韓国 ソウル大などがスト突入
韓国で、イミョンバク政権退陣6・10百万人結集に向けた「72時間リレー国民行動」が6月5日19時から全国主要都市で始まった。ソウルの徳寿宮前でのロウソク集会には5万人が集まった。ソウル市庁前広場にテントを張り、「キャンピングろう城」を開始することが宣言された。この日、ソウル大、延世大、梨花大、弘益大、西江大などの学生が同盟休業を行い、ロウソク集会に合流した。
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民主労総は4日、闘争本部会議を開いてゼネスト計画をレベルアップ。6月10日の前に組合員の総力闘争を展開し、10日から14日まで5日間、ゼネスト賛否投票を行う。YTN(連合通信)、韓国放送などの放送労組はイミョンバク政権による「放送掌握」への動きと圧力に対し闘争を宣言した。闘いは弁護士会にも拡大。「民主社会に向けた弁護士会」は、10万人を超える史上最高の請求団により、政府の米国産牛肉輸入開放を憲法違反とする審判を憲法裁判所に請求した。
これに対し政府は、4日にイーランドやKTXなどの非正規職解雇労働者とともに政府の非正規職政策を弾劾する記者会見を行った、キリュン電子労組のパクヘンナンさん(2006年11月日比谷集会参加者)を、翌5日に逮捕。
政府批判記者会見への報復措置であることは明白だ。
5日には、畜産農場で働いていたが米国産牛肉輸入開放による農場経営困難化で退職に追い込まれた労働者が、ソウル市庁前で焼身自殺を図り重体となっている。労働者人民の怒りはますます高まり、政府は追いつめられている。
(写真は6・10百万人結集を呼びかけるビラ)