38人を釈放しろ! 地裁に怒りの声とどろく
6月4日、昨年10・17法大クラス討論弾圧裁判の公判が開かれた。昨日に続き、38人逮捕への怒りの声が東京地裁内外を圧した。法廷では、先月保釈をかちとったばかりの内田晶理君が「今回の弾圧は、学生の団結をつぶせなかった権力の敗北宣言だ。私はこの弾圧を、法大ストとサミット決戦の大爆発に転化する!」と熱烈な戦闘宣言を発した。 地裁の前では、38人の即時釈放を求める署名集めとビラまきに圧倒的な注目が集まり、署名とカンパが次々と寄せられた(写真)。
公判では前学生部長の安東に対する証人尋問が続行された。安東は、事の本質が政治弾圧・思想弾圧にあることを必死に言い逃れようとして逆に馬脚を現した。全学連を学内から排除するのは「思想内容を問題にしているのではない」「問題なのはその行為だ」と言い、「中核派のことはよく知らない」などとうそぶきながら、他方でなんと『前進』を毎週読んでいることを認めたのだ。その矛盾を追及すると、「中核派が何か分からないというのはその実態が分からないという意味だ」と、必死の弁明に走る有り様だ。
さらに、大学当局が今年4月に新入生向けに配った「政治セクトにご注意」云々の文書も、安東が直接関わって作成したものであることが、内田君の追及により明らかにされた。現在の法大増田体制が旧平林・安東体制を完全に引き継ぐものであることが、安東自身の口から明確にされたのだ。この監獄大学をぶち破った5・28-29はまさに正義の闘いだ! (S)