6・20 勝利の第3波法大包囲デモ打ち抜く
逮捕された学生が奪還されてから一夜明けた20日、文化連盟と3・14法大弾圧を許さない法大生の会は、15人起訴に怒りを燃やし第3波法大包囲デモを打ち抜き(写真)、サミット弾圧粉砕の勝利宣言を発した。法大生と奪還された学生は全員、法大OB、OGもかけつけ、50人が結集した。 学生の決起を恐れた法大当局はこの日、校舎の出入り口を締め切り、キャンパス広場への通行を遮断。集会を妨害した。それでも、法大生は校舎の窓から鈴なりになって、奪還された学生のアピールに耳を傾けていた。
「22人が帰ってきました!」と文化連盟執行部の発言から、昼集会は始まった。逮捕された法大生は、釈放されたその日に、法大当局から処分策動のための呼び出しがかかったという。だが、文連の仲間が一緒に抗議してくれたことに「感動し誇りを感じている。そういう団結を拡大しよう」と呼びかけた。織田陽介全学連委員長は、「5・29法大闘争の33人の仲間を裏切らない団結が法大で拡大したらどうなるか。何十億の労働者の怒りと結びつく。今日のデモと6・29で世界を変えよう!」と訴えた(写真)。奪還され発言に立った学生はみな、5・29のこの団結があれば社会を変えることができると、5・29決起でつかんだ確信を次々と語った。
集会終了後、デモに出発。参加者の表情は解放感にあふれ笑顔が絶えない。「完黙・非転向で勝利したぞ!」などのシュプレヒコール。デモ隊は総長室前まで行くと「増田(総長)は出て来い!」と激しく弾劾。その後は「処分撤回! 法大解放!」「団結拡大! 法大解放!」の掛け声でスクラムデモを行った。あわてふためく警察権力の妨害をけちらし、戦闘的に最後までデモを貫徹した。世界の怒りをひとつに、起訴された15人の決起に続き6・29渋谷大デモで革命やろう!