6・20大阪 橋下打倒へ府労連労働者7千人の怒り爆発
6月20日、大阪府庁前の大阪城公園で、橋下行革と対決する府労連の総決起集会が行われた。降りしきる激しい雨の中、自治労や教労の労働者がそれぞれの分会での激しい議論を経てこの集会に参加し、府労連執行部が打ち出した5千人結集方針をもはるかに上回る7千人が大挙結集した。労組交流センターの労働者はその先頭に立ち、「労働者には府財政の破綻の責任は一切ない。なんで資本家がつくり出した財政赤字を労働者が背負わなければならないのか! 労働者の団結でこんな社会はひっくり返そう」と、ビラとマイクで結集する労働者に訴えた。「ストで反撃しましょう」「橋下を打倒しましょう」と声をかけながらビラを渡すと、集まってくる労働者は「ストライキやりましょう」「打倒しましょう」と呼応して次々とビラを受け取った(写真)。現場には橋下に対する激しい怒りが渦巻いている!
集会が終わり、デモに出発しようとした時に感動的なことが起こった。集会に参加していた教育労働者がマイクを奪い取るように握り、府庁に向かって訴え始めたのだ。「橋下! あんたは3年経てばマスコミに戻ることができるかもしれんけど、うちらは生涯ここで働かなアカンねん! うちらは数値のために働いているんとちゃう。子どもたちの未来のために働いているんや! おぼえときや!」――これこそ現場労働者のストレートな怒りだ。
この日の深夜から未明にかけて、今年度だけでも393億円もの賃金カット攻撃に出てきた橋下知事と府労連との団交が行われ、交渉は決裂した。交渉が決裂したらストライキに突入するのは労働組合として当たり前だ。しかし府労連の幹部は、「民間なら理不尽な提案があればストライキできるが、我々はお願いするしかない」などと言って"ストライキはしません"と誓う有様だ。闘いは始まったばかりだ。この日の闘争で幕引きをはかる府労連指導部の裏切りを絶対に許さない。6・29東京・渋谷デモの大爆発をかちとり、現場に渦巻く怒りと一体となって、橋下打倒へ攻めのぼろう。