」と迫っていることが取り調べの大半なのだ。弁護士は、このことについて「取り調べは転向強要が目的じゃないか! こんな勾留が認められるか!」と弾劾した。「勾留理由とは関係ない」としらを切る裁判官に、傍聴席の怒りも爆発。こんな弾圧絶対に許さない!
今回の公判は、7・24弾圧をうちやぶって、逮捕された3人と弁護士、傍聴席が本当に一体となって闘い、法廷を圧倒した。10日間の勾留延長を決定した東京地裁を許すな! 3人を絶対に取り戻そう! 起訴攻撃を絶対に粉砕しよう!(D)
2008年8月 4日09:23
Political rally of Japan Revolutionary Communist League on August 3 declares to join in November Rally towards World Revolution
8月3日、東西で革共同政治集会が開かれた。東京の集会には920人が、法大決戦・サミット決戦を自らの体を張ってぶちぬいた自信と確信に燃えて結集し、「次は11月だ!」と直ちに3カ月間の決戦に突入することを誓い合った。基調報告に立った木崎冴子同志は、革共同が世界革命派として職場でも街頭でも主流派に躍り出る時が来たと宣言、11月集会を「生きさせろ!」のゼネスト宣言集会として闘いとろうと提起した。大原武史同志の特別アピール、6大産別の決意表明を始め、全発言が基調報告と完全に一体となった。とりわけ青年・学生は「われわれが闘いの中でつかんだピュアなマルクス主義、これこそ革共同だ!」と、「闘う自分たちこそが党だ」という気概に満ちて発言した。この熱気と高揚を受け、集会参加者の中からその場で革共同への加盟を申し込んだ青年労働者も現れた。
集会は冒頭、
三里塚反対同盟からのメッセージに始まり、部落解放戦線、沖縄民権の会、法大弾圧弁護団から連帯のあいさつを受けた。マル学同法大支部から法大闘争へのアピール、革共同救対部から星野同志を始めとする全獄中同志奪還への訴えが行われた。最後に国鉄・全逓・教労・自治体・医療福祉・合同一般の各産別からの決意表明ののち、マル青労同・マル学同の1000人建設へのアピールをもってしめくくった。11月への方針は今や、きわめて鮮明になった。第二次国鉄決戦を柱とする体制内労働運動との職場での激突に断固として勝ちぬき、8・6-8・9広島・長崎反戦反核闘争、8・15闘争、さらに9月ワーカーズアクション、10・5三里塚闘争、10・17法大闘争と続く一連の闘いをぶちぬいて、11月1万人の革命的隊列を日比谷に登場させよう。労働者は必ず決起する! 全党あげた組織戦にうってでよう。(S)
2008年8月 1日14:41
Public trial to explain grounds for detention of 3 students on August 4
7月24日に不当逮捕された学生3人の勾留理由開示公判が8月4日に決定しました。全力で結集を。
8月4日午後2時
東京地裁
☆午後1時30分までに傍聴券交付所に集合
「法政大弾圧ぶっ飛ばせ7・24集会」の当日、5月に保釈を勝ち取ったばかりの内田君を始め3人の学生が7月3日に法政大学に「建造物侵入」したという容疑で不当逮捕された。日帝権力と法大当局は、全学連の学生の固い団結と力強い闘いにますます追いつめられて不当弾圧を極限的にエスカレートさせている。3人の学生の全員奪還に向けて全力で勾留理由開示公判に結集しよう。
2008年8月 1日14:29
The 4th oral procedure on Nishigori housing trial on July 30
住宅明け渡しと闘う第4回口頭弁論は、被告の辻西幸子さんの陳述から始まった。
今回の裁判から、従来の民事裁判のような書類のやりとりだけで終わってしまう壁を取っ払い、被告による陳述を勝ち取り、この裁判の重要性を裁判所に突きつけた。「この裁判はうちらの裁判なんや。八尾市を裁く裁判にするんや」。かつての家賃裁判の限界を乗りこえる新しい口頭弁論闘争が始まっている。
辻西さんは、「終戦直後に西郡において大きな闘いになったのは天然痘との闘いだった。1946年西郡では2千人の住民の半数の千人が天然痘にかかった」「被告の辻西幸子も、父親とこのとき天然痘にかかり、生き残った一人である」「行政は、かかった人を隔離するだけで、満足な治療も施さなかった。そのために2百人もの人が亡くなった。部落差別によって殺されたといえる事態だ」と陳述を始め、西郡の部落差別との闘いの歴史と、1965年同対審答申以前の61年に、住民の団結の力で同和住宅建設を勝ち取っていった経緯を力強く明らかにした。そして「自身の所有していた土地・建物を明け渡した者も少なくない。約40年を経て、一方的に賃料を値上げし、これに同意せずに供託し続けてきた住民の明渡しを求めることは、著しく不合理で信義則に反する行為である」と陳述を締めくくった。大きな拍手が法廷に巻き起こり、鳴り止まなかった。
法廷は、陳述する辻西さんと一緒に闘おうと、西郡からの多くの住民が決起した。労働者の仲間もたくさん駆けつけ、傍聴席を埋め尽くした。八尾市・住宅管理課の職員は、あまりの迫力に小さくなって声も出ない。
次回口頭弁論は、10月8日(水)10時半から、大阪地裁806号法廷であります。多くのみなさんの傍聴をお願いします。