Spain: Truck drivers'strikes develop into street battle
スペインでトラック運転手のストが暴動に発展
スペイン・ポルトガルを中心に、またフランスでも、6月9日から数万人のトラック運転手が無期限ストに入り、主要道路、高速道路の入り口、ガソリンスタンド、国境を自分たちのトラックで実力封鎖して闘っている。労働者の要求は、爆発的に値上がりしているガソリン・ディーゼル価格の引き下げ、燃料税の引き下げ、運輸最低賃金制の導入などだ。この闘いを、やはり燃料価格の高騰に抗議して漁港を封鎖するなどして闘っている漁民も応援している。これにたいしてスペインでは6月11日、政府が要求に耳を貸すどころか、ストと封鎖を暴力的に粉砕するために2万5000人の機動隊を投入したため、各地で暴動的事態へと発展している(写真)。
燃料の高騰を主な理由として闘いに立ち上がっているのは、スペインやポルトガルばかりではない。タイでも6月11日に、やはりトラック運転手数千人が数時間のストライキに決起した。韓国でも6月10日の「イミョンバク退陣! 100万人集会」と一体で、トラックの運転手がストライキに決起し、サムスンや現代自動車への供給をストップした。チリでは、トラック運転手のストライキによって銅の生産がストップ寸前まで追いつめられている。
原燃料価格と基礎的食糧品の爆発的高騰は、全世界に文字どおりの革命情勢を日々刻々とつくり出している。(な)
原燃料価格と基礎的食糧品の爆発的高騰は、全世界に文字どおりの革命情勢を日々刻々とつくり出している。(な)